
「サロントリートメントで髪がきれいになる」とか「逆に傷む」とか、色々言われていますよね。
ネット上には色々な情報がありますし美容師によって意見や考え方も違うため、お客様は混乱してしまうかと思います。
そこで今回は「結局、サロントリートメントをすると髪が傷むというのは嘘なの?本当なの?どっち?」
という疑問に、美容師が回答します。 サロンでトリートメントについて詳しく知りたいと思っている方、しようか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
トリートメントで傷むのは本当?
「サロントリートメントで髪が傷むのか?」については、ケースバイケースですね。 問題ない場合もあれば、傷む場合もあります。
サロントリートメントをすることによって傷んでしまう可能性があるのは、
- 縮毛矯正・パーマ・カラーなどの施術の直後にトリートメントをする場合
- 「トリートメント」という名前だが実際は縮毛矯正的な施術である場合
- 薬剤の選定、毛髪診断のミスで痛む場合
ですね。 それぞれ「どうして傷むのか」解説していきます!
縮毛矯正・パーマ・カラーなどの施術の直後にトリートメントしたら駄目?
縮毛矯正やパーマ、カラーなどの施術をするときに「髪のダメージを最小限にするために一緒にトリートメントもした方が良いですよ」と言われたことはありませんか?
縮毛矯正など強い薬剤を使う施術が髪に負担をかけることは、一般の方にも広く知られていることですよね。
なのでこれらの施術を受けるときに「ダメージヘアになったら困るから、念のためトリートメントをしてもらおう」と考える方も多いはず。
ですが、じつはそれは逆効果なんです!
薬剤を使った縮毛矯正やパーマ後の髪には、どうしても薬剤(アルカリ性)が残ってしまいます。
髪に残留した薬剤は一週間ほど毎日シャンプーをしていれば、基本的には落とすことができます。
ですが施術後にトリートメントをしてしまうと、薬剤が髪の毛の中に残留したままコーティングしてしまうことになるので、落とせなくなるんですよ。
そうすると見た目はトリートメントでコーティングされているのできれいかもしれませんが、髪の毛の状態がどんどん悪くなっていってしまいます。
薬剤が残ったままになってしまうのですから、当然ですよね。
そのため薬剤を使う施術とサロントリートメントは、組み合わせないようにしましょう。やるなら別々に行うのがおすすめです。
髪質改善トリートメントは髪が傷む?
トリートメントや髪質改善という名前のメニューには、縮毛矯正的なものもあります。
ヘアケア系メニューの名前は美容院によって異なる(定義が特に無く自由に決められる)ので、言い切ることはできませんが。
髪の毛を真っ直ぐにする縮毛矯正的な効果をもっている施術の場合、当たり前ですが髪は傷みます。
薬剤を使用する施術は、基本的に髪に負担がかかるものだと考えてください。
ちなみに「別に傷んでも良いから、今すぐに髪の見た目を少しでも良くしたい!」のであれば、縮毛矯正や髪質改善をするのはアリです。 見た目が良くなればOKというのであれば、縮毛矯正で髪の毛を伸ばすだけでもツヤが出てきれいに見せることができます。
トリートメントの種類
①還元トリートメント
弱いストレートパーマをしているため、パーマなどの失敗によってビビり毛になった場合ツルツルになるが何度もやると傷む。
②縮毛矯正
髪質改善やトリートメントといいつつも「縮毛矯正」をしているため当然髪は傷むので、要注意。
③酸熱トリートメント
通常のトリートメントよりも価格が高価ですが、効果は長持ちする。
けれど技術と経験が浅い美容師様がする場合はとくに失敗のリスクがある。
④ヘナ
ハリコシが出るが髪色の自由等がなくなるのと長期的に行わないといけないため、このタイプの髪質改善がお好みのお客様はネット等でヘナを購入し自宅ですることをおすすめします。
⑤ケラチントリートメント
アイロンなどの熱で髪になじませていく。
ほとんどの美容院にあるトリートメントがこれにあたります。
このようにトリートメントには種類があり、大きく分けると「髪の毛を単にコーティングするもの」と「縮毛矯正に近い効果を持つもの」の2つになります。
髪の毛をコーティングするだけのものなら、縮毛矯正やカラーなどと組み合わせなければ特に問題はないでしょう。 ただコーティングしているだけなので、時間の経過と共に剥がれてきます。
そのため、良い状態がずっと続くわけではありません。 縮毛矯正に近い効果を持っている髪質改善トリートメントなどに関しては、先ほども解説しましたがダメージのリスクがあります。
ただ「髪の毛を真っ直ぐにしたい」「今すぐに見た目を良くしたい」のであれば効果的な施術であるとも言えますので、否定はしません。
