
お湯だけで髪を洗う湯シャン。
シャンプーを使うと頭皮に痒みが出てしまうので使えない、含まれている界面活性剤の洗浄力が強すぎて頭が乾燥してフケが出るなど、湯シャンを選ぶ理由は人それぞれ。
このページではそんな湯シャンを実際に試した美容師にお話を聞きました。
お湯だけで髪を洗い続けて気になったこと、その後にシャンプーを使って洗髪を再開してみて気づいたことをまとめています。
- ヘアメイクアーティスト
- 戸来 正博
- 40代、50代の女性に寄り添ったヘアスタイルを提案。

CONTENT
美容師が湯シャンを試してみた理由と結果
敏感肌などの理由からシャンプー、トリートメントが使えない。
美容湯シャンを半年間、経験したことがあるそうで。実際に半年間続けてみて分かったことについてお話します。
湯シャンにしたのはシャンプーに含まれる界面活性剤に敏感なったから
湯シャンを始めたのはシャンプーの洗浄力のもとである、界面活性剤に敏感になるためでした。
髪を洗う時に使うシャンプーには界面活性剤と呼ばれる髪を洗浄するための成分が含まれています。
原因はシャンプーに含まれる界面活性剤が合わないと、本来必要な頭皮の皮脂まで洗い流してしまい水分・油分を維持できなくなります。
半年間の湯シャン実験で分かったこと、洗い流せるトリートメントの大切さ
湯シャンを始めると最初の数日はあまり気分がいいものではありませんでした、その理由は自分のにおい。
頭皮に皮脂が多いと強いにおいを発するため、正直、自分自身でも感じるほどイヤなにおいでした。
ですが、1週間もしないうちにこのにおいは感じられなくなります。
これは頭皮から無駄な皮脂が分泌されなくなったためでしょう。
慣れてくると湯シャンだけでもいいのかな、と思い始めたのですが、ここで問題発生。
湯シャンだけだとこれまで使っていたトリートメントに含まれる保湿成分が欠けるため、指通りが悪くなりました。
湯シャンだけだとパサつく理由とその解決方法について
じつは湯シャンにしてみたら髪がパサパサになって広がってしまうことがあります。
なぜお湯しか使わないのに髪の指どおりが悪くなったのでしょうか?
その原因を説明します。
トリートメントは傷んだ髪の毛を補修&指通りをよくする効果がある
トリートメントには、髪の毛の保湿をする成分と、電荷で吸着するトリートメント成分が含まれています。
髪の毛は爪と同じケラチンタンパク質でできています。一傷んでしまうと自己回復はできません。
すなわち、お湯だけで洗っていても毛髪ダメージの補修はできません。
湯シャンをしている中で、髪の指通りを気にするなら、定期的なトリートメントの塗布は必要になります。
湯シャンの後にヘアオイルを使って保湿・毛髪補修をするのもあり
頭皮にトリートメントをつけたくない。
そんな理由からお風呂の外で使う「アウトバストリートメント」を取り入れていました。
頭皮から遠い中間〜毛先につければ、極力頭皮にトリートメントがつくのを防ぐことができます。
編集部セレクト
5,800円(税込)〜
お風呂から出たらまずタオルドライ。
目の洗いクシで優しく整えます。
その後ヘアオイルを毛先からなじませて、ドライヤーでブローします。
湯シャンにトリートメントが必要な理由まとめ
湯シャンをしていてもトリートメントが必要な理由をまとめました。
- 髪の毛は自己再生できない細胞でできているため、お湯だけではダメージは補修できない
- 湯シャン中は毎日ではなくていいので、トリートメントをつけると指通りがよくなる
- 頭皮にトリートメントをつけたくないなら、洗い流さないトリートメントを部分的につけるのもあり
5,800円(税込)〜
※本記事内の成分および製品に関する意見は個人の見解であり、効果を100%保証するものではありません。