
僕は美容師として、ワセリンを使った髪用のワックスを開発販売しています。
なぜワセリンをメインに考えてワックスの開発をしたのか?
それは、ワセリン成分のメリットに惹かれたから。
もちろんワセリンにも臭いやベタつく使用感などのデメリットがあります。
しかし、これらの欠点をすべて解消した「ワセリンを使ったワックス」が、いま多くのお客様に愛されているのです。
そこで今回は、ワセリンが髪にいい理由とメリット、使用感の改善秘話などについてお話していきたいと思います。
目次
ワセリンが髪にいい理由と嬉しいメリット
実は、ワセリンは髪にとって良いことがたくさん!
有名人も使っているほど、信頼性の高い保湿成分なのです。
まずは、ワセリンが髪にいい理由と嬉しいメリットをご紹介します。
保湿力に優れている
ワセリンを髪に使用するメリットといえば、なんといっても「優れた保湿力」でしょう。
髪の毛にワセリンを馴染ませると、表面に薄い油膜を作ります。
この油膜が、髪内部の水分やうるおい流出を防ぎ、しっとりとした手触りと見た目をキープ。
特に、ダメージ髪やエイジング毛、くせ毛のような「パサつきやすい髪」には最適です。
パサパサと乾燥して広がる髪をまとまりやすく抑え、ボリュームコントロールにも大活躍!
また、ワセリンの保湿力によって、髪表面に出てくる「アホ毛」を抑える効果も期待できます。
安全性が高い
ワセリンは、お肌の保湿や保護目的として皮膚科でも処方されるほど、とにかく安全性の高い成分。
多くの化粧品にもワセリンは使用されています。
そのため、髪の毛はもちろんのこと皮膚についても肌荒れの心配はありません。
敏感肌やアトピー肌さんでも安心して使えるのが、ワセリンの大きな魅力ともいえるでしょう。
ワセリンは寝る前のヘアケアはもちろんのこと、お子様の髪の保湿にもオススメの成分です。
髪にツヤが出る
ワセリンは、髪にツヤを出す効果が高い成分です。
特に女性の髪は、年齢が出やすい部分。
ホルモンバランスの変化などにより、30代後半から40代、50代になると髪ツヤが低下してきます。
そんな髪の毛にこそ、ワセリンでのケアが効果的。
髪にツヤがあるかないかの違いだけでも、見た目年齢や人に与える印象が大きく変わります。
液体のオイルよりも、固形のワセリンは髪表面にとどまる力が強いため、1日中ツヤ髪をキープすることができるのです。
ダメージや乾燥によりツヤ感が失われた髪の毛にもおすすめです。
くせ毛と相性が良い
僕が美容師として「くせ毛と相性がいい成分」を探しているなかで魅力を感じたのが、ワセリンでした。
その理由は、ナチュラルな毛束が作りやすいこと。
くせ毛さんのショートヘアは、特にツヤ感や束感が重要だと考えています。
また、くせ毛は髪の構造上どうしてもパサパサと乾燥しがち。
保湿ができて束感が作れて、さらに安全な成分…と探し求めた結果、シンプルなワセリンにたどり着いたのです。
さらに、くせ毛は湿気や汗などの水分吸収により、髪が膨張して「うねり」や「広がり」が出やすい髪質。
水分からの保護という観点でも、油性のワセリンは最高にくせ毛と相性が良いといえる成分です。
ワセリンのデメリットを解消
ワセリンの使用感について、以下のようなデメリットを思い浮かべる方が多いでしょう。
- ベタつきが気になる
- 髪がすぐへたる
- ニオイが気になる
確かに、ワセリン単体で髪に使用すると、上記のような問題が出てきます。
僕は、美容師として髪用のワセリンワックスを開発するにあたり、これら「ワセリンの弱み」を解消することに成功したのです。
ベタつきが気になる
髪にワセリンだけを付けてしまうと、ベタベタしているように見えてしまうデメリットがあります。
また、シャンプーした際にも「洗い流せない」「ベタベタが落ちない」といった問題も。
最初はお客様にも「髪にはワセリンが良いですよ」とオススメしていたのですが、やはりベタつく使い心地は女性からは不人気だったのです。
そこで、もっと自然なしっとり感とツヤ感のあるワックスを開発したいと、僕は考えていました。
何度も試作を繰り返すなかで、髪に良いホホバオイルとアルガンオイル、ミツロウ、トコフェロールを配合し、そのバランスによって「ベタつく質感」が解消!
ワセリンの良さを最大限に活かしつつも、ベタつかないワックスを作り出すことに成功したのです。
髪がすぐへたる
ワセリンは、そのまま髪につけていてもスタイルキープ力に乏しいことが難点。
特に、ワセリンの重さで髪の毛がへたりやすいデメリットがあります。
そのため、天然のオイル成分を絶妙なバランスでブレンドし、使い心地と重さを調整しました。
ワセリンを主成分としながらも、髪に最適な軽さとテクスチャを実現することができたのです。
ニオイが気になる
ワセリンの一番のデメリットは、その独特な臭いです。
精製された白色ワセリンを髪につけた場合でも、多少石油のような臭いがしてしまいます。
特に、女性が髪につけるものなので「変なニオイがする」なんて絶対NG!
