
髪がパサついてボサボサになったときの解決方法の1つが、美容室でのトリートメント。
そんなサロントリートメントにはどのくらいの頻度で通えば良いのか、美容師さんに解説してもらいました。
美容室でのトリートメント効果をより長持ちさせるためのご自宅でのヘアケアについてもご紹介します。
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最適な頻度はどのくらい?美容室でのトリートメントについて
美容室でサロントリートメントは今よりもっと艶髪を目指す「ヘアケア」として、または傷んでしまった髪をツヤツヤにするための「メンテナンス」として意味をもつ施術。
髪へのダメージが強いパーマやブリーチ、ヘアカラーのあとにサロントリートメントを受けるとツルツルして気持ちがいいですよね♪
インスタグラムやTikTokなどのSNS、テレビCMで綺麗な髪を見せている女性芸能人やモデルさんも美髪維持のために受けているサロントリートメント。
そんなサロントリートメント、実は回数・頻度を増やせば美髪になるというものでもないんです。
それでは、どのくらいの頻度でサロントリートメントを受ければ良いのでしょうか?
美髪を目指す方のために、専門的な知見から解説します。
美容室でのサロントリートメントの最適な頻度は目的によって異なる
- ヘアメイクアーティスト
- 江川 徹@tooru_f.hair_salon
- 縮毛矯正、髪質改善が得意な東京・錦糸町を中心に活躍するベテラン。

美容室のサロントリートメントは、目的・髪のダメージレベルによって最適な頻度が変わります。
パーマやブリーチ、ヘアカラーのあとに、毛先がパサついているようであれば1ヵ月~2か月に1度、美容室でのサロントリートメントを受けた方が良いでしょう。
指通りが悪くなってゴワゴワになったり、切れ毛がでたりするようであれば週に1回は施術を受けた方が良いことも。
サロントリートメントで解決できないほどのダメージ!ショートヘアにするのも選択肢の1つ

正直なところ、週1ペースで通わなければならないほど髪がボロボロになってしまった状態では、サロントリートメントだけに頼ることは難しいでしょう。
美容室へ通い施術を受ける時間、およびその料金も考えると大変です。
美容師さんも傷んでしまった部分をカットするか、思い切ってバッサリとカットするショートヘアをおすすめしてくれるはず。

髪の状態によって、サロントリートメントのために美容室に通う頻度は変わるもの。
パーマや縮毛矯正、ブリーチやヘアカラー・白髪染めのあと、それ以外にもちょっと髪のパサつきと感じたら美容師さんに相談してみましょう。
どのくらいの頻度で美容室でのサロントリートメントを受けた方が良いのか、またはサロントリートメントに頼るのではなく、傷んだ部分をカットしてイメチェンする方が良いのか確認してくださいね。
ダメージ&ショートヘアにおすすめのトリートメントワックス

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美容室でのサロントリートメント、髪質改善メニューの種類と効果
美容室でのサロントリートメントは、それぞれこだわって使っているトリートメントを使った施術が一般的。
そのトリートメント、髪質改善メニューは大きく分けて以下の5つがよく知られています。
- ケラチントリートメント
- 縮毛矯正(髪質改善)
- 酸熱トリートメント
- 還元トリートメント
- ヘナを使ったトリートメント
それぞれについて解説します。
サロンでも人気、ケラチントリートメントとは?
- ヘアメイクアーティスト
- 戸来 正博
- 40代、50代の女性に寄り添ったヘアスタイルを提案。


ケラチントリートメントとは、髪の9割以上を構成しているのケラチンと呼ばれる成分を髪の中に浸透させるトリートメント。
7,800円(税込)〜
1,980円 (税込)
7,800円 (税込)
人気の高い美容室でのケラチントリートメントの詳細については別ページで紹介しているのでご覧ください。
サロンで行う熱処理ケラチントリートメントは、髪の内部の分子間に入り込む特性があります。
その特性を活かしてストレートアイロンなどの熱処理によって定着、くせ毛の悩みである髪のうねりや広がりの悩みを解消できるのが大きなメリット。
しかし、ヘアカラーや白髪染めをしている場合、熱処理ケラチントリートメントだとカラーの色落ちが起こってしまうこともあるので向いていないのでご注意を。
髪質改善メニューのひとつ、くせ毛のうねりを伸ばす縮毛矯正
- ヘアメイクアーティスト
- 斎藤 渓@loreminatomirai
- 横浜みなとみらいで有名な髪質改善サロン「ロア-LORE-」のオーナー。


