
「大人ボブってどんな髪型?」
「ボブにしたいけど失敗したくない」
このような疑問や不安はありませんか?
ボブは、骨格や髪質、顔型などによって非常に失敗しやすいヘアスタイル!
切ってから後悔しないためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があるのです。
そこで今回は、30代40代女性に向けて「大人ボブ」の髪型ポイントと、失敗しないための注意点を現役美容師が解説します。
目次
大人ボブとは?髪型のポイント
実は、大人ボブと一般的なボブの違いは明確ではありません。
「大人女性に似合うボブ」というざっくりとした定義であって、前髪の有無や長さなどは関係ないのです。
30代40代女性は、髪質が大きく変化することや生活環境の変化などにより、長い髪をバッサリ切る方が多い印象。
生活環境というのは、結婚や出産、子育てなどが代表的ですが、これだけではありません。
お仕事で重要なポジションを任されるようになったり、髪型をイメチェンをしたくなる年齢でもありますよね。
また、40代以降になると白髪染めを定期的に行う女性が増えるため「長い髪は手入れが面倒」と感じる方も多いでしょう。
このような理由で、最近は「大人ボブ」が注目されているのです。
30代40代の「大人ボブ」のポイント
30代40代の女性に似合う「大人ボブ」のポイントは、以下の4つ。
- ボブのシルエットはひし形がベスト
- 少し角度をつけた前下がりボブ
- 前髪は長めに残してカット
- 髪色は暗めで落ち着いたカラー
大人女性の多くは、丸顔や四角い顔型にコンプレックスを感じている方が多いでしょう。
そんな方は、大人ボブにする場合に全体のシルエットをひし形に整えるのがおすすめ。
スッキリとした印象を与えて「小顔効果」も期待できます。
髪型は少し角度をつけた前下がりのボブにすることで、頭の形をキレイに見せることができますよ。
また、前髪は少し長めにした方が「大人ボブ」の魅力を引き出します。
頬骨くらいの長さにすると、フェイスラインをシャープに見せる効果もあるためオススメです。
素敵な大人ボブを目指す場合には、髪色は明るくしすぎないのがベスト!
6~8トーンくらいの暗めのブラウン系カラーにすると、ツヤのある美しい髪に見えますよ。
大人ボブでは、地毛の黒髪でもオシャレに見えるので「ヘアカラーをやめたい」と思っている女性にも最適です。
大人ボブのカット実例解説
それでは、実際に僕がカットしたお客様を例に「大人ボブ」の解説をしていきましょう。
下の写真をご覧ください。
ピンク色のラインで示した部分は、前髪のカットポイント。
少し長めの前髪にすることで正面から見たときに、顔の丸さが緩和されます。
ボブスタイルでも幼い印象を与えないので、大人女性に似合うボブには必須です。
特に、四角く見える顔や丸顔の人におすすめ!
前髪が割れてしまう生え癖があるなら、それを活かしましょう。
また、グリーンのラインにも注目!
大人ボブの場合には「後頭部のボリューム」を少し下に作ってあげるのがベスト。
この角度を上げてしまうとショートのような髪型になってしまうため、45度ではなくもう少し下げて50~55度くらいが良いですね。
では、逆サイドも見てみましょう。
こちらの画像のピンクのラインのように、反対側はサイドに落ちる前髪を作らないのがポイント。
耳にかけられる程度に長めに残すことで、女性らしさのある大人ボブを作ることができます。
また、ブルーのラインを見ていただくとわかるのですが、耳にかけたときのボリュームと毛先のバランスが重要!
重めに切ってしまうと全体のシルエットが四角く見えるため、毛先は先細りにカットしましょう。
パッツン毛先では、大人女性に似合うボブになりません。
繰り返しになりますが、後頭部の丸みの位置は高くしすぎない方がGOOD!(グリーンのライン)
落ち着いた印象の大人ボブになるのでオススメですよ!
