ヘアオイルは毎日つけるべき?使うとどんな効果があるか毛髪診断士が解説

ヘアオイルは毎日つけるべき?使うとどんな効果があるか美容師が解説

髪のダメージケアによく使われているヘアオイル。こんな疑問はありませんか?

ヘアオイルのシリコン髪に悪いと聞いた

毎日使って、オイル毛になるのが怖い

ヘアオイルで髪が焼けると美容師さんに言われた

一方、ヘアオイルを使って髪がサラサラになったという声、ダメージケアできるという口コミやレビューも。

実際はところ、どうなのでしょうか?

今回はヘアオイルの効果、毎日使うメリットとデメリットについて毛髪診断士が詳しく解説していきます。

\ 監修はこの人 /
    毛髪診断士 遠藤 颯
    • 毛髪診断士
    • 遠藤 颯
    • 毛髪診断士。Webメディアにおいて6年間記事監修を務める。
      10点以上のヘアケア&美容アイテムのプロデュース経験も。

そもそもヘアオイルを毎日使うメリットとは?4つの特徴を紹介

まず、気になるところが「ヘアオイルを毎日使っても大丈夫?」というところ。

美容師や毛髪診断士の意見としては「ヘアオイルは毎日使ってもOK

むしろ毎日のヘアケアには、髪を補修・保護するヘアオイルをプラスするとドライヤーの熱や摩擦から髪を守ってくれますよ。

毎日のヘアケアには、トリートメント+ヘアオイルがおすすめです。トリートメントで保湿した髪を、ヘアオイルで保護。

特に髪のダメージが強い方は、このような使い方で毎日ケアするのが良いでしょう。

毎日ヘアオイルを使うメリットは4つもあります。

  1. 髪の傷みや乾燥・パサつきを補修・保護できる
  2. 切れ毛・枝毛を防いで指通りを向上
  3. 保湿効果で熱によるダメージから髪を守る
  4. ヘアカラーや白髪染めをより長持ちできる

