
同じ髪型でもヘアカットの次第で、髪のまとまりやすさは大きく変わります。
このページでは現役美容師さんに、まとまりやすい髪型はどうやって作るのか、解説してもらいました。
重めのヘアスタイルにすれば髪の毛は広がりにくくなるものの、単に髪がまとまれば良いという話ではありません。
おしゃれに見えて、それぞれの髪のお悩みをカバーできる髪型作りのポイントを見ていきましょう。
- ヘアメイクアーティスト
- Genki@geeeeenkii
- 渋谷CALAMARIの代表。
ブリーチやカラー、似合わせカットが得意。

CONTENT
ショートヘア、ボブを選んだときにまとまりやすい髪型にする方法
最初はこちらのお客様、くせ毛で毛量が多く、さらに剛毛であることが原因で、髪のまとまりにくさを感じていらっしゃいました。
ショートヘアやボブの場合、いかに頭を小さく見せるかが、まとまりやすい髪型を作るうえで重要なポイントです。
施術前の髪型については、美容室で髪質のせいでまとまりにくいこと相談すると、ボブをすすられてこの髪型になったとのこと。
しかし、髪の毛を伸ばすと毛量が多いことで、自分では手に負えなくなってしまい、結局は毎日、髪を結んで過ごすという方も少なくありません。
こちらのお客様は40代女性、肩上のショートヘアにカットして若見えするように仕上げました。
最初のお客様もそうですが、ショートヘアやボブの場合は頭を小さく見せるようにカットすることでまとまりやすい髪型に仕上がっています。
ボブは一見、まとまりやすいヘアスタイルだと思われがち、しかし、毛先が揃っていれば髪がまとまりやすくなるわけではありません。
くせ毛の髪質になるとうねりも加わってしまうため、ただ重めの髪型にしても、美容室から帰ったあとになんだか頭が大きく見える、髪型が垢抜けないと感じてしまうことに。
こちらのお客様もほんの少しのカットの工夫だけで、頭が小さく見える綺麗な髪型に仕上がりました。
ショートヘアやボブはちょっとしたカットの違い、小さな頭に見せることを意識するだけで、印象が大きく変わりますよ。
くせ毛のうねりで広がる髪をまとまりやすくするには
くせ毛の髪質だとボリュームが出やすいため、ヘアカットのときに髪をすいてもらいたいという方が少なくありません。
ですが、髪をすきすぎてしまうと毛先が広がりまとまりにくくなってしまいます。
くせ毛のうねり、広がりを抑えてまとまりやすくするなら、ちょっと重めなヘアスタイルにしてもらうと良いですよ。
大切なのはバランス、重すぎてしまっては垢抜けない雰囲気になってしまうのでオーダーの際にはくれぐれもご注意を。
美容師が見てきたまとまりにくい髪質とは
髪をすくことは悪いことではないものの、すきすぎてしまったり、ハサミの入れ方が悪かったりすると毛先がパサつき、傷んだ髪のように見えてしまいます。
髪の状態や髪質がまとまりやすいと、どんなヘアスタイルでもヘアセットに困ることはありません。
しかし、縮毛矯正をかけるほどの強いくせ毛の髪質だとそうはいきません。
縮毛矯正をかけた後、さらに髪をすいたとしても髪がまとまらないとお悩みになる方もいらっしゃいます。
くせ毛の髪質や縮毛矯正やパーマ、ヘアカラーなどの施術でダメージを受けて傷んでしまった髪をうまくまとるにはどうしたら良いか。
髪ナチュラ編集部がおすすめする方法は、プリュムヘアオイルを使ったあと、さらにプリュムワックスでのヘアセット・
3,500円(税込)〜
ヘアバームタイプのワックスなのでカチカチに固まることはなく、ふんわりナチュラルな髪型作りにぴったり。
ヘアセットをすることで、配合している天然由来の植物オイルが髪へ浸透、保湿・ヘアケア効果も期待できます。
パサついてまとまらない髪にお悩みならぜひ試してみてくださいね。
ロングヘアをまとまりやすい髪型にするコツコツ
ロングヘアに縮毛矯正をかけたものの、くせ毛部分がが目立つほど伸びたこちらの女性、カット前の髪型はまとまりが悪くなっていますよね。
そこでまずは毛量調整カット、髪をすいて減らしました。
長さはほとんど変わっていませんが、毛量を少なくしただけでぐっとまとまりやすい髪型に仕上がりました。
ショートヘアの場合もお話しましたが、大切なのはバランス、髪をすきすぎてしまっては逆にまとまりにくい髪型になってしまいます。
すきバサミで髪をすいて毛量調整をすることが、髪がまとまらなくなる原因ではありません。
全体的なバランスを考えて毛量調整をすることで、重さを残しつつ、まとまる髪型に仕上げられます。
こちらのお客様は、髪の毛を伸ばしたいから、できるだけ長さを変えたくないとのことでした
しかし、Before画像でお分かりいただけるように毛先が広がってスカスカ、こちらはまとまりやすい髪型になるよう調整カット。
あとはヘアカラーしかしていません。
ヘアカラーにはツヤを強調しやすい髪色を選び、プリュムヘアオイルを馴染ませてドライヤーでブローしただけの状態がAfter画像です。
毛先まで美しく、まとまりのあるスタイルに仕上がっていますよね。
髪がまとまりにくい原因とは?