とはいえ、合成香料でニオイを誤魔化してしまうと「肌に優しい」というワセリンの最大の長所が台無しです。
そのため、僕がワセリンワックスを開発する際には、その他の天然成分との配合率を試行錯誤しながら、香料なしで「無香性」を目指しました。
美容師開発の「ワセリン主成分ワックス」
ワセリンのデメリットを解消しつつ、長所を最大限に活かしてお作りしたのが「プリュムワックス」と「プリュムデュール」です。
美容師だからこそ実現できた「固形トリートメント」という新しいカタチのワックス。
安全な保湿成分だけを凝縮した、他では手に入らない「ワセリン主成分ワックス」をご紹介します。
女性のために開発!プリュムワックス
3,500円(税込)〜
僕が美容師として最初に開発したのが、このプリュムワックスです。
女性の髪を美しく見せるためのトリートメントワックス。
僕の美容院にご来店されるお客様の7割以上は、くせ毛でお悩みの大人女性です。
そのため、くせ毛に最適な使用感と効果を追求してお作りしました。
このように、髪の広がりを抑えながらもツヤのある髪に見せることができます。
パサつく毛先も、少量を馴染ませるだけでしっとり!
プリュムワックスの全成分は以下の通り。
ワセリン・ミツロウ・ホホバ種子油・アルガニアスピノサ核油・酢酸トコフェノール
これらの厳選した5つの保湿成分を絶妙にブレンドし、優しさとシンプルを極めた「ワセリンワックス」です。
昔は、精製度の低いワセリンが流通していたため、日光に当たると油焼けすると言われていました。
しかし、プリュムワックスに使用しているワセリンは非常に精製度が高く、油焼けや酸化の心配は一切ありません。
余計なものが入っていないから、敏感肌の方でも安心。
夜のヘアケアでお使いいただいても、肌荒れの心配は一切ありません。
これまで「肌が弱くてワックスが使えなかった」という方や「ヘアケアできるワックスを探していた」という方には、ぜひ一度お試しいただければ嬉しいです。
これまで感じたことのないような髪の手触りとまとまりを実感していただけるでしょう。
「湿気で髪が膨らんでしまう」というくせ毛さんも、ぜひプリュムワックスの保護効果を確かめてくださいね!
髪型持続力を重視したい方へ!プリュムデュール
(スタイルキープワックス) 60g
3,900円(税込)〜
プリュムワックスのスタイルキープ力をアップさせた製品が、プリュムデュールです。
巻き髪の仕上げや、前髪のセット、無造作な束感スタリングに最適。
男性の硬い髪やくせ毛にも大好評の、ユニセックス(男女兼用)アイテムです。
プリュムデュールは、アルガンオイル、ホホバオイル、ミツロウ、コメヌカロウなどの「トリートメント成分」で髪を保湿保護。
さらに、お好みの髪型を優しくキープするワックスです。
ガチガチに固めるハード系ワックスとは異なり、ナチュラルなスタイリングを楽しめるのが大きな魅力!
ワセリン、キャンデリラロウ、マイクロクリスタリンワックス、 ミツロウ、コメヌカロウ、アルガスピノサ核油(アルガンオイル )、ホホバ種子油、トコフェロール(ビタミンE)、パラフィン
もちろんワセリンが主成分のワックスなので、プリュムワックス同様に、くせ毛のうねりの原因となる水分や湿気から髪を保護する効果も。
厄介な髪の広がり、うねりを予防しながら「自然な髪のまとまり」を1日中キープしてくれます。
髪表面に飛び出る「アホ毛」を抑える効果も高いため、梅雨時や湿気の多い季節にもオススメです。
このように、ハードワックスが苦手な方をはじめ、髪型のニュアンスを自然に出したい方から大好評。
「寝る前はプリュムワックスでケアをして、朝のスタイリング時にはプリュムデュールでセット」という使い分けをしてくださっているお客様も多いですよ。
ぜひ、あなたの髪で「ワセリンワックス」の良さを実感してみてくださいね!
まとめ
今回は、ワセリンが髪にいい理由とメリット、使用感の改善秘話などをお話してきました。
ワセリンは一見地味な成分だと思われがちですが、実はとっても優秀な保湿成分。
髪への保湿効果はもちろんのこと、ツヤ出し、ボリュームコントロール、そして何よりも高い安全性が魅力です。
しかし、ワセリンをそのまま髪につけてしまうと、どうしても臭いやベタつきが気になってしまうはず。
ぜひ、僕が美容師として開発した「ワセリン主成分ワックス」を、この機会にお試しいただければ嬉しいです。
3,500円(税込)〜