
この記事は売れる美容師について、僕が今まで生きて来て感じて思ったこと、実際に起こったことを書いていきたいと思います。
売れる美容師とは?
僕は21歳でフリーでスタイリストデビューし、一人ですべてを経営しきました。お客様に支えられ、22歳でお店を出しました。そのほか20代で会社を立ち上げ、今では月に1000万円以上を売り上げることができる見込みです。
もちろんそこは通過点でしかないと考えております。美容師という本業を通してより多くのお客様、そして社会に貢献したいと思います。もちろんお悩みを抱えた女性を綺麗にするということも社会貢献ですが、私はもっと広い視野で考えています。今ではエンジェル投資(夢を追う方に出資をすること)をしたり、会社も経営しています。
もし今美容師をなさっていらっしゃる方がこれから『売れる美容師』になるのであれば、いい意味で先輩を追い越してでも、第一歩を踏み出すことが大事なんだと僕は感じます。今、日本の美容師業界は激変の時期にあります。閉店数は過去最高、お給料が低い、重労働という環境でやめていく人も多くいらっしゃいます。
多くの美容師さんを僕は尊敬しています。しかし周りの人と同じ努力の量、目指すものの方向性では埋もれてしまいます。
売れる美容師とは独自性に限ると私は思います。人の言うことをただ聞いていて、ただ働いていたら・・・。
独自性は皆無です。
あとは何のために美容師をやるのか?というのももう一度考えてみてもいいかもしれません。僕はお客様に喜んでいただけるのが楽しいからやっています。生活のためではありません。
ライスワーク(ご飯を食べるための仕事)なのかライフワーク(人生としての仕事なのか)。そこから考えてみましょう。
◆お客様からの喜びのメッセージ
本日13時からカットしていただきました者です。
今日はばっさりとカットをしていただき本当にありがとうございました。
短い髪型にすると、長い方が似合ってたのに、と周囲から言われることが多く、ショートにすることは半ば諦めかけていた私でしたが、今回思いきって戸来様にお願いしてよかったです。おかげさまで私自身とても気に入りましたし、家族からもおしゃれでいいね〜と褒められました。
分け目を右側に変えた方がいいとのアドバイスもいただき、その時はあまりピンと来ず、半信半疑でしたが、家に帰って分け目を変えてみたところ、深く納得しました!
今までの美容室では一度も言われたことがなかったことです。
とても短い時間の中での素晴らしいお仕事、そのうえ的確なアドバイスまでくださり大変感謝しております。
よろしければまたよろしくお願いします。取り急ぎお礼まで。
お忙しいですのでお返事は結構です。
嬉し涙かでます。いつも通ってくださる皆様、僕が作るヘアケア商品をご愛用くださる皆様本当にありがとうございます。
僕のカットは一般的には高いと言われる30,000円です。
僕は常に一流になりたいと考えています。自分に、周りに『宣言』しながら生きることは恥ずかしいことではないです。自分に自信を持って生きていきたいと思います。
21歳の時には1人で180万円を売上ていました。当時はネットで集客をしたことがなく、ブランドも何もない私がやる気と体力だけやっていました。最初は道端でお声をかけてカットに来ていただくこともしました(いわゆるハントというものです)。
そして、僕にには協調性が一ミリもありませんでした。だから同僚、先輩からの評価は悪いものでした。
売上がいいから売れている美容師なのかな?
売り上げが良ければ上手い美容師なのかな?
色々考えた21歳でしたが、結局導き出した結論(とても当たり前のことですみません)は『美容者稼げないと言われているのは経営者に上手く使われているからなんだ』と気がつきます。
先輩美容師さんが新人に言う『素直になれって』言葉の本当の意味は『経営者の言うことを黙って聞け』ってことだったのです。もちろん会社が楽しくて働いている美容師さんも多くいらっしゃると思います。素晴らしいことだと思います。この記事で気分を害してしまったら申し訳ございません。でも資本主義の日本にいる以上、僕は感情の面でもロジックの面でもそう思ったのです。
・素直に人の言うことを聞け
・人脈を作れ
・見習いを頑張れ
うーん。
ごめんなさい。当時21歳の僕は『なんか違うなー』と思いました。
素直じゃなくっていいと思う。僕はみんなが使うは素直という言葉の意味が嫌いです。みなさん好きなように、生きたいように生きてください。
本当に売れる美容師は最終的には経営者になります。プレーヤーとしてではなく、経営者側としても上手いです。すべてにおいて本質を見抜く力があり、バランスが良い人が多いのかな、と思います。
僕は経営をしていても美容師はやめないでいたいと思いおます。だって楽しいですから。
頑張る上でどれくらい売れたいのか?と言う数字の目標は定かにしたほうがいいと思います。
感謝されることが結果売上になるのですから。
最後に
「道徳なき経済は罪悪であり 経済なき道徳は寝言である」 二宮尊徳
ここまでお読みくださりありがとうございました。
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