まとまりにくい髪になっている原因として考えられるものに、髪へのダメージが挙げられます。
美容室での縮毛矯正やパーマ、ヘアカラーによる薬剤や熱によるダメージは非常に大きく、正しいヘアケアをしていなければ髪はすぐに傷んでしまいます。
そんな傷んだ髪でも、縮毛矯正の場合は髪が伸びてくると施術を受けなければならないため、ますます髪が傷んでボロボロ、チリチリの縮れ毛・ビビリ毛になってしまうことも。
髪が傷んでしまっていても、トリートメントやヘアオイルでシリコンが髪をコーティングしていると、美容師でも髪の傷み具合を正しく見極められないこともあります。
そのため、美容室で髪へのダメージの強い施術を受ける前には、必ず美容師さんにご自身の髪質や髪の状態、施術履歴などを伝えるようにしましょう。
髪の毛は死滅細胞なので、縮毛矯正やパーマ、カラーなどの施術で傷んでしまうと自己再生はできず、ヘアケアをしなければボロボロになっていく一方です。
これは、施術を受ける前に知っておいた方が良い情報であることは間違いありません。
髪が傷みにくい縮毛矯正や、施術を繰り返すと髪色が綺麗になるカラー剤といったものもありますが、髪が傷む、ということは変わりません。
結果、髪がまとまりにくくなってしまうのでくれぐれも注意してくださいね。
乾燥してパサパサでまとまらない髪のヘアカットの注意点
髪が広がってしまうのは、多くの場合、乾燥が主な原因です。
しかし、毛先がパサつくのは乾燥だけでなく、ヘアカットが原因である可能性もあります。
毛先が広がり、パサパサ・ボサボサに見えてしまうからと、美容室のサロントリートメントをご利用される方は少なくありません。
しかし、サロントリートメントは、髪をコーティングするその場しのぎの「一時的」な施術です。
まとまりやすい髪型にするため、毛量調整をして全体的なデザインを考えたヘアカットをしてもらうようにしましょう。
こちらのお客様は毛量調整、頭を小さく見えるように意識しつつちょっとだけ重ためにヘアカット、2か月経過した後でもこのようにまとまる髪型をキープできるようになりました。
まとまりやすい「おしゃれな」髪型を作ることが美容師の仕事
まとまりやすさだけを重視するなら重ためにヘアカットをすれば良いです。
しかし、重たく見える髪型はどうしても垢抜け感が出しにくいもの。
美容室でおしゃれでかわいい髪型にしたいとご来店いただくお客様にとっては、ただ単に髪を切るだけになってしまいます。
「おしゃれで」まとまりやすい髪型にすること、これこそが美容師の仕事。
ヘアカットでまとまりやすいだけでなく、おしゃれに見える髪型に仕上げられればお客様にとっても、美容師にとっても嬉しい限りです。
そのためにも、髪質や髪の状態をできるだけ詳しくオーダー時には伝えるようにしてくださいね。
それでも髪質、髪の状態によってはヘアカットだけでまとまりやすい状態にできないこともあります。
その場合は髪ナチュラ編集部がおすすめする、傷みやすく乾燥に弱いくせ毛の髪質に悩むお客様のカット、スタイリングを担当してきた美容師が作ったプリュムヘアオイル&プリュムワックスをお試しください。
9,300円(税込)〜
9,300円 (税込)
9,800円 (税込)
2STEPアウトバストリートメントというこの組み合わせは、毎日のヘアケア、ヘアセットに取り入れるのも簡単。
使いつづけることでサロンクオリティのヘアケア・ヘアセットを実現可能、まとまりやすい髪型を作りやすいだけでなく、ツヤとまとまりのある健やかな髪へと導いてくれますよ。
まとまりやすい髪型、まとめ
どうしてもまとまらない、ヘアセットに時間がかかることにお悩みの方のため、現役美容師さんにまとまりやすい髪型について解説してもらいました。
まとまりにくい髪になってしまう原因は、大きくわけて3つ。
- くせ毛や多毛、剛毛などの髪質
- パーマや縮毛矯正などの施術によるダメージ
- ヘアカットの際に髪をすきすぎた
いずれの場合も、まとまりやすい髪型にするためにはヘアカットと正しいヘアケアが重要です。
広がりやすい髪質の場合、髪をすくなら全体的なデザインを踏まえた上で適度にすいてもらい、ちょっとだけ重めの髪型にしてもらいましょう。
ダメージで傷む髪には正しいヘアケアを、髪ナチュラ編集部おすすめのプリュムヘアケア「2STEPアウトバストリートメント」は取り入れるのが簡単で続けやすく、髪がまとまりやすくなるだけでなく、ツヤとまとまりのある健やかな髪を目指すことができます、ぜひ試してみてくださいね。
9,300円(税込)〜
9,300円 (税込)
9,800円 (税込)