くせ毛は年齢によって原因・悩みが異なる、美容師からのアドバイス

くせ毛は年齢によって原因・悩みが異なる、美容師からのアドバイス
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髪悩みのといえば「くせ毛」といっても過言ではないほど、幅広い年齢層でお悩みの方が多いくせ毛。

実は一口にくせ毛といっても、年齢にによって原因やお悩みが異なることをご存知でしたか?

くせ毛のほとんどの原因は遺伝と言われています。

しかし、後天的に「遺伝によって受け継いだくせが悪化する」「直毛がくせのある髪に変わる」ということもあるんです。

扱いにコツが必要なくせ毛。扱いやすくするには、年齢とともに変化する原因や髪の特徴を知ることが大切です。

今回は美容師が、子供から40代・50代まで年齢別に「くせ毛の原因」「お悩みを少しでも軽くする方法」についてお伝えします。


年齢とともにくせ毛は変化、対処方法を紹介します

年齢とともに変化するくせ毛ですが、くせ毛の原因には大きく分けて2種類あります。

  • 先天的原因(遺伝・生まれつき)
  • 後天的原因

ではそれぞれの原因について詳しく見ていきましょう。

くせ毛には先天性、生まれつきのものと後天的なものがあります

くせ毛のタンパク質は歪んて結合している

一般的にくせ毛の大きな原因と言われているのが先天的原因、つまり遺伝です。

具体的に何が遺伝しているのかというと、髪の毛の構造や頭皮の毛穴の状態。

髪の毛はいくつものタンパク質のつながりによって構成されているのですが、くせ毛はこのつながりがボタンを掛け違えてしまったようにずれてしまっています。

髪の毛を構成する2種類のタンパク質分布に偏りがあるのも髪がうねる、屈曲する原因。

毛穴の形も、直毛の毛穴が頭皮に対して真っ直ぐである一方、くせ毛は頭皮の中で曲がってしまっているという違いがあります。

くせ毛は直毛より遺伝しやすい性質があり、両親が二人ともくせ毛の場合子供がくせ毛になる確率はなんと90%以上。

両親のどちらかがくせ毛の場合でも70%を超える高確率で子供はくせ毛になると言われており、世の中のくせ毛の原因のほとんどが遺伝と言えます。

両親がくせ毛の場合遺伝確率は90%以上

しかし「子供の頃くせ毛ではなかったのにいつの間にかくせ毛になった」という方もいらっしゃるはず。

これが2つ目の原因である「後天的原因」によるくせ毛です。

後天的くせ毛の原因は、大まかに次の4つ。

  • ホルモンバランスの変化
  • エイジング
  • 間違ったヘアケア(ダメージ)
  • 生活習慣

ホルモンの変化

特に女性の場合ホルモンの影響を受けやすく、高校生くらいの思春期や妊娠出産、加齢といったタイミングで大きくホルモンバランスが変化します。

 ホルモンバランスの変化は後天的に発生するくせ毛の原因であるものの、遺伝的要素で決まっている部分が大きいため、先天的原因と後天的原因の間のような存在ともいえるでしょう。

エイジングでは、毛穴のたるみ髪の毛が痩せてくるといった原因で髪の毛にくせが出やすくなると言われています。

年齢を重ねることでくせ毛になることが多いのは明らかなのですが、その原因は「遺伝的なもの」「ホルモンバランスの変化」「ヘアダメージ」など、複数の原因が複雑に絡み合っていると考えられますから対策が難しい原因のひとつでしょう。

ダメージはくせ毛の原因になる

間違ったヘアケア、カラーやパーマなど髪に負担の大きい施術を頻繁に受けることなどによるヘアダメージもくせ毛の原因。

食生活の乱れ睡眠不足といった生活習慣やストレスが原因で頭皮や毛穴が乱れ、くせ毛になってしまうこともあります。

先天的なくせ毛は直すことはできないものの、抑えることは可能

くせ毛の原因、ざっくりとお分かりいただけましたでしょうか?

