ヘアカラーで髪が傷む原因&種類別ダメージの強さをランキング形式でご紹介

ヘアカラーとは、カラー剤を髪の毛の「毛幹」に沈着させて、色味をつけるものです。

そんなヘアカラー「髪が傷む!」と聞いたことはありませんか? この記事ではヘアカラーの種類と髪が傷みやすいものをランキング形式でご紹介します。

ぜひ、ヘアカラー選びやおうちヘアケアの参考にしてみてくださいね。

\ 教えてくれたのは /
    ヘアメイクアーティスト 江川 徹
    • ヘアメイクアーティスト
    • 江川 徹@tooru_f.hair_salon
    • 縮毛矯正、髪質改善が得意な東京・錦糸町を中心に活躍するベテラン。

ヘアカラーの種類はおおきく分けて5種類

ヘアカラーの種類は以下のとおりです。

  1. ブリーチ
  2. ヘアカラー
  3. ヘアマニキュア
  4. カラートリートメント
  5. 一時着色料

そして、上から順番に髪の毛が傷みやすい薬剤です。


ヘアカラーで髪の毛が傷む理由

髪を染めると、以下の要因により髪が傷むことがわかっています。

  • 頻繁に髪を染めたり、強い薬剤を使用したりすると、髪が損傷する
  • ヘアカラーの塗り方を間違えると、色ムラやヘアダメージの原因に
  • カラーリングした髪を適切にケアしない

ヘアカラーをしたら、おうちで適切なヘアメンテナンスをしましょう。

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髪の傷みやすさ1位:ブリーチ

ブリーチは、髪内部のメラニン色素を破壊することで髪色を明るくする脱色剤です。

たとえば、明るめの髪色にしたい、発色の良いカラーを入れたいと言った場合に使用します。

一般的に、ブリーチ剤単体で施術が終わることはなく、ブリーチ→ヘアカラーという順番で行います。 医薬部外品に分類されており、髪に色を入れるのではなく、毛髪から色を抜くタイプのもの。

ブリーチは脱色する際に、髪表面のキューティクルを強く傷つけます。

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髪の傷みやすさ第2位:ヘアカラー

ヘアカラーは髪内部のコルテックスまでしっかり染まるため、シャンプーしても色落ちしにくいのが特徴です。

医薬部外品に分類され、永久染毛剤とも呼ばれます。

色持ちの目安期間は、およそ2~3か月ほどです。

さらにヘアカラーは、以下の2種類に分けられます。

  • アルカリ性酸化染毛剤
  • 中性酸化染毛剤

アルカリ性酸化染毛剤はブリーチすると同時にカラーを入れるタイプであり、中性酸化染毛剤にはブリーチ力がないタイプです。


髪の傷みやすさ第3位:ヘアマニキュア

ヘアマニキュアは、化粧品に分類される染毛料。半永久染毛料とも呼ばれています。

髪表面にだけ色がつくと思われがちなヘアマニキュアは、じつは髪内部にも染料がやや浸透。

そのため、ノーダメージとはいえません。

色持ちには個人差がありますが、3~4週間程度が一般的です。


髪の傷みやすさ第4位:カラートリートメント

カラートリートメントは、ヘアマニキュアと同様、化粧品に分類される染毛料。酸性染毛料の一種で徐染性染毛料ともいいます。

白髪染め製品も多く販売されています。 般的なトリートメントと同様、髪表面と内側のコルテックスに浸透。カラートリートメントの場合は、髪の毛にツヤとうるおいを与える効果も期待できます。

製品にもよりますが、数回の連続使用により1週間程度しか色持ちしないのがデメリットです。


髪の傷みやすさ第5位:一時着色料

一時着色料は、髪表面を色素で覆うタイプの毛髪着色料です。 ヘアマニキュアやカラートリートメント同様、化粧品に分類されます。

髪内部のコルテックスには浸透しないため、シャンプーで簡単に洗い流すことが可能です。

1日だけ髪色を楽しみたい、という方に人気があります。コスプレイヤーさんなどの当日限りのヘアカラーにもよく使われています。

表面に染料が付着するだけなので、髪へのダメージが最も少ないヘアカラーと言えるでしょう。


サロンでのカラーで、できるだけ髪を傷めないコツ

サロンで髪を染める時、ダメージを最小限にする方法をご紹介します。

  • これまでのカラーや髪の施術歴を伝える
  • 暗めのカラーを選ぶ
  • カラーの塗り分けをしてもらう

髪の施術履を伝える

まず大切なこととして、美容師さんに今までの髪への施術歴を伝えましょう。

とくに初めての美容室に行く場合は、髪の「見た目」だけではダメージ具合がわからないことが多いです。

暗めのものを選ぶ

髪全体をヘアカラーしたいときは、明るい色を選ばないようにするのも髪へのダメージを減らすためのポイント。

とくに全体ヘアカラーをしている場合、髪が傷んでしまって色落ちしやすいです。

そのため、いつもより暗いカラーで染めてもらうのがおすすめ。

色が落ちることを前提に、カラーを選ぶと良いでしょう。

カラー剤の塗り分けをしてもらう

カラーリングをして日数が経過したとき、髪の根元から毛先にかけての色ムラって気になりますよね。

傷んでいる部分は色落ちしやすいです。

すなわち、明るいところは髪が傷んでいる部分、暗いところは傷みが進行していない部分です。

色ムラが出てくると、全体に同じ色を入れても、時間が経過すれば再び同じことが起きやすくなります。

色ムラや傷み具合に合わせて、カラー剤を塗り分けることで均一なカラーの仕上がりになり、時間が経っても極端な色ムラが気になりません。

ぜひ、担当の美容師さんに相談してみてくださいね。


ヘアカラー髪が傷む理由とダメージランキングまとめ

ヘアカラーのダメージが大きい順番はいかのとおり。

  1. ブリーチ
  2. ヘアカラー
  3. ヘアマニキュア
  4. カラートリートメント
  5. 一時着色料

ヘアダメージガキになる時は、おうちでダメージ補修できるトリートメントを使ったり、アウトバストリートメントを使ったりするなど、髪を労ることが大切です。