次の項目から、この4つについて詳しく解説していきます。

ヘアオイルを毎日使うと髪の傷みや乾燥・パサつきを補修・保護できる

ヘアオイルを使った髪の補修
ヘアオイルを使ってスタイリングした写真

>>美容室でプリュムヘアオイルを使用

毎日のヘアケアにヘアオイルを使うと嬉しいメリットが。

その中の1つ、「髪の傷みや乾燥・パサつきを補修・保護できる」こと。

ヘアオイルを使うと、髪の傷みを軽減できます。髪の毛は「ケラチンタンパク質」と呼ばれる繊維のようなものから構成されています。

髪は、一度ダメージを受けると二度と元には戻りません。

ヘアオイルでのヘアケアなら、物理的ダメージ、熱によるダメージを緩和することができます。

そのほか、カラーやパーマ、縮毛矯正、ブリーチをする方。これらの施術は髪に大きな負担がかかります。アルカリ性の薬剤、縮毛矯正ではストレートアイロンの高熱。

髪はアルカリ性の薬剤や高熱に弱く、傷つき、ダメージが蓄積します。

毛髪のダメージレベル 日本毛髪科学協会資料より
毛髪のダメージレベル 日本毛髪科学協会資料より

綺麗な髪=毛髪キューティクルが整っている状態

ダメージを受けた髪=毛髪キューティクルが剥がれたり、浮いたりしている状態。

キューティクルが浮いたり、剥がれたりしているダメージもうは髪から水分や栄養が流れ出やすくなり、髪が乾燥しパサつくやすくなることも。

そんなときこそ、毎日のケアでヘアオイルをつけて髪を保護。さらに髪に不足してしまった成分を補うこともできます。

美容院の施術で蓄積したダメージを補修しながら、パサつきの気にならない指通りの良い美髪へと導きます。

切れ毛・枝毛やアホ毛を防いで質感を向上、指通りの良い髪へ

ヘアオイルを使用する事で指通りが良くなる
ヘアオイルを使用する事で指通りが良くなる

ヘアオイルは髪の質感を向上させ、物理的なダメージから守る働きがあります。物理的なダメージとは以下のような、摩擦によるダメージです。

  • 枕の摩擦
  • 髪をとかすときの摩擦
  • 髪を結ぶときの摩擦

髪同士が擦れると、髪が傷みやすくなってしまいます。擦れて絡まり、無理に引っ張ろうとすると更にダメージを受ける場合も。

強い力で髪を引っ張り、髪が抜けたり切れたりすると切れ毛や枝毛の原因になります。そんなときに、ヘアオイルをつけると髪同士の摩擦を減らすことができます。

毎日触る髪の毛だからこそ、ヘアオイルで指通りを改善して切れ毛や枝毛を予防しましょう。切れ毛を防ぐことで、髪表面のやっかい者であるアホ毛をぐんと減らすこともできますよ。

ドライヤーの熱によるダメージから髪を保護

ヘアオイルをつけてからドライヤーすることで熱から髪を保護
ヘアオイルをつけてからドライヤーすることで熱から髪を保護

>>美容室でプリュムヘアオイルを使用

毎日のヘアケアで使うヘアオイル。では、どのタイミングで使うのが正しいのでしょうか?

ヘアオイルを使うタイミングは、ドライヤーで髪を乾かす前がおすすめ。

ヘアオイルで髪の1本1本を優しく保湿コーティングしておくことによって、熱ダメージから保護できます。

ちなみにアイロン前にヘアオイルを使うと髪が焼けるという話を聞いたことがある方も多いでしょう。これは、ヘアアイロンを使用する直前にヘアオイルをつけて濡れている状態でアイロンを使用することが原因です。

ヘアアイロンやコテを使用する時は髪が乾いている状態で使用しましょう。

もう一つ気をつけたいのがアイロンの設定温度です。髪を構成するタンパク質の一種、ケラチンは、およそ150度で熱変性を起こすといわれています。

そのため、ヘアダメージを抑えるためには、アイロンやコテの温度は150度より低めにすることが大切です。

180度といった高温で使用する場合は、長い時間同じ箇所に当てず、手際よくスタイリングするとダメージを抑えられるでしょう。

摩擦ダメージの緩和でヘアカラーや白髪染めをより長持ちさせる

指通りをよくしてヘアダメージを緩和
指通りをよくしてヘアダメージを緩和

カラーや白髪染めを定期的に行っている髪には、ぜひヘアオイルでの毎日ケアを。ヘアオイルに含まれる補修・保湿成分によって、キューティクルを保護。摩擦ダメージによる退色を遅らせて、カラーの持ちを良くする効果が期待できます。

特に、ブリーチやハイトーンのカラーを入れている方。髪色が明るいほど、色落ちが早いですよね。

色落ちが早い方にこそ、毎日ヘアオイルでケアすることがおすすめ。ヘアオイルでのお手入れをプラスして、ヘアカラーを楽しみましょう。

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ヘアオイルを毎日使うデメリットって?

ここからは、ヘアオイルを毎日使用することのデメリットについて解説します。

ヘアオイルを毎日使うことのデメリットは2つ。

  1. 髪の質感が重くなる、と感じることも
  2. ヘアオイルはお値段が高め

毎日使うと髪が重いと感じる場合も

ヘアオイルはその名の通り、オイルでできています。オイルの種類はシリコンオイルや天然植物オイルなど、その製品によって様々ですが、毎日使うことで髪の毛が重たい質感になる場合があります

お風呂の中で使うトリートメント(インバストリートメント)は補修成分を髪に吸着させたのちに、不要な成分を洗い流します。

一方お風呂の外で使うトリートメント(アウトバストリートメント)は洗い流さないため、配合されているほとんどの成分がしっかり髪に残ります。

そうすると、髪質によっては髪がオイル髪になった、髪が重くてぺたんこになったと感じることも。そのような場合はヘアオイルの使用頻度を2日に1回に減らす、3日に1回に減らすなど調整すると良いでしょう