先ほどお話ししたように、後天的くせ毛の原因には「ヘアダメージ」や「生活習慣」など、予防・対策できそうなものがありましたよね。

 

後天的くせ毛はヘアケアで対策できる

後天的なくせ毛はある程度、予防・改善可能なんです。

一方、先天的なくせ毛は髪の毛の構造や毛穴の構造が原因ですから根本的に直すことはできません。

加えて、先天的なくせ毛も後天的原因でくせ毛が悪化してしまうことがあります。

ですから、先天的くせ毛さんもくせ毛対策は大切。今よりくせ毛を扱いやすくしたり、これ以上くせ毛の悪化を防いだりできますよ。

生活習慣を整えることはもちろんですが、くせ毛のためのヘアケアを心がけるようにしましょう。

ではここからは年齢別に原因とお悩みを見てみましょう。


年齢別のくせ毛の悩み、子供のころ突然、癖が強くなった

幼児の髪の毛

「生まれた時はストレートだったのに、子供のころ急にくせ毛になった、くせが強くなった」このような方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ダメージも生活習慣もまだ影響しなそうな子供時代。どうしてこんなことが起きるのでしょう。

成長過程で毛根・毛穴が変化、遺伝によるくせ毛が出ます

小学校や思春期の成長期に髪質が変わる原因としては、ホルモンバランスの変化毛根・毛穴の形の変化が影響していると言われています。

赤ちゃんの頃の髪の毛と、小学生の髪の毛って変わりますよね。子供の髪の毛は年齢とともに変化するのが普通。

年齢を重ねるにつれて、直毛からくせ毛になったり、反対にくせ毛が治ったりと、髪の毛もまだ安定しません。

そのため、思春期までは両親と髪質が異なる場合も多いもの。

しかし、思春期を超えて大人の髪の毛になる年齢の頃には、両親の髪の毛の形質を引き継いだ髪質に安定していきます。

その他にも、子供の髪の毛がくせ毛に変化するのには、頭蓋骨が大きくなることに伴って頭皮が伸び、毛穴が歪んでしまうことも影響すると考えられています。


おしゃれを楽しみたい学生から20代、カラーやパーマはしても良い?

カラーをたのしむ20代

規則の厳しい高校時代を終えた20代。カラーやパーマでおしゃれをしたくなりますよね。

くせ毛さんでもカラーやパーマをしても大丈夫ですが、いくつか注意点も

ストレートパーマの注意点、カラーならくせ毛が落ち着くものもあります

ストレートパーマや縮毛矯正はくせ毛で悩んできた方なら一度は考えるのではないでしょうか。

特に縮毛矯正は、薬剤に加えて熱を使用してくせをより強力に伸ばしますから、強いくせ毛でもたちまちストレートにできます。

そんなとっても魅力的なストレートパーマ・縮毛矯正ですが、メリットもあればデメリットも。

  • 髪が痛む
  • 時間とお金がかかる
  • やめるのが難しい

ヘアダメージの要因

ストレートパーマや縮毛矯正をすれば髪の毛は確かに真っ直ぐになりますが「キューティクルをこじ開ける」「髪の毛の組織を切断する」工程があるため、髪への負担は非常に大きいもの。

