
お湯だけで髪を洗う湯シャンは、敏感肌でシャンプーが使えない、あれこれ試したもののフケが出やすいなどのお悩みをお持ちの方に選ばれている洗髪方法。
今回は毛髪診断士が湯シャンが選ばれている理由と、ワックスなどのスタイリング剤を使う場合の注意点について解説します。
敏感肌や頭皮ケアにこだわりのある方、お湯だけのシャンプーをお選びの方にもお使いいただけるシャンプーもご紹介♪
- 毛髪診断士
- 遠藤 颯
- 毛髪診断士。Webメディアにおいて6年間記事監修を務める。
10点以上のヘアケア&美容アイテムのプロデュース経験も。

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シャンプーを使わず髪を洗う「湯シャン」が選ばれる理由

シャンプーを使わず、お湯だけで髪を洗い流す湯シャン。
湯シャンをはじめると「頭皮環境が整えられる」というメリットがあります。
なぜ湯シャンで頭皮環境が整うのか、それはこれら2つの理由から。
- 頭皮のフケを抑えられる
- 皮脂の過剰分泌を抑えられる
湯シャンを続けると、頭皮のフケが抑えられる可能性がある
自分の髪や頭皮に合わない強すぎる洗浄力を持つシャンプーを使い続けると、頭皮の乾燥につながり、フケが出やすい状態になることも。
フケが出やすいことにお悩みの場合はシャンプーを使うのをやめて、湯シャンにしてみましょう。
頭皮が乾燥しなくなると痒みも抑えられるようになります。
髪がベタつく皮脂の過剰分泌を抑えられることも
皮脂は髪や頭皮にとって、うるおいを保つために必要なものです。
しかし、強い洗浄力を持つシャンプーで髪を洗うと、本来あるべき皮脂がすべて洗い流されてしまいます。
そうなると頭皮は皮脂不足を感じて、より多くの皮脂を分泌するようになり、結果として過剰な皮脂が髪のベタつきを招くことに。
シャンプーを使っているのに髪がベタつきやすい場合は、湯シャンに切り替えることでそのお悩みを解決できる可能性があります。
湯シャンはお湯だけで髪を洗うので、皮膚常在菌(菌ではあるものの、外部からの菌の侵入を防いでくれるもの)を残して、髪と頭皮を洗浄できます。
頭皮にトラブルが発生したら、まずはシャンプーの使用を控えて、お湯だけで髪を洗う湯シャンを試してしてみると良いでしょう。
もちろん湯シャンで期待できる効果については個人差もあるので、湯シャンに変えても頭皮トラブルが起きる場合は皮膚科医に相談することをおすすめします。
湯シャンのデメリット、ワックスなどのスタイリング剤は落ちにくい
美しさの象徴のひとつである髪は、誰しも毎日大切に洗っているもの。
髪や頭皮の汚れは、湯シャンだけで8割近く落とせます。
しかし、湯シャンにするとヘアセットのためのスタイリング剤がなかなか落とせません。
湯シャンのデメリット、ワックスなどのスタイリング剤の落ちにくさと対策について解説します。
シャンプーで落とすことを前提に作られたワックスは湯シャンでは落としにくい
男女問わず人気のスタイリング剤であるワックスが湯シャンで落ちない理由、それはワックスがそもそもシャンプーで洗い流すことを前提に作られているため。
洗浄力のある界面活性剤が含まれたシャンプーを使わないとワックスは落ちにくく、ワックスが髪についたままでは髪と頭皮の汚れの原因に。

湯シャンを続けてワックスなどのスタイリング剤が髪に残り続けるような、汚れた状態は好ましくありません。
- ゴワゴワ感が残る
- 髪が絡まる
- 頭皮がにおう
こうした問題が発生するため、注意が必要です。
湯シャンをしている間はワックスなどのスタイリング剤の使用を控えましょう
せっかく髪の毛や頭皮の状態を良くするために湯シャンを選らんでも、ワックスやその他のスタイリング剤を使って問題が発生しては意味がありません。
湯シャンをしている間は出来るだけスタイリング剤を使ったヘアセットは控えるようにしましょう。
ワックスなどのスタイリング剤がない分、時間がかかってしまいますがドライヤーのブローで上手なヘアセットをするようにしてくださいね。
どうしてもワックスを使う必要があるときはシャンプーを
ワックスを使わなくてもドライヤーでヘアセットはできるものの、場合によってはどうしてもスタイリング剤を使わなければならないこともあります。
大切な面接や会議、フォーマルな場所でワックスなどを使っていないヘアセットではパサついて清潔感に欠けてしまうことも。
そんなときはワックスを使い、お風呂やシャワーでシャンプーを使い綺麗に洗い流しましょう。
湯シャンを選んでいる方がワックスを洗い流すために使えるシャンプー
湯シャンに切り替えた後、ワックスなどのスタイリング剤を使ってヘアセットをしたらアミノ酸系シャンプーでしっかりと洗い流しましょう。
アミノ酸系シャンプーは洗浄力がマイルドで、ワックスなどのスタイリング剤や髪に付着した汚れはしっかりと落としてくれる一方で髪や頭皮の皮脂をすべて洗い流してしまうことがありません。
低刺激なので肌にやさしいのも特徴のひとつ、湯シャンを選ばざるをえなかった方にもお使いいただけます。
湯シャンをはじめてはみたものの、髪がベタついてしまうときにもおすすめです。
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湯シャン中でもワックスを使ったらシャンプーを使って洗い流しましょう
湯シャンは敏感肌の方だけではなく、フケや髪のベタつきなどにお悩みの方が頭皮の調整のために取り入れることもあります。
しかし、湯シャンをしている間にワックスなどのスタイリング剤を使うと落ちずにくいため、できるだけヘアセットはドライヤーだけで仕上げるようにしましょう。
それでも場合によってはワックスなどを使い、しっかりヘアセットをしなければならないこともあります。
そういう場合はアミノ酸系シャンプーを使って綺麗に洗い流すようにしてくださいね。
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※本記事内の成分および製品に関する意見は個人の見解であり、効果を100%保証するものではありません。