
毎朝、時間をかけてコテで作るかわいい巻き髪、そのカールをキープするためにあなたはどんなスタイリング剤を使っていますか?
ヘアスプレーやヘアウォーター、ムースなどいろんな種類がありますが、おすすめはズバリ、ワックスです。
このページでは美容師がコテで作る巻き髪のカールをキープするためのスタイリング剤にワックスがおすすめである理由について解説しています。
コテで巻き髪のカールを作るときの基本はふんわりとした女性らしいヘアスタイル。
そんなナチュラルなふんわり感を出すにはヘアバームタイプのワックスがおすすめです。
その他のスタイリング剤や、ワックスといってもいろんな種類の中からなぜ、ヘアバームタイプがおすすめなのか、その理由を紹介します。
毎日、コテで作った巻き髪のカールがすぐ取れてしまうお悩みをお持ちならぜひページ最後までお付き合いくださいませ。
CONTENT
美容師がコテで作った巻き髪カールのキープにワックスをおすすめする理由
コテを使ったふんわりくるりとした巻き髪は女性に人気のあるおすすめのヘアスタイル。
毎朝、コテで巻いてカールを作ったときのスタイリング剤にあなたは何を使っていますか?
くるっとカールした巻き髪はスタイリング剤が合っていないとすぐに崩れてしまいますよね。
このページでは、そんなコテで作る巻き髪カールヘアにおすすめのスタイリング剤、ワックスについて美容師が解説していきます。
巻き髪にはスプレー?ジェル?いえいえ、ふわっと仕上がるワックスがおすすめ
女性のヘアスタイルのためのスタイリング剤はたくさんありますが、巻き髪にはスプレーやヘアウォーターなどがよく使われています。
コテで巻き髪を作ったあとシュッと吹きかけるスプレーは簡単に使えて便利ですよね。
しかし、実際にスプレーで仕上げると髪がカチカチに固まってしまうこと、梅雨や夏に汗をかいてスプレーした髪につくとベタベタになってしまうデメリットがあります。
そんな髪のカチカチ・ベタベタが嫌だからとヘアウォーターを選ぶ人もいらっしゃいます。
ヘアウォーターはさらりとした使い心地で軽く、サラサラの仕上がりになるのがメリット。
その一方で、髪型のキープ力についてはスプレーより低く、水分主体で出来ているため雨の日にはすぐに髪が崩れてしまいます。
女性らしいふんわりとしたナチュラルな巻き髪のカールをキープするならヘアバームタイプのワックスを試してみてください。
ワックスと聞くと、メンズのスタイリング剤のイメージが強く、ベタベタの手触りやきついにおいのせいで敬遠されることもありますが、それは女性向けの正しい種類ではないから。
カチカチに固めるハードタイプや、男性の短い髪をしっかり維持するベタベタのマットタイプではなく、使い心地がさらりとしているヘアバームタイプこそ女性のヘアセットにぴったり。
実際にヘアバームタイプのワックスでスタイリングをすると、ヘアウォーターのようなさらっとした仕上がりとスプレーとまではいかないまでもしっかりと髪型をキープすることが可能。
さらにワックスをお使いいただくメリットとして、一度ヘアスタイルが崩れてしまっても少し濡らして手ぐしを入れると髪型を作り直すことができます。
仕上がりもふんわりとしたナチュラルな髪型になるため、コテで作った巻き髪のスタイリングにはワックスが本当におすすめですよ。
コテを使った巻き髪・カール作りのポイントを美容師が解説
コテで作った巻き髪のスタイリング剤のお話からスタートしましたが、コテの使い方は大丈夫でしょうか?
