
お風呂・シャワーでのシャンプーをインバストリートメントと呼ぶのに対し、お風呂上がりのヘアケアはアウトバス、洗い流さないトリートメントと呼ばれます。
ヘアクリームやヘアオイルを髪に馴染ませるこの洗い流さないトリートメントはくせ毛さんにこそ重要なヘアケア。
このページではくせ毛専門の美容師が洗い流さないトリートメントについて解説しています。
洗い流さないトリートメントの定義や、市販品や美容室で作られたものなど様々な種類がある中で特にうねる・広がる、乾燥に弱くパサパサ・チリチリになるくせ毛におすすめの商品をご紹介。
さらにダメージを受けて傷んでしまったあなたのくせ毛に、ご自宅でも可能なサロンクオリティのヘアケアもご案内します。
ページ最後までお付き合いいただき、くせ毛にぴったりの洗い流さないトリートメントを導入してみてくださいね。
目次
そもそも洗い流さないトリートメントとは?代表的な3つを紹介します
入浴中に髪を洗うシャンプー、その後のリンスやコンディショナー、トリートメントは「インバストリートメント」であるのに対し、お風呂から出て髪に馴染ませるヘアケア用品を「アウトバス・洗い流さないトリートメント」と呼びます。
洗い流さないトリートメントの代表的なものは以下の3つ。
- オイルタイプ
- クリームタイプ
- ミストタイプ
それぞれどのような特徴があるのか、またくせ毛と相性が良いものはどれなのかを解説していきますね。
洗い流さないトリートメントの代表格、ヘアオイル
お風呂から出たあとのアウトバス、洗い流さないトリートメントで最も人気が高いのがヘアオイル。
その役割は、髪を油分でコーティング、内部の水分が流出・外部からの侵入を防ぎながら、ドライヤーやコテ・ヘアアイロンの熱からも髪を保護します。
ヘアオイルを使うと手触りがしっとりなめらかになるため、乾燥しやすくパサパサ・チリチリになるくせ毛にもおすすめ。
髪が浮く、膨らむことで広がってしまうことがお悩みならヘアオイルを試してみてくださいね。
保湿力の高い、クリーム状のヘアミルク
ヘアミルクは水とオイルを混合させたクリーム状の洗い流さないトリートメント。
ヘアオイルが油分であるため、ぬるっとした手触りであるのに対し、水が多く含まれるクリームタイプのヘアミルクはさらりとしているのが特徴です。
特に強いダメージによってキューティクルが剥がれ落ちてしまった髪は水分をぐいぐい吸収する性質がありますから、水と油を混ぜ合わせた(界面活性剤で乳化させた)ヘアミルクは保湿効果が高く、乾燥してパサつく髪におすすめ。
一方、くせ毛に関しては注意が必要。
くせ毛は梅雨の湿気や雨、湿度に弱いのですがその原因はくせ毛の髪の内部のタンパク質の構造にあります。
髪内部の水分を吸収しやすいたんぱく質(Oコルテックス)と、乾燥しやすいたんぱく質(Pコルテックス)がくせ毛の場合には不規則に並んでいるんですね。
まっすぐストレートな直毛さんはバランス良く並んでいるのに対し、くせ毛はこの2つのたんぱく質のバランスが悪いために髪がうねってしまうんです。
そのため、くせ毛さんが水分の多いヘアミルクを洗い流さないトリートメントとして選んだ場合、髪のパサつきはなくなるもののうねりが悪化することも。
くせ毛だけどヘアミルクを使っていて、さらりとした手触りでしっとりまとまる、でもどうにも髪のうねりが気になっているという場合は一度、ヘアミルクからヘアオイルに変えてみる問題が解決する可能性がありますよ。
もうひとつの洗い流さないトリートメント、ミストタイプ・ヘアウォーターとは?