くせ毛のうねりを直す唯一の方法であり、うねうねと広がる髪の毛をまっすぐにできることから髪質改善と記載されていることもある縮毛矯正。
縮毛矯正は、うねるくせ毛をストレートにできるという意味で髪質改善と言えます。
くせ毛には様々な種類があり、人によって非常に強いうねりがある、という方もいらっしゃいますよね。
そんなとき、縮毛矯正なら強いうねりの髪もまっすぐさらさらな状態になります!
朝のヘアセットでうねる髪を伸ばすのにかかる時間をぐっと短縮できる便利な施術で、うねるくせ毛に悩まされる方なら縮毛矯正を。
難点は料金がやや高く、施術に時間がかかること、それから髪へのダメージが強いという点。
また、髪が伸びて根元から元のくせ毛が伸びてきたらリタッチをしなければなりません。
頻度はくせ毛の種類や状態によりますが、3か月から4か月に1回程度。
酸熱トリートメントとはどんな施術?その内容と注意点について
- ヘアメイクアーティスト
- 斎藤 渓@loreminatomirai
- 横浜みなとみらいで有名な髪質改善サロン「ロア-LORE-」のオーナー。


髪質改善トリートメントと呼ばれているもう一つの施術、それが酸熱トリートメントです。
酸熱トリートメントは薬剤を浸透させることで通常のトリートメントよりも指通りの良さを実感しやすい施術として人気がある施術。
傷んでしまった髪の内部にできた穴を埋め、補修するのが酸熱トリートメントです。
先に説明した縮毛矯正よりも髪へのダメージを軽減できます。
また酸熱トリートメントは基本、複数回の施術が必要ですので髪質・髪の状態、それから施術スケジュールを美容師さんに相談しておきましょう。
合わせて読みたい記事
「髪質改善とは?酸熱トリートメントと縮毛矯正、その違いと注意点を解説」
頻度低めでも効果持続?美容室での還元トリートメントとは?
- ヘアメイクアーティスト
- Genki@geeeeenkii
- 渋谷CALAMARIの代表。
ブリーチやカラー、似合わせカットが得意。


還元トリートメントは、基本的には弱いストレートパーマのようなもので、パーマ剤を使用した施術であることから髪へのダメージがあり、傷んでしまうリスクはあります。
最近はパーマ剤の代わりにキューティクルを開くための薬剤を使い、その後トリートメント成分を入れていくタイプが登場。
これまでのパーマ薬剤は弱アルカリ性で髪の毛、正しくは髪の一番外側で髪を守るキューティクルにダメージを与えてしまいますが、最近の還元トリートメントは酸性の薬剤を使用します。
そのため、以前の還元トリートメントよりはダメージが軽減され、トリートメント効果もわりと長持ちすることから、人気が高い施術のひとつです。
ただし、還元トリートメント後は、普通のパーマはかかりにくくなるのでご注意ください 。
パーマを取り入れたヘアスタイルを考えている場合は、還元トリートメントではなく他の施術を選ぶようにしましょう。
髪にツヤが出るヘナを使ったトリートメントのメリットとデメリット
- ヘアメイクアーティスト
- 江川 徹@tooru_f.hair_salon
- 縮毛矯正、髪質改善が得意な東京・錦糸町を中心に活躍するベテラン。


天然カラー剤として認知度の高いヘナには、傷んだ髪を補修する作用があります。
100%天然のヘナは、染めるたびに髪がツヤツヤになったり、手触りが良くなったりするといわれています。
白髪染めをしながらトリートメントが可能、他のトリートメントに比べ頻度は1ヶ月に一度でもOK。
そんなヘナトリートメントのデメリットは、髪色の自由がきかない、ヘナ独特のにおいがあること。
髪色にこだりたい場合や、においが気になるなら、あらかじめ美容師さんに相談しておきましょう。
髪の毛は元の状態には戻せない!だからこそ大切なダメージ予防と髪の健康維持