念のため、美容師がコテを使った巻き髪・カールの作り方を簡単に説明しますね。
ドライヤーでブローしてから少しずつコテで髪を巻く
巻き髪のカールをできるだけ長くキープするためのコテを使った髪の巻き方には、いくつかポイントがあります。
- 髪を巻く前にしっかり髪を乾かす
- 巻くときは少しずつ
- 巻いたあと少し時間を置いてからほぐす
カールをキープするための巻き方のポイント1つ目は、コテで巻く前にしっかり髪の毛を乾かすこと。
スタイリング前には寝癖や髪の毛を結んでいた跡などをとっておくのがコテ巻きヘアを美しく仕上げるためには大切です。
実際、スタイリング前には余計なくせはとっておく、という方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
その時には髪の毛を水で濡らしますよね。コテ巻きする時には、髪を濡らしてくせを取ったらしっかり乾かすようにしましょう。
濡れた状態の髪では髪の毛の形状を変えることはできません、つまりコテで髪を巻いても、跡がつかないということです。
コテは髪の毛の水素結合という性質を利用して髪の毛の形状を変えています。
水素結合とは、髪が濡れている時には結合が解除され、乾いた時に再結合するというもの。
コテ巻きでは、熱で髪内部のわずかな水分を飛ばすことで髪の毛の形をカールやウェーブに固定しています。
髪が乾いていないまま、濡れた髪でコテを使っても、カールがうまく作れなくなるのはそのためです。
また髪が濡れたままだと乾いた髪の毛よりも熱によるダメージが大きくなります。
その原因はたんぱく質の熱変性。
お肉や卵は熱を加えると硬くなったり焦げたりしますよね。
お肉や卵と同じくたんぱく質で出来ている髪の毛は、熱を加えるとこれと同じような変化が起こります。
濡れている髪の毛にコテの高温の熱が加わると、約60℃からたんぱく質変性が起きてしまい髪はダメージを受けてしまうことに。
髪は再生することのない死滅細胞で作られているため、一度傷んでしまうと肌のように元に戻ることがありません。
ダメージを与えないよう細心の注意を払って毎日のコテでの巻き髪作りをしてくださいね。
カールをキープするための巻き方のポイント2つ目、それはコテで巻く時には「少しずつ」巻くこと。
コテを使っているとどうしても時間が気になってしまい、一回に巻く髪の束の量を多く取ってしまいがち。
実際、ヘアセットをする朝は忙しく、コテを使って巻き髪を作るのは時間がかかるため、できるだけたくさんの髪を巻いてしまいたくなる気持ちは分かります。
しかし、焦ってしまうと何も良いことはなく、結果として余計に時間がかかる、出来上がった巻き髪がすぐにヘタるなどの原因になりかねません。
先に説明をさせていただいた通り、コテは熱を使って髪の毛の内部の水分を飛ばすことで髪の形状を変えるもの。
一度にたくさんの髪の毛を挟むと、挟んだ髪が厚くなることで熱があまり当たらない髪の毛が出てきてしまいます。
髪を綺麗に巻くには熱を均一に通してあげることがポイント。
コテを使う時はブロッキングをして、均一に熱が通るような量で髪を巻くように心がけましょう。
カールをキープするための巻き方、最後の3つ目はコテで巻いたあとは少し時間を置いてからほぐすこと。
苦労してやっと巻き終わったくるくるの髪の毛。
今はルーズな巻き髪が流行していますから、早くほぐして理想のヘアスタイルに整えたいですよね。
しかし、髪は冷めた時に形が固定されますから、コテで巻いた後は冷めるまで髪を触らずに時間を置きましょう。
髪が完全に冷めたらほぐしてOK、スタイリング剤を使って最後の仕上げにかかりましょう。
巻き髪作りのためのコテは基本、3秒経ったら外しましょう
コテを使った巻き髪作りの基本を紹介させていただきましたが、おしゃれな髪型であると同時にヘアセットに時間がかかります。
少しずつコテに髪を巻いていくので時間がかかるのですが、コテをどのくらいのタイミングで髪から外せば良いか、ご存知ですか?