まずはどんなトリートメントなのかを聞くことです。
しっかりと説明をしてくれる美容師様のもとで施術を受けることをおすすめします。 必ずデメリットがあるし、メリットがありますからね。
筆者がトリートメントをしない理由
トリートメントを否定するわけではありませんが、現在僕の美容院にはトリートメントなど、ヘアケア系メニューがありません。
どうしてケア系の施術を行わないのかというと、サロントリートメントをしなくてもお客様の髪をきれいに見せる自信があるからです。
実際、トリートメントなどをしなくてもお客様にはご満足いただいています。
ベースとなるカットやカラーなどが正しく行われていれば、お客様が「美容院でトリートメントしないと……」という気持ちになることは、本来なら無いはずなんです。
髪が既に傷んでいるのなら、髪が傷んでいる根本的な原因を修正ようにカットしたり、少しでもツヤが出やすい色味のカラーにすれば良い。セットでも何とかなるケースは多いです。
そして髪が良い状態なら、それをキープするためのホームケア方法をお伝えすればOK。
↑例えばこちらのお客様は毛かなりパサパサになっていたので「傷んでいる」と思い込まれていましたが、実は違いました。
傷んでいたのではなく、カットが正しくなくてこのような状態になってしまっていたんです。
でも一般の方だったら、beforeのような状態になったら「髪が傷んでいるんだ」と思ってしまいますよね。
でもカットが原因なので、いくらケアをしたところで改善しません。
そこでスカスカ&バサバサになってしまった毛先を中心にカットさせていただき、afterの状態に。
かなりまとまっているのが、写真でも分かるかと思います。
↑こちらもカット後にプリュムワックスをつけただけ。
もちろんトリートメントなどは一切していません。
このように、髪がきれいに見えない原因はカットやカラー等が正しくないことがかなり多いんです。
ヘアケア&セットで髪はきれいになる
確かに髪をコーティングしておくことは、摩擦や熱のダメージから髪を守るために大事なことだったりします。
そういう点では、サロントリートメントも有効な場合がありますね。
でも髪をコーティングするだけなら、ホームケアで十分なんです!
自分でお風呂上りや朝のセット時にヘアオイルやワックスをつけて髪を保護してあげれば、それで事足りてしまうんですよ。 しかもホームケアなら、毎日できますよね。サロンケアは、さすがに毎日はできないと思います。
それに自宅でのケアならわざわざ時間をかけて美容院に足を運ぶ必要がないので、手間もかかりません。頻繁に美容院に行けないような忙しい方にこそ、ぜひホームケアを充実させていただきたいです。
↑こちらのお客様は髪が乾燥することにお悩みでした。
↑そこでご来店直後の髪にプリュムワックスをつけたところ、それだけでまとまりツヤのある髪に。
3,500円(税込)〜
ワックスをつけただけなのに、ここまで見た目を変えることができました。
↑チリチリになってしまっていたこちらのお客様の髪も、プリュムワックスをつけてセットしたところ、afterの状態に。
ワックスをつけるだけでここまで変わるなら、時間もお金もかなりかかるサロントリートメントはしなくても良いと思えるのではないでしょうか。
↑プリュムワックスを使ってくださった方のご感想です。 このように、効果を実感していただいています。
プリュムワックスはスタイリング剤としてもヘアケア剤としても使えるトリートメント系のソフトワックスです。 ツヤを出す効果と、広がりやすい髪をまとめる効果が高いところが特徴になります。
ヘアケアアイテムやスタイリング剤は品質の良いものを使うことも大事ですが、正しい使い方をすることも同じくらい重要です。
↑プリュムヘアオイルは、髪をサラサラの状態に整えるヘアケアアイテムです。
5,800円(税込)〜
ヘアオイルは「ベタベタする感じが嫌で苦手」という方もいますが、プリュムヘアオイルはそういう方にも使っていただくことができるように、できるだけベタベタ感が出にくいように作りました。
またプリュムヘアオイルは無香料なので香りも気になりません。
まとめ
今回は「サロントリートメントが傷むというのは嘘?本当?」という疑問に、美容師の視点で回答させていただきました。
正しい髪の毛の扱い方やホームケア法を変えるだけで加齢や、先天的なくせ毛、髪質の問題がある方でも艶のある髪にすることは可能です。
だから僕はサロンでしかできないトリートメントや髪質改善等ではなくホームケア法を徹底的に研究し事実をご紹介しています。 最後までお読みいただき、ありがとうございました!
9,300円(税込)〜
9,300円 (税込)
9,800円 (税込)