
雨や湿気で広がる髪が気になる。くせ毛がひどくて、時間をかけてヘアセットしてもすぐに髪がうねってしまう。
そんな「膨らむ・広がる髪」の対策には洗い流さないトリートメントがおすすめ。
インバストリートメントだけでなく、入浴後に使う洗い流さないトリートメントを使って効果的に広がる髪を抑えましょう。
- ヘアメイクアーティスト
- Genki@geeeeenkii
- 渋谷CALAMARIの代表。
ブリーチやカラー、似合わせカットが得意。

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うねり広がる髪にアプローチできる、洗い流さないトリートメント

梅雨や夏、湿気の多い時期に広がる髪。
髪はなぜうねる&広がるの?
その原因を知って、状態に合わせたヘアケアをはじめましょう。
広がる、うねる髪の原因は以下の3つ。
- 生まれつきのくせ毛の髪質
- ヘアダメージ
- 加齢による髪質変化
各項目について詳しい説明をします。
生まれつきくせ毛の髪質
髪がうねって広がる原因として、まず最初に考えられるのが生まれつき、先天的なくせ毛によるもの。
くせ毛は髪のボリュームが出やすく広がってしまい、まとまりにくい特徴を持っています。
生まれつきといっても、生まれて間もない赤ちゃんの頃はうねって広がる髪質ではなかったのに、小学生や中学生、高校生と年齢と共にくせ毛が出て髪にうねり・広がりが出てくることがありまます。
実は髪のうねりが出始めるタイミングは人によってまばらであるため、こうしたケースも生まれつきのくせ毛、遺伝によるものと考えられます。
生まれつき・遺伝によるくせ毛については別ページで解説しています。気になる方はぜひ読んでみてくださいね。
洗い流さないトリートメントを取り入れることでうねりや広がりを抑えて、まとまりのよい扱いやすい髪へと導くことが可能。
できるだけ早いタイミングで洗い流さないトリートメントを毎日の生活に取り入れることをおすすめします。
パーマやヘアカラーによるヘアダメージ
パーマ(縮毛矯正含む)やヘアカラー、白髪染めは思っている以上に髪へのダメージが大きいもの。
これらの施術を繰り返し受けていると、髪の一番外側にあるウロコ状の構造、キューティクルが開いて剥がれ落ちます。
守ってくれるキューティクルが失われてしまうと、髪内部から水分やタンパク質が流出してしまい、空洞だらけでスカスカの状態に。
スカスカになった髪はいわゆる傷んだ状態、乾燥してパサパサ・ボサボサに広がりやすくなります。
そのような髪は積極的に水分を吸収して膨張し、歪みます。それがうねりとなって広がってしまうのです。
肌とは違い、髪の毛は爪と同じでケラチンタンパク質の繊維で出来ていることから、傷んでしまっても自己再生できません。
傷んでしまった髪に必要なのはうるおい、それから内部にできた空洞を補修する成分。
洗い流さないトリートメントを始めることで、それらの成分を髪へ与えて健やかな状態を目指しましょう。
加齢による髪質変化で髪が広がる
女性の髪には30代後半から40代にかけて髪質変化が起こります。
女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量が減ることで、髪のハリ・コシが減って、細く弱く、傷みやすくなる髪。
今まで通りのヘアケアアイテムを使っていたのに、なぜか髪が乾燥してパサパサと広がってしまうのであれば、この加齢による髪質変化が原因である可能性も。

女性の加齢による髪質変化についてはこちらのページでより詳しく説明しています。ぜひご覧ください。
加齢による髪質変化だけでなく、パーマやヘアカラーによるダメージが後天的なくせ毛の原因になることも。
傷みやすくなってしまった髪の乾燥には保湿、細く弱くなってしまう髪には内部からの毛髪補修、これらを解決するためにも洗い流さないトリートメントを取り入れましょう。
洗い流さないトリートメントとは?インバストリートメントとの違いと比較

