
骨格を髪の毛で隠そうとすると「くらーく」みえます
形は卵型にすることをおすすめします。
前髪も斜めに切りましょう。
「エラが張っている」
というのがお悩みだった女性から
後日ご感想をいただきました
↓
エラが張っている骨格の女性は男性的な印象に見えてしまう特徴があります。
だからこそ丸顔の女性では出せない綺麗系の髪型が良く似合います。
たとえば長谷川京子さん。
エラ張りの特徴は頬骨やあごが角ばっているようにも見えてしまうところですが、痩せすぎてしまうと輪郭を強調しすぎるため食生活も改善しないといけない。
疲れた印象を持たれやすいので顔を隠しすぎる髪型はおすすめしません。
▼特にやってはいけないデザインです。
・重めの髪型、特にボブ
・前髪厚め、広め、パッツンのカットライン
※とっても長い記事となるため時間がない方はカット三万円美容師戸来の『髪と心のBEFORE→AFTER画像集』がおすすめです。
よくいらっしゃるのは「エラ張りが気になるから顔を隠したい」というオーダーです。
隠すとエラは見えなくなりますがわざとらしいデザインのヘアスタイルは野暮ったさが勝ってさらに、ダサい髪型となってしまう。
ですから上記のような長谷川京子さんのように前髪を斜めにカットをすることで四角い輪郭に三角シルエットを強調するデザインを選び、眉毛を見せることで表情の豊かさを表現するようにすることをオススメする。
なぜ芸能人で解説するのか?というのは
「容姿がもともといいから」や「上手にスタイリングをしているから似合うのだ」
と思っている一般の女性にわかりやすく似合う似合わないを説明をしたいからです。
もともとの素材やスタイリング、髪の毛のセットをしてもらえる芸能人ですが、確かに一般の女性には真似をできない場合があります。
ですからここでは髪質や骨格に悩んでいてもエラ張りでもどのようなところを注意すればいいのか?
前髪や全体のシルエットをどう作ればいいのか?
自分に似合うショートやボブが分からないで何となくヘアカタログを眺めている女性が多いのですが、載っている髪型はすべて髪質は考慮されていない。
再現することはできない。
骨格や髪質によって似合う似合う似合わない髪型がある。
芸能人で比較をすればより伝えやすいかなと、
今回の記事ではエラ張りで悩んでいる方へ詳しく解説しようと思う。
エラ張り似合う髪型・前髪について
まずは前髪から行きます。
エラ張りの顔型や下膨れに悩んでいる女性はパッツンや重めの前髪は禁止です。
四角い顔型をさらに四角く<コケシ>とも言われるヘアスタイルになってしまうからです。四角いシルエットで困っているのに角ばった前髪を作ってしまうと強調するんです。
ですので前髪を作る際は目尻が隠れるくらいの絶妙な長さにするのが好ましいのですが
「目にかかって邪魔」と思ってしまいますよね。長持ちもしにくいです。
ですがデザインによっては下を見ても気になりません。
このような前髪は維持が普通よりも大変ですが作ったほうが似合うことがわかります。
前髪で理想的な輪郭に近づけることが可能です。
少しの我慢をすれば特に前髪は一センチでも長さが変わると顔の表情、見え方が変わります。
このように四角いシルエットの髪型はある種の雰囲気を出すことはできても似合わせを考えるとすべてに女性に適応するとは考えにくいです。
もともと顔が小さい女性でしたらモードだったり、黒い服装でオシャレで狙った感じにも見せることができますが、顔型に悩んでいて特に今回のお題でもあるエラ張りを誤魔化したい女性にはおすすめをできません。
お人形らしさはでますよね。
コンプレックスはさらけ出すことによって印象を濃くすることは可能ですがそこを狙っていない場合は隠す選択をしましょう。
下にボリュームが出る髪型(Aラインともいわれている)はよりエラを強調してしまうのです。
ではエラ張りに似合う前髪とは?
やはりこのようにひし形に近づける髪型が似合う。同じ人物でも前髪や長さ、形が変わるだけでも変化が出ますよね?