はじめの方でお話ししましたが、ダメージを受けた髪の毛はうねってしまうこともあります。

ストレートにできるのは縮毛矯正をかけたところだけですから、新しく生えてくる髪の毛はうねりのあるくせ毛、チリチリの縮毛のまま。

髪の毛は1ヶ月に1cm程度伸びるため、うねりやチリつきが気になる方はかなりの頻度でかけ直す必要が出てきます。

縮毛矯正の価格は1~2万円ほど。これに加えて、毎回3~4時間という時間もかかってきます。

縮毛矯正毛と地毛のくせ毛の境目

また、縮毛矯正毛と地毛のくせ毛の境目が目立ってしまうため、一度かけると「縮毛矯正やめたい」と思ってもなかなかやめられないのもネックなところ。

憧れのストレートヘアになれる、朝のヘアアレンジが楽になるなど、ストレートパーマや縮毛矯正の魅力はとっても大きいものです。

メリット、デメリットをよく比較して決めるようにしましょう。

ヘアカラーも「くせ毛はもともとパサつくけど、してもいいのかな?」と悩む方もいらっしゃるはず。

ヘアカラーならなんと、くせ毛が落ち着くものもあります。

それがヘナカラー。ヘナとは植物を粉末を使用したカラー剤です。

ヘナカラー

髪の毛の主成分であるケラチンにからみ付くことで染色するため、傷んだ髪の毛を補修しつつ色素を髪の毛に吸着させることができます。

髪のダメージを防ぐことはできますが、植物の粉末ですから色はオレンジベースのみ。

何度か繰り返して色素を定着させる必要があり、黒髪には染まりづらく、明るくもできませんからおしゃれ染めに使うにはあまり現実的ではありません。

ブリーチをするとくせが収まる場合もありますが、これはただ単に大きなダメージを受けて髪の毛がヘタってしまっただけ。

おしゃれを楽しみたい20代、くせ毛でもカラーやパーマをするのは大丈夫ですが、その分ダメージケアに力を入れるのがおすすめ。

将来の髪の美しさに差がつきますよ。


30代から40代になってくせ毛になった、またはひどくなったあなたへ

髪に悩む女性

30代、40代の年齢になってくせ毛になったり、くせ毛がひどくなったりする方が出てきます。

考えられる原因は以下の3つ。

  • 女性ホルモンの減少
  • エイジング
  • 乱れた生活習慣間違ったヘアケアの積み重ね

女性ホルモンの分泌は20代後半から30代前半がピークで、30代後半から40代、50代と年齢を重ねるつれて分泌量がどんどん減少。

この変化によって抜け毛が多くなってしまったり、ハリコシのない細いうねうねの髪の毛に変わってしまったりします。

特に妊娠中は妊娠を維持するために胎盤から活発に女性ホルモンが分泌されるため、出産を機に急に「髪の毛が薄くなった」「くせ毛になった」「髪の毛が細くなった」という方がたくさんいらっしゃるのです。

髪へのダメージ、生活習慣によってくせ毛になることも

ダメージヘア

30、40代はダメージが蓄積する年齢層でもあります。

20代から続けてきたカラーやパーマの回数は重なり、ちらほら出てきた白髪が気になり頻繁にカラーリング。

弱ってきた髪の毛に一気にダメージが押し寄せてくる年齢なのです。

家庭や仕事も忙しく「自分のことをかまっている余裕がない」なんて方もいらっしゃっるのでは?

そんな慌ただしい生活が、髪質を変えてしまう原因になるのです。

30,40代は忙しい年代

くせ毛はうねりや凹凸のある髪質、縮毛矯正やヘアアイロンの使用頻度が高いなどの理由からダメージを受けやすいため、毎日のダメージケアは必須。

ホルモンの変化やエイジングの対策はなかなか難しいですが、ヘアケアは工夫できます。

30代のくせ毛さんは、丁寧なヘアケアをしながらヘアスタイルを楽しみましょう!くせ毛は効果的なヘアケアをすれば個性として活かすこともできますよ。

シャンプーやトリートメントを見直す、ヘアオイルを使うだけでも髪質は変わってきますから、忙しい方もぜひ生活の中にあなたのできるヘアケアを取り入れてみてください。


50代、加齢が原因でうねり・パサつきがひどい、縮毛矯正は続けるべき?

パサついた髪

50代になるとエイジングが原因でうねりやパサつきが出てきます。

遺伝的にくせ毛ではない方でも髪が弱くなり、髪悩みが増えてくる年齢層です。

最初の方でお話ししましたが、エイジングと言っても「ホルモンバランスの変化」「ヘアダメージ」など、さまざまな原因が複雑に絡み合っています。

そのため、できるだけくせ毛が悪化するリスクを避