髪の毛はケラチンタンパク質の繊維で出来ており、傷んでしまった髪には自己再生能力がありません。
トリートメントをしても髪が健康な状態に戻るわけではないことをあらかじめ認識いておきましょう。
サロンでもおうちでもトリートメントの回数・頻度を増やしても髪は「一時的に」ツヤツヤ・ピカピカになりますが、髪が傷んでいる状態に変わりはありません。
大切なのは、傷んでしまった髪をなんとかするよりも、髪が傷まないように事前に予防をすること◎
つまり、髪質や髪の状態に合わせて毎日、正しいヘアケアを行うことでサロントリートメントはヘアカットのタイミングだけで十分になります♪
正しいヘアケア方法を取り入れて!ダメージ予防と健やかな髪の維持を

おうちで美髪づくり。
まずはシャンプー&トリートメントにこだわること。
シャンプーには、アミノ酸系のものを選ぶようにすることで髪と頭皮に潤いを保ち、乾燥やパサつき対策に。
一緒に使うトリートメントには毛髪補修成分が配合されたものを。
髪を構成するタンパク質「ケラチン」。そしてケラチンと結合して髪を補修、質感を整えてくれる「ヘマチン」が配合されていれば、髪を健やかな状態に維持してくれます。
髪の乾燥やパサつきが気になりはじめたら、まずは最初のステップ、シャンプー&トリートメントへのこだわりからはじめましょう。
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7,800円(税込)〜
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毛髪補修成分配合のシャンプーとトリートメントで美髪を。
毎日のヘアケアで美髪にしたら、サロントリートメント頻度も減っていく
シャンプー&トリートメントにこだわって髪を健やかな状態に維持することは、ダメージ予防や傷んでしまった髪への補修だけでなく、美容室でのサロントリートメント効果を持続させてくれる結果につながります。
髪がすでに傷んで、乾燥&パサついているならシャンプー&トリートメントに加えて、洗い流さないトリートメント(アウトバストリートメント)にヘアオイルを。
ヘアオイルは髪に水分と油分を補い、傷んだ毛先まで補修してなめらかな状態にしてくれます。
使い方も簡単!
濡れた髪から優しくタオルで水気を取ったあと、髪の長さやボリュームに合わせて適量のヘアオイルを馴染ませていつも通りにドライヤーでブローするだけ。
それだけで髪はしっとりとツヤのある、まとまりのよい状態に仕上がります。
パサついてまとまりにくい髪をヘアセットしやすくなるだけでなくヘアオイルには保湿、毛髪補修成分が配合されてものが多く、サロントリートメントなしでも髪を健やかな状態に導いてくれますよ。
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美容室でのサロントリートメントの頻度、まとめ
髪をツルツルの状態にしてくれる美容室でのサロントリートメント。
その頻度について現役美容師さんに解説してもらいました。
サロントリートメントの頻度は髪の状態によって異なり、トリートメントでどうしようもないダメージヘアの場合には、思い切ってショートヘアにカットした方が良いことも。
美容室でのサロントリートメント、髪質改善メニューにはいくつか種類が分かれており、人気のケラチントリートメントからくせ毛を伸ばすための縮毛矯正、酸熱トリートメントや還元トリートメントなどがあります。
どれも頻度については施術前の美容師さんとのカウンセリングで、髪質や髪の状態を出来る限り伝えた上で決まるもの、料金にも大きな差があるので確認してみてくださいね。
パサつきボサボサになった髪のサロントリートメントの頻度を下げるのに大切なのは毎日の正しいヘアケア。
髪質、髪の状態に合わせたシャンプー&トリートメントへのこだわりを持ち、もし乾燥してパサつく原因が髪の傷みであれば洗い流さないトリートメントとしてヘアオイルを取り入れてみましょう。
美容室に通い、トリートメントを受ける頻度をぐっと下げられるだけでなく、ツヤとまとまりのある健やかな髪を維持できます。
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