美容師にきいた!くせ毛を自然乾燥させると起きる3つのこと

くせ毛で自然乾燥って髪の毛に良くないの?美容師が解説します

「髪を自然乾燥させると良くない」そのようなことを聞いたことはありませんか?

このページではくせ毛の自然乾燥について解説しています。

くせ毛を自然乾燥させると、どのような影響があるのでしょうか?

チェックしてみましょう。

\ 教えてくれたのは /
    ヘアメイクアーティスト 江川 徹
    • ヘアメイクアーティスト
    • 江川 徹@tooru_f.hair_salon
    • 縮毛矯正、髪質改善が得意な東京・錦糸町を中心に活躍するベテラン。

くせ毛を自然乾燥すると起きること

くせ毛さんが自然乾燥すると起きることは以下の3つです。

  1. 髪がパサパサする
  2. うねったまま固まる
  3. 雑菌が繁殖する

1、髪がパサパサする

くせ毛に限らず「髪の毛を自然乾燥すること」は美容師としては基本的におすすめしていません。

その理由は、水分を含んだ髪の毛はキューティクルが開いた状態であり、デリケートで傷みやすいため。

キューティクルは濡れている間が開いた状態で、乾くと閉じていく性質がありますが、自然乾燥ではなかなか綺麗に整いません。

やはりキューティクルを整えるにはドライヤーで乾かすのが一番効果的です。

自然乾燥している間は髪内部のうるおいや水分が流出しやすいため「乾いたときには髪がパサパサになっている」なんてことも少なくありません。

2、うねったまま固まる

日本人のくせ毛に最も多い波状毛は、濡れて水分を含んだあと、そのまま乾くとうねうね感が強く出やすい髪質です。

髪の毛は濡れている状態から乾燥するときに形状が固定されます。

これは「髪の水素結合」が濡れると切れて、乾くときに結びつくためです。

くせ毛を出来るだけ抑えたい、うねる髪の毛をまっすぐにしたいなら自然乾燥させるよりも、早めにドライヤーで乾かすことをおすすめします。

また、うねりを解消するにはヘアオイルをつけてから乾かすと良いでしょう。

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3つの毛髪補修が髪のうねりの原因となるダメージホール(損傷部分)に作用し、内側からハリとコシのある髪に導きます。

関連記事 プリュムヘアオイル|うねり髪の構造に着目した成分処方

カールが強く出る

逆に以下のような方は、地肌に近い部分を5~6割程度乾かしてから、毛先はそのまま自然乾燥にした方が、理想の髪型を再現できるケースもあります。

  • くせ毛のうねりをパーマ風にセットしたい
  • ボリューム感のある髪型に仕上げたい

しかし、美容師目線で「髪の毛のことを第一に考える」のなら自然乾燥はおすすめしません。

くせ毛を上手にカールさせたい時は、以下の方法を試してみてください。

  1. 濡れた髪にヘアバームを馴染ませる
  2. ドライヤーの弱風で乾かす

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関連記事 プリュムワックス|髪のうねりやパサつき悩みを、ひと塗りで解消

3、雑菌が繁殖する

頭皮には様々な細菌が存在しています。

湿った状態ではその細菌が増えてしまい、頭皮環境の悪化を招きます。

頭皮環境が悪化すると以下のようなことが起こります。

  • 頭皮に痒みが出る
  • 頭皮が臭うようになる
  • 抜け毛が増える

髪の毛のみならず、頭皮にもよくないため、自然乾燥は避けた方が良いでしょう。


髪を切るときに濡らすのはなぜ?

基本的に多くの美容室では、カット前に一度髪を濡らしてからハサミを入れていきます。

ウェットカットという方法です。

美容室で髪を濡らしてからカット(ウェットカット)するのは以下のような理由があります。

  • 髪の毛を濡らすとまとまりが良くなってカットしやすい
  • 切った後の髪が散らばりにくくなる
  • 髪が柔らかくなるため髪に負担がかからない

しかし、髪を濡らした状態でのカットは、自然乾燥でヘアスタイルを再現しにくいというデメリットがあります。

基本的に自然乾燥することを前提にはヘアカットすることは少ないです。

くせ毛でも濡れるとまっすぐになるタイプもある

髪の毛と水分との関係性に注目してみると「くせ毛」は、大きく2種類に分類されます。

  1. 濡れるとクセが強く出る「波状毛」タイプ
  2. 濡れるとまっすぐになる「うねり毛」タイプ

日本人のくせ毛の大半は、波状毛のため水分を含むとうねりが強く出る髪質

しかし、ごく稀に「濡れるとまっすぐになるのに、髪が乾燥するとクセが出てしまう」という髪質も存在するのです。

これは欧米の方に多くみられる「うねり毛」というくせ毛の種類。

非常に弱いくせ毛さんの場合にも「濡れるとまっすぐになる」というケースが多いため、濡らした方がカットしやすいという面があります。

くせ毛でも自然乾燥することが多いならドライカットする場合もある

上記のように、髪を濡らして切る「ウェットカット」は、美容師側が切りやすいこと髪へのダメージが少ないことがメリットです。

しかし、普段のセットが自然乾燥のお客様なら、要望があれば「髪の毛が乾いた状態」のままカットをすることがあります。

ドライカットのメリットは、おうちで適当に自然乾燥をしても「ある程度決まる髪型」になること。

お客様が自然乾燥してきた状態、「そのままの髪の毛」をカットすることによってご自宅でのセットやくせ毛の扱いやすさも圧倒的に楽になるのです。


くせ毛を自然乾燥させると起きる3つのこと、まとめ

くせ毛さんが自然乾燥すると起きることは以下の3つです。

  1. 髪がパサパサする
  2. うねったまま固まる
  3. 雑菌が繁殖する

自然乾燥は髪の毛、頭皮にとってあまり良いことではありません。

しっかりドライヤーで乾かして、健やかな頭髪を維持しましょうね。

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