生まれつきくせ毛さんの場合は、髪質に合わせた正しいヘアケアとスタイリングを。
髪へのダメージや加齢による髪質変化にはトリートメントで保湿・毛髪補修を心がけましょう。
でも、それってインバストリートメント、いわゆる毎日のお風呂の中でのシャンプー&トリートメントだけでは足りないのでしょうか?
普通のトリートメントと洗い流さないトリートメントの違いって?
お風呂やシャワーで使う、シャンプー後のトリートメント。
洗髪後はサッパリしてドライヤーでブローをするとサラサラの良い手触りになりますよね。
これはシャンプーで髪についた汚れが落ちてスッキリすること、それからトリートメントに含まれているカチオン界面活性剤によって髪がしっとりまとまりやすくなっているおかげ。
一方、入浴後に使う洗い流さないアウトバストリートメントは文字通り、洗い流すことがないため髪にしっかりと浸透します。
含まれている保湿・毛髪補修成分が染み込むことで髪を健やかな状態に導きます。
髪が元気な状態なら、シャンプー&トリートメントだけでも良いでしょう。
しかし、乾燥してパサつく、広がる状態の髪はダメージを受けて傷んでいる可能性が高く、洗い流さないトリートメントを取り入れて健やかな状態に戻してあげなければなりません。
広がる髪にお悩みの場合には、インバストリートメントでの毎日の髪の管理に加えて洗い流さないトリートメントによる保湿・毛髪補修が効果的です。
広がる髪におすすめの洗い流さないトリートメントについて
お風呂から出た後に使う、洗い流さないトリートメントにはいくつかの種類があり、ヘアミルクやヘアウォーター、ヘアオイルなどが挙げられます。
その中でも広がる髪をなんとかしたい、という方にはヘアオイルをおすすめします。
ヘアミルク、ヘアウォーターは主成分が水分であるのに対してヘアオイルは文字通り、油分で出来ています。
傷んだ髪が広がる原因は乾燥した髪が過度に水分を吸収して膨張してしまうこと、その点を踏まえると、油分で出来たヘアオイルで髪の毛をコーティングして髪内部からの水分流出と外部からの過度の水分流入を防ぐ方が効果的。
また油分ならではのしっとりとした手触りは、パサパサ・ボサボサになる見た目の悪い髪をカバーできます。
ドライヤーでブロー、またはアイロンやコテでヘアセットする前にヘアオイルを髪に馴染ませれば、熱によるダメージからも髪を守ってくれますよ。
美容室でのパーマやヘアカラー後に髪がパサつく、または加齢による髪質変化で髪がパサつきはじめた方の洗い流さないトリートメントにはヘアオイルをおすすめします。
洗い流さないトリートメント、まずはヘアオイルを使ってみよう

広がる髪に洗い流さないトリートメントを取り入れるならまずはヘアオイルから。
髪なじみがよく、ドライヤーなどの熱ダメージから守ってくれるため、初心者さんでも使いやすいです。
そんなヘアオイル、市販品やサロン品を含めると選択肢が多くてどれを選べば良いか迷いますよね。
プリュムヘアオイルにつて
プリュムヘアオイルはうねる、乾燥して広がる髪質に使いやすい◎
5,800円(税込)〜
毛髪補修成分ケラチン※1、シルク※2、コラーゲン※3を配合しています。
※1イソステアロイル加水分解ケラチン(羊毛) ※2イソステアロイル加水分解シルク ※3イソステアロイル加水分解コラーゲン
髪にうるおいをあたえる保湿成分には天然由来の植物オイルのアボカド油、マカダミアナッツ脂肪酸フィトステリルを。
無香料、ヘアオイルの重たいベタつく手触りも抑えて、しっとりなめらかな髪に。
アイテムのレビュー参照はこちらから
広がる髪に洗い流さないトリートメントをおすすめする理由、まとめ
髪がうねる・広がる、乾燥して広がるときにおすすめの洗い流さないトリートメントについて、美容師さんに解説してもらいました。
髪が広がる理由は3つ。
- 生まれつきのくせ毛
- ダメージで髪が傷む
- 加齢で髪質が変化する
いずれの場合にもその広がりを抑えるのにおすすめなのがお風呂上がりに使う、洗い流さないトリートメント。
いくつか種類のある洗い流さないトリートメントの中でも広がる髪を抑えるためにはヘアオイルがおすすめです。
9,300円(税込)〜
9,300円 (税込)
9,800円 (税込)