大人ボブを失敗しないための注意点
せっかく髪型を変えたのに「イメージと違う!」なんてことになったら、ガッカリしてしまいますよね。
そこで、これから大人ボブにしたいと思っている方へ、失敗しないための注意点をご紹介します。
大人ボブを失敗しないためには、以下の3つの注意点を押さえておきましょう。
- 重すぎるボブはNG
- 生えグセや髪質に合わせたカット
- 大人ボブにはツヤ感が必須
重すぎるボブはNG
先ほどの「カット実例」でもお話しましたが、パッツン毛先のボブは大人女性には似合いません。
このような切りっぱなしの重すぎるボブは、古臭い印象を与えて老け見えする恐れがあるので注意!
特に、毛量が多い女性がボブにする場合には、バランスよく毛量調整をしてもらいましょう。
このとき、毛先を梳きすぎてしまうと広がりの原因になってしまうため、レイヤーを上手に使ってもらうことが大事です。
生えグセや髪質に合わせたカット
30代40代の大人女性は、加齢によるくせ毛が目立ち始めます。
また、20代の頃と比べると髪質の変化もみられるため、クセや髪質を見極めたカットが重要!
以下のような方は特に注意してください。
- 襟足が浮く
- うねりがある
- 生えグセがある
こんな方は、せっかく大人ボブにカットしても自分でスタイリングが上手にできないことが多いです。
自宅でも簡単にセットできるよう、髪質やクセ、うねりを活かしたカットをお願いしましょう。
大人ボブにはツヤ感が必須
せっかく大人ボブにしても、パサパサの傷んだ髪では台無し!
ツヤ感のある髪こそが、大人ボブの最大の魅力です。
髪色は少し暗めにすることで、ツヤっぽさのる上品な雰囲気が出るのでオススメ。
パーマやカラー、縮毛矯正を繰り返している方は、髪の毛が傷むだけでなく色落ちやチリつきが目立つケースも。
こんな場合には、毎日のホームケアと正しいセット方法で「ツヤ感」を取り戻しましょう。
大人ボブを楽しむ!ヘアケア&セット方法
大人ボブの魅力を最大限に引き出すには、毎日のヘアケアと正しいスタイリングが欠かせません。
特に30代40代女性は、髪のハリコシやツヤが減少してくる年齢。
そのため、シャンプー後には補修成分が含まれたアウトバストリートメントでケアをしましょう。
僕が美容師として開発した「プリュムヘアオイル」には、大人女性の髪に不足しがちなケラチン、シルクをたっぷり配合。
お風呂あがりには、プリュムヘアオイルをつけてからドライヤーで乾かすようにしましょう。
また、ブロー前やヘアアイロン前の「保護ケア」としても、ヘアオイルは必須です。
ドライヤーやアイロンの熱ダメージから髪を守り、補修成分がじっくり髪に浸透することで、ツヤのある大人ボブを作ることができます。
また、気になる浮き毛やアホ毛は、保湿ワックスで仕上げるのも重要!
アホ毛がチリチリ飛び出たボブスタイルは、清潔感と女性らしさが半減してしまいます。
プリュムワックスなら、このように髪表面をなめらかに整えることが可能ですよ。
この「ひと手間」を加えるだけで、あなたの髪も見違えるような美髪にヘアセット。
まわりのお友達や知り合いから「素敵な髪型ですね!」と言われるようなツヤツヤ髪は、ホームケアとスタイリングで作ることができるのです。
ぜひ、プリュムヘアオイルとワックスのヘアケアを取り入れて、あなたも素敵な大人ボブを楽しんでくださいね。

大人ボブ、まとめ
今回は、30代40代女性に人気の「大人ボブ」について、髪型のポイント、カットの注意点を解説してきました。
丸い顔や四角い骨格で悩んでいる方こそ、ひし形シルエットの大人ボブがおすすめ。
ツヤ感のある大人ボブは、清潔感と女性らしさも引き出してくれる髪型です。
ぜひ、この機会にイメージチェンジしてみてはいかがでしょうか。
