ホットカーラーの傷みにくいセット方法

ホットカーラーの傷みにくいセット法を解説!

髪を巻くときには、コテを使う方もいればホットカーラーを使う方もいると思います。

今回はホットカーラーの正しい使い方と、一緒に使うと良いおすすめのスタイリング剤の特徴を解説します!

\ 教えてくれたのは /
    ヘアメイクアーティスト 戸来 正博
    • ヘアメイクアーティスト
    • 戸来 正博
    • 40代、50代の女性に寄り添ったヘアスタイルを提案。

ホットカーラーの特徴

まずはホットカーラーの特徴から解説します。 ご存じのとおりホットカーラーは簡単に巻き髪を作ることができるアイテムです。

温めた状態のカーラーを髪に巻き付け、一定の時間を放置し外すことで、くるんとしたカールをつけることができます。大きくふんわりとした、ナチュラルなカールを付けるのが得意なアイテムでもあります。

巻き髪を作る際、美容院で使われるのはコテが主流です。ですがコテやアイロンの使い方がわからない方や苦手な方の場合、自宅でのセルフスタイリングには、ホットカーラーを使うことも少なくないと思います。


ホットカーラーのメリット&デメリット

ホットカーラーのメリットは、

  • コテやアイロンに比べ高温になりすぎないので髪が熱ダメージを受けにくい
  • 巻いている間(10分程度)は両手が自由になるので他のことができる
  • 慣れると巻き髪を作るのが簡単で速い
  • 後頭部など巻きにくいところでもカールを作ることができる
  • ヤケドのリスクがない

等があります。 まずホットカーラーは温めて使うのもですが、コテやヘアアイロンほどは熱くなりません。

そのため熱ダメージを受けにくいです。 熱から受けるダメージはパーマなどの薬剤ダメージよりははるかに少ないですが、それでも毎日高温になるコテなどを使っていたらさすがに傷みが気になってくるでしょう。

なので毎日のように髪を巻くのであれば、ホットカーラーの方が適しています。

また熱くなりすぎないので火傷の心配もないためボブなどの短い髪の毛で顔周りの毛をワンカールにする際、不器用な方でも簡単に巻き髪にすることが可能です。

それからホットカーラーは髪をカーラーに巻き付けたらそのままの状態で10分程度放置する必要があります。

その間は両手が自由になるので、朝の身支度などに使えますよ。

ホットカーラーは上手く使うのに少しコツが必要なので最初は全体を巻くのに時間がかかってしまうかもしれませんが、慣れればかなり短時間でセットできるようになります。

なので忙しい朝のヘアセットの時間を短縮させられますよ!

反対にホットカーラーのデメリットは、

  • 温度が低いのでしっかりとしたカールスタイルは作りにくい
  • コテよりも種類が少ない
  • 巻き髪のデザイン性、自由度が少ない

ということが挙げられます。 温度が高くなりすぎないのはホットカーラーのメリットなんですが、逆に強めのカールをつけたい場合にはデメリットになります。

それから最近はコテの方が主流なので、市販のホットカーラーはあまり種類が豊富ではありません。

そのため購入できる製品が結構限られてしまっています。


ホットカーラーとコテはどちらが傷みやすい?

ちなみに「ホットカーラーとコテだったら、どっちが傷みやすい?」についてですが、傷みにくいのはホットカーラーの方です。

理由は先ほど書いたように、ホットカーラーの方がコテより温度が低い&摩擦がかかりにくいから。

ただし温度が低い分、コテよりもカールキープ力は低いです。

そのためコテにしか出すことができないスタイルなどもあります。

しっかりカールを作りたいならコテ、ナチュラルなスタイルにしたいならホットカーラーが向いています。 なりたいスタイルに合わせて使い分けすると良いですよ。

ホットカーラーの正しい使い方と注意点

コテより傷みにくいといっても、間違った使い方をしてしまうと髪を傷めますので注意しましょう!

正しい使い方を解説しますので、この機会に覚えていってくださいね。


傷ませないためには「乾いた髪」に使うことが大事

大前提としてホットカーラーは乾いた状態の髪に使ってください。

濡れたままの髪に使ってしまうとちゃんとカールができないだけではなくダメージヘアの原因になるため、朝シャン派の方はしっかり乾かしてからホットカーラーを使用しましょう。

また寝癖を直すためにミストタイプやミルク系などの成分に「水」を含んでいるスタイリング剤を使用した場合も、一度ドライヤーで乾かしてからにしてくださいね。


巻く前にコーミングすることできれいな仕上がりになる

ホットカーラーに限らずコテで巻く場合もそうですが、まずしっかりコーミングして毛流れを整えておくことが非常に大事です。

巻く前に髪をきれいな状態にしておくことにより、仕上がりがきれいになるからですね。

カーラーに髪を巻きつけるときも、コームを使って毛流れを整えながら行うと良いですよ。

整えるときに重要なのが毛先→中間→根本の順番でとかすことになります。そうしないと髪の毛の断毛(切れること)してしまうことで、パサパサ髪になってしまうからです。


ホットカーラーで巻いた後は髪をしっかり冷ます

髪は冷めるときに形がつくんです。 なのでコテを使う場合でもホットカーラーを使う場合でも、巻いた後はしっかり髪を冷ましてくださいね。

髪がまだ温かい状態のときに櫛を入れてしまったりほぐしてしまうと、カールがとれてしまうので気を付けてください。

朝時間がないときには、ホットカーラーで巻いた後ドライヤーの冷風を当てて冷ましてもOKです。

ホットカーラーを使うときに使用したいワックス

ホットカーラーで巻き髪を作ったときには、カールをキープするためにもきれいに見せるためにも、スタイリング剤を使うようにしましょう。

おすすめなのは、やわらかい仕上がりになるワックスです。

固めすぎないものを選んで、ニュアンス感たっぷりに仕上げると素敵ですよ!

カールやウェーブの感じがきれいに出てくれるので、美髪に見えるんです!

プリュムワックス

プリュムワックス(ヘアバーム ソフト)
美しい艶をつくる、うるおいのベール プリュムワックス
とろけるバームタイプ べたつかず、自然な艶感を やさしさ溢れる、天然由来成分仕立て
湿気から髪を守り、うねり&広がりを抑える
地肌と髪に心地よいこだわりの無添加処方
しっとりつやつや、うるおしてスタイリングできる
プリュムワックスのヘアセット仕上がりレベル表
プリュムワックスでヘアセットした例1
プリュムワックスでヘアセットした例2
プリュムワックス
(ヘアバーム ソフト)60g

3,500円(税込)

特に巻いたりもしていないのですが元々大きくうねる癖がある方なので、まるでゆるく巻いたかのようなニュアンス感たっぷりの仕上がりになりました。

くせ毛の方であれば、ホットカーラーやコテで巻いたりしなくても、ナチュラルな巻き髪のように見せることができるんですよ。

もちろん巻き髪を作るときだけでなく、自然な髪型にセットするときにも使用できます!

きれいな巻き髪を作るためには、カットでしっかりとベースを作っておくことも大事ですね。

もし頻繁に髪を巻くのであれば、美容院で「巻き髪にしやすい髪型にしてほしい」とオーダーするのもおすすめです。


まとめ

今回はホットカーラーの正しい使い方と、一緒に使うと良いスタイリング剤について解説させていただきました。

少しでも参考になれば幸いです。 最後までお読みいただき、ありがとうございました!