最後の洗い流さないトリートメント、ミストタイプ・ヘアウォーターは寝癖直しとしても知られています。
文字通り、ほぼ水のようなヘアウォーターはスプレータイプのものも多く、寝癖が立っている髪に簡単にシュッとミストにして吹きかけるだけでスタイリングできるのが特徴。
その他の洗い流さないトリートメントと同じように、保湿・毛髪補修成分を含んでいるものもたくさんありますね。
朝の忙しい時間に簡単にスプレーで吹きかけるだけのミストタイプのヘアウォーターですが、くせ毛との相性はどうなのでしょうか。
水分の多いヘアウォーターは保湿、という点では問題ありませんが、やはりくせ毛の髪質、ヘアミルクでご案内したその構造との相性はよろしくありません。
髪が濡れることで浮いたり膨らんでいた髪は落ち着くものの、くせ毛のうねりは悪化。
寝癖直しとして使う分には良いですが、くせ毛を直すための洗い流さないトリートメントとしては効果が薄いです。
一番手軽に使えるヘアウォーターはくせ毛ではない、それから髪のダメージがあまりない場合にはおすすめですが、傷みやすいくせ毛にはあまり向いていません。
3つの洗い流さないトリートメントの特徴を比較表にしてまとめました。
洗い流さないトリートメントの種類 | 特徴 | くせ毛との相性 |
ヘアオイル | 油分で髪をコーティング、水分の流出・侵入を防ぎ、ドライヤーなどの熱から髪を守る | ◎ |
ヘアミルク | さらりとして手触りで髪の保湿ができるため、乾燥・パサつく髪に向いている | △ |
ヘアウォーター | 最も簡単に使える洗い流さないトリートメントで保湿効果も◎ | × |
くせ毛専門の美容師として僕が洗い流さないトリートメントにプリュムヘアオイルを作ったのもこうした理由から、です。
洗い流さないトリートメントの基本的な使い方を美容師が解説
お風呂から出た後のアウトバス、洗い流さないトリートメントの基本的な使い方について紹介しておきます。
洗い流さないトリートメントの絶対的に正しい使い方、ルールはありません、あなたのヘアケア方法に合わせてお使いいただいて全然OK。
美容師観点からのアドバイス、として参考までにお読みください。
シャンプー・トリートメント後、ドライヤーでブローする前につける
基本的には、お風呂・シャワーでシャンプー・トリートメントをした後、タオルドライをした髪に洗い流さないトリートメントを馴染ませます。
ドライヤーでブローする前に洗い流さないトリートメントを使うことで「熱」のダメージから髪を保護できますよ。
洗い流さないトリートメントの付け方
- 濡れた髪をタオルドライ
- 髪をくしでとかす
- 再びタオルドライ
- 洗い流さないトリートメントつける
- ドライヤーで乾かす
いつものドライヤー前にタオルドライをして洗い流さないトリートメントを使うだけ、難しくはないですね。
美容師視点での入浴後の洗い流さないトリートメントフローをご案内します。
まずお風呂・シャワー後に、しっかりとタオルドライ。
髪がびしょびしょに濡れたままで洗い流さないトリートメントをつけても、うまく浸透しません。
次に目の粗いくしで、毛先→中間→根元の順にくしで優しく髪をとかします、注意点として髪を強くといてはダメ。
くせ毛だとただでさえダメージを受けて傷つけやすいところに、更にダメージを与えることになります。
髪をといた後にもう一度、タオルドライをして洗い流さないトリートメントを髪に馴染ませ、ドライヤーブローで髪を乾かしましょう。
もう1つの洗い流さないトリートメントの使い方、ヘアセットの前に
洗い流さないトリートメントは必ずしもお風呂上がり・シャワー後である必要はありません。
ヘアセット前に使ってアイロンやコテ、ドライヤーの熱から髪を守りましょう。
くせ毛の場合は特に傷みやすい髪質であることから、洗い流さないトリートメントを使うことでドライヤーなどの熱やヘアセット時のくしとの摩擦などから髪を守ることができます。
髪の滑りも良くなるので、切れ毛の予防にもなりますよ。
くせ毛の洗い流さないトリートメントならプリュムヘアオイル
洗い流さないトリートメントの代表格である3つを紹介したときに、ヘアオイルがくせ毛にはおすすめであることを紹介させていただきましたね。
これまで多くのくせ毛のお客様のヘアカット・スタイリングを担当してきた僕は、市販品で納得できず、お客様の声を伺いながら自分でヘアオイルを開発してしまいました。
それがプリュムヘアオイルです。

本当に時間をかけて試行錯誤の重ねて、難産の末に生み出したこのプリュムヘアオイルについて語らせてください。
多くのくせ毛を見てきた美容師が成分にこだわって作ったヘアオイル
まず最初に断言します、くせ毛のお客様を担当してきた僕はプリュムヘアオイルを開発するときに徹底的に成分にこだわりました。
以下の3つがプリュムヘアオイルの3つの主な成分です。
- シルク
- ケラチン
- コラーゲン
ケラチンは髪の内部の傷んだ髪を内部から補修、シルク・コラーゲンが皮膜を作って髪の内部からの水分・必要な成分の流出と外部からの水分流入を防ぎます。
実際にお使いいただくとすぐわかりますが、プリュムヘアオイルを馴染ませてドライヤーで乾かすと、手触りが悪くゴワゴワしていた髪がしっとりとまとまりの良い状態になりますよ。
こちらは僕の美容室にご来店されたお客様のうねって広がるくせ毛に直接、プリュムヘアオイルを馴染ませた状態。
しっとりとツヤのある髪になっているのがお分かりいただけるのではないでしょうか。
洗い流さないトリートメントであるプリュムヘアオイルに加え、お出かけ前のヘアセットにプリュムワックスをお使いいただくとくせ毛さんのための最強の組み合わせ、2STEPアウトバストリートメントが完成します。
スタイリングと同時にヘアケアもできるワックスも使用してみた
あなたはヘアセットのためのスタイリング剤に何を使っていますか?