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ヘアオイルは値段が高め

アウトバストリートメントは大きく分けてヘアオイル、ヘアミルク、ヘアミストに分類されます。その中でも、油分の配合比率が高いヘアオイルは価格が高くなる傾向にあります。

それに加え、近年ではシリコンの価格高騰、製造コストの上昇によりヘアオイルの価格はさらに上がっていくと考えられます。

便利なヘアオイルですが、毎日使うにはお金がかかることも認識しておきたいところです。


ヘアオイルに関してよくある質問

ここからはヘアオイルの使用に関するよくある質問にお答えします。

Q1.シリコン入りのヘアオイルは毎日使っても大丈夫?

大丈夫です。

シリコンは髪や頭皮に影響はなく、安全性の高い成分です。

実はヘアケア製品やスキンケア製品、メイクアップ製品に多く使用されています。

ヘアオイルにシリコンを配合することで、以下のようなメリットがあります。

  • 指通りの改善
  • 傷んだキューティクルを保護

Q2.ヘアオイルを使い続けるとベタベタのオイル毛になる?

髪質によっては一時的に重たい質感の「オイル髪」になる場合はあります

髪が重たくなってきたな、と感じたら一旦使用を中止して、シャンプーで洗い流すようにしましょう。

そうすることで、オイル髪が改善され、さらっとした質感が戻ってくるでしょう。

そのほか、オイル髪になりやすい髪質であれば、使用感がさらっとしたヘアオイルを選ぶようにすると良いでしょう。

Q3.ヘアオイルの正しい付け方ってあるの?

ヘアオイルはヘアダメージの大きい毛先から中心につけていくと良いでしょう。髪を乾かす前に、毛先→中間→根本の順番で塗布してくださいね。

お風呂上がりに優しくタオルドライ

ヘアオイルは、基本的に「お風呂あがり」のタオルドライした髪に使用するのがオススメ。まず、シャンプー後の濡れた髪を優しくタオルドライします。 強くこすると摩擦で髪が傷むので、髪をタオルで挟んでポンポンと水気を取っていくようにしてください。

2.髪をくしでとかす

タオルドライ後は、目の粗いコームで毛先→中間→根本の順番で梳かして、毛流れを整えましょう。絡みやすい髪質の場合は、切れ毛を作らないように慎重に行ってくださいね。

3.ヘアオイルを髪に馴染ませる

ヘアオイルを馴染ませていきます。特に、パサパサしやすい毛先と、外部ダメージを受けやすい髪表面にしっかり付けてください。

4.ドライヤーで髪を乾かす

ドライヤーをかけるときは、近づけすぎないように注意。手に当てても熱くない距離から乾かしてください。目安としては、髪から20センチくらい離すと良いでしょう。

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関連記事 プリュムヘアオイル|うねり髪の構造に着目した成分処方


ヘアオイルは毎日つかっていいの?まとめ

最後に、今回の記事をおさらいしましょう。

毎日ヘアオイルを使う4つのメリット

  1. 髪の傷みや乾燥・パサつきを補修・保護できる
  2. 切れ毛・枝毛を防いで指通りを向上
  3. 熱によるのダメージから髪を保護
  4. ダメージによるヘアカラーや白髪染めの退色を防ぐ

毎日ヘアオイルを使う2つのデメリット

  1. 髪質によっては重くなる
  2. コストがかかる

ヘアオイルの正しい使い方、4ステップ

  1. お風呂あがりのタオルドライ後につける
  2. 髪をくしでとかす
  3. ヘアオイルを馴染ませる
  4. ドライヤーで髪を乾かす

その点をふまえて、毎日のヘアケアを楽しんでくださいね。 

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※本記事内の成分および製品に関する意見は個人の見解であり、効果を100%保証するものではありません。

参考資料:毛髪診断のための実用知識Q&A