髪色の効果もありますよね。男性っぽくも見える骨格なので柔らかさを出す意味で髪色を明るくするのもおすすめです。
長さは半端なボブよりもショートボブをお勧めします。なぜならエラ張りを隠すことができるからです。
中途半端なボブにする場合はサイドにボリュームを出しましょう。
でもスタイリングが苦手な女性は再現しにくいかもなのでそこはセット法を切った美容師さんに聞くか見て学ぶかをして再現性を高めていく必要があります。
顔は隠すと暗い印象になるので全体の形をひし形にすることが重要です。
エラ張りで悩んでいる女性がもし、ショートやボブで悩んでいる場合はボブではなく顎ラインの長さ(ショートボブ)にしてみましょう。
短すぎる髪型もエラを強調してしまいますので注意が必要です。
前髪には隙間をあけます。そして先ほども述べていますが目じりを囲う「ラウンド」の前髪がいいと思います。
四角く見えてしまうエラ張りには緩やかなラウンドした前髪が似合います。
そろそろいっていることがわかっていただいたのではないでしょうか。
斜めの前髪とまっすぐなラインで作る前髪とでもう一度比べてみてくださいね。
あとは人によって好みが変わってきますので美容師である僕は自分の意見だけを押し付けるのではなく似合う似合わないを一緒に考えていこうと思います。
では
エラ張りに似合うショートの髪型について
ショートヘアもさまざまあります。前髪を短めにしてもエラを隠すポイントとしては全体のシルエットの気を配っていきましょう。
似合わせは正面だけで考えてはじいけないです。
もし前髪が目にかかる長さが嫌いな女性がいらっしゃるのでしたら
このように
前髪をセンター分け、寄りに伸ばして耳にかかるくらいにする。
これはショート限定でおすすめをする前髪です。
毛量が多くて髪の毛が広がってしまう女性がセンターわけにすると格好が悪くなります。
次にこちら
このように短めにしてみてもいいかもしれませんね。
潔く短くすることで垢抜けた印象になります。
まとまりを重視したカットはリスクが少ないですし、梳くというカット技術はとても難しい。
けどコンプレックスがある骨格や顔の女性には必須の技術なためMAXでは毛先を動かすカットをすることがほとんどです。
もしショートボブにするなら顎のラインでカットをしてもらいましょう。
コテやストレートアイロンで毛先を巻いたときにちょうどいい長さを的確に切ってもらわないといけません。
スタイリングをしていないときでも似合う髪型はセットもしやすいのでセットありきの髪型ではなく適当に乾かしただけでどのようなデザインになるのか?を見せてもらいましょうね。
ブローやコテ巻きを一生懸命してやっと似合う髪型になるのではなく何もしていないときにどうなっているのか?にこだわりましょう。
このようなボブは少数の方には個性も出て魅力的にも見えます。しかしくせ毛や剛毛、多毛の女性はできない。
美容院帰りではきれいに艶も出てまとまるかもしれませんが日常生活では後ろ姿や正面から見て頭が大きくも見えてしまう。
それにエラは強調されてしまいます。
ボリュームを抑えすぎてしまうと頭の形だけではなく面長、ベース型にもなってしまいます。
重めのボブは跳ねにくいのですが似合わせを考えるともう少し赤い線のようにボリュームを上にあげたいです。
一般の女性で比較してみます。
横顔は似合う雰囲気を作る意味で非常に重要です。
前髪は正面からの似合わせですが横顔は雰囲気だけではなく骨格にも似合っていないとしっくりきません。
雰囲気の全体は横顔で決まるといっても過言ではない。
下膨れやエラ張りの女性は顔の下にボリュームが行きますので横顔は後頭部に高さを出していくようにデザインをします。
顔の下にボリュームがダウンしてしまうので髪型でリフトアップをしていきます。
だからメリハリを出すように前下がりのショートボブにさせていただきました。
ほかにも
このようにボブからショートにしてみるにはいかがでしょうか?
ボブでは輪郭を隠すことができないだけではなく正面から見たときにはエラ張りを強調してしまい、毛量が多くて硬い髪質の女性はスタイルも悪く見える場合もあります。
40代以降の女性でも20代の女性のショートでも同じことを言えますがメリハリを出していきましょう。
まとまりを重視するのも大事ですが似合うヘアスタイルになるためのデザインをしていきたいです。
その作ったヘアスタイルがセットがやりやすいのか?やりにくいのか?はもちろん作り手である僕のカットの仕方や提案がマッチしているのか?
ショートは特に骨格が出やすいので髪質も見極めてカットをしていかなくてはいけない。
エラ張りが気になって髪型の自由がない女性はまずは本当にエラが張っているのか?を確認してもらう必要があります。
ほとんどの方がそのコンプレックスがどっちかというと長所だったりします。
ショートにできない女性はそのエラが隠すことができる長さと横顔や後ろ姿のバランスを考えてカットをしてもらいましょう!
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