女性用のスタイリング剤としてワックスが非常に人気がありますが、美容師として僕はくせ毛さんのためにプリュムワックスを開発しました。

プリュムワックスにも水は使われておらず、以下の成分で作られています。
- ワセリン
- ホホバオイル
- アルガンオイル
- ミツロウ
- 酢酸トコフェノール(ビタミンE)
くせ毛の弱点である髪の乾燥に対し、保湿成分がしっかり含まれていることから、スタイリングをしながらしっかり保湿・ヘアケアができるのがプリュムワックスの特徴。
ワックス、と聞くと「キツい匂いが苦手」「ベタベタする手触りが嫌」と思われがちですが、そこはご安心を。
無香性にこだわり、手触りも極力べたつかないサラりとしたものに仕上げました。
このプリュムヘアワックスと洗い流さないトリートメントとしてのプリュムヘアオイルの組み合わせが2STEPアウトバストリートメントです。

2STEPアウトバストリートメントはくせ毛さんでも特にパーマやヘアカラーなどの髪のおしゃれを楽しんでいるあなたに最適。
縮毛矯正を含むパーマ、白髪染め・ヘアカラーは美容室の施術の中でも髪へのダメージがトップクラスに強いもの。
ただでさえダメージに弱いくせ毛にとって、これらの施術は非常に重い負担になります。
蓄積し続けた髪のダメージが爆発すると髪のうねりはより一層ひどくなり、乾燥してパサパサ・チリチリの手におえない状態に。
髪のおしゃれを楽しみたいなら、ぜひこの2STEPアウトバストリートメントをお試しください。

実際にご利用いただいたお客様からの口コミ・体験談
ニックネーム : るい様からの投稿
癖毛がよくまとまってスタイリングも楽です。とくに雨の日は重宝します。アトピーですが、痒くもなりませんでした。
レビュー投稿日:2021年10月1日
ニックネーム : ハナ様からの投稿
白髪染めのたびに縮れていく髪の毛…
特に前髪生え際の産毛が伸びないチリチリが悩みでした
あらゆるオイルやワックスを使いましたが納得いかず
もちろん美容室のトリートメントもしてましたが時間とともに元通り
ストレートアイロン カールアイロンで毎日セットしても崩れるばかり
加齢と諦めていたところ ネットで見つけて注文しました
初日から 久しぶりのサラサラヘアに感激
まだまだロンクヘアで頑張れそうです
触りたくなるサラサラヘア ありがとうございました
レビュー投稿日:2021年11月8日
この他、商品詳細ページにお客様からいただいた率直なご意見、口コミ・体験談を掲載していますので、ぜひご覧くださいませ。
洗い流さないトリートメントとくせ毛、まとめ
お風呂上がりのアウトバス、洗い流さないトリートメントの特徴とくせ毛の関係について紹介させていただきました。
洗い流さないトリートメントの3つの代表的なヘアケア用品、ヘアオイル、ヘアミルク、ヘアウォーター。
くせ毛の髪の特徴を踏まえるとその中で一番相性が良いものはヘアオイルです。
多くのくせ毛のお客様のお悩みを伺ってきた美容師の僕は、自分が納得できる商品としてプリュムヘアオイルを開発、保湿・毛髪補修成分にこだわり、市販品とは一線を画すものを作ることができました。
もしこのページをご覧いただいているあなたのくせ毛の髪の傷みがひどい、それからパーマやヘアカラーといったダメージの大きな髪のおしゃれをお楽しみなら、スタイリング剤にプリュムワックスをお使いいただき、2STEPアウトバストリートメントをお試しください。
毎日、洗い流さないトリートメントとヘアセットだけでなく保湿・ヘアケア効果もあるワックスで、ご自宅でサロンクオリティのヘアケアが可能になります。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