コテで髪を巻いたら、3秒経ってからはずすのがおすすめです。
早すぎても巻けませんし、長すぎると髪が傷んでしまうため、髪に熱が通ったなと感じたら3秒で髪から外すようにしてくださいね。
これを髪の毛少しずつやるわけですから、コテ巻きは少し時間がかかってしまうのは当然、髪が多い人ならさらに倍の時間がかかるというもの。
しかし、このじっくりと仕上げるコテでの巻き髪作りがカールの持ちを良くするポイントのひとつ、覚えておいて損はありません。
髪が完全に冷めて髪をほぐしたら、仕上げにスタイリング剤の出番。
ワックスを手のひらに伸ばし、下からカールをくしゅくしゅと握るようにつけましょう。
カールを潰すことなく、ふわふわとエアリーな巻き髪ヘアを楽しむことができますよ。
巻き髪におすすめのスタイリング剤、ワックスの選び方について
コテを使ってカールさせた巻き髪が出来上がったときに使うワックスですが、ヘアバームタイプをおすすめしました。
ヘアバームタイプのワックスにはこんな特徴があります。
- ヘアオイルとワックスの中間の使い心地
- 天然由来の成分で優しい
- ふんわりナチュラルな髪型作りにぴったり
そんなヘアバームタイプも配合成分などによりいろんなものがありますが、傷みやすく乾燥に弱いくせ毛のために作られたワックスを紹介させていただきます。
ふんわりナチュラルな髪型をキープ、同時に保湿・ヘアケアもできます
くせ毛のお客様のカット・スタイリングを担当し続けてきた美容師が作ったプリュムワックスは、毎日のヘアセットをすることで同時に保湿・ヘアケアまで出来る優れモノ。
3,500円(税込)〜
※プリュムワックスでのスタイリング前後
くせ毛が広がる原因は髪の乾燥、プリュムワックスは配合成分によって髪内部からくせ毛をうるおいを与えて保湿、さらに疎水性のあるミツロウで髪の内部に水分が入り込むのをブロックすることで梅雨や夏場などの湿気が気になる季節も髪の毛がパサパサ・チリチリになることを防いでくれます。
合成香料・合成着色料・パラベン・アルコール 無添加で、敏感肌・小さなお子様にもお使いいただけます。
使い方は、以下の通り。
- プリュムワックスを手のひらに適量とる。
- 体温で温めながら手のひら全体に伸ばす。
- 髪の毛に馴染ませる。
プリュムワックスは、バターのようなテクスチャーのワックス、髪に塗る前にしっかり手のひらで温めて、軟膏状に。
しっかりやわらかくすることで、均等に髪の毛に馴染ませることができます。
コテで作った巻き髪にくしゅくしゅと揉み込めば、抜け感のあるヘアスタイルの完成。
濡れ髪・ウェット感を出したいっぽくしたい時に少し多めに使います。
固まってベタベタすることがないので、髪に馴染ませたあともブラッシングできますよ。
コテを使って時間をかけて作った巻き髪のカールをキープさせながら、保湿成分でヘアケアまでできるプリュムワックスをぜひ一度、お試しください。
コテ巻き用ワックス選びまとめ
コテを使った巻き髪におすすめのスタイリング剤、それから基本的なコテでの巻き髪作りについて美容師が解説しました。
巻き髪作りのポイントは以下の3つ。
- 髪を巻く前にしっかり髪を乾かす
- 巻くときは少しずつ、巻いて3秒経ったらコテから外す
- 巻いたあと少し時間を置いてからほぐす
時間をかけて仕上げた巻き髪にはカールをキープさせるだけでなく、保湿・ヘアケアまで可能なプリュムワックスをお試しください。
さらりとした手触りで髪型が崩れてしまっても、少し濡らして手ぐしを入れればヘアスタイルを再現可能。
女性らしいふんわりナチュラルな髪型を目指すあなたにぴったりのスタイリング剤です。
このページがコテを使った巻き髪をキープするためのスタイリング剤探しをしているあなたのお役に立てば幸いです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
3,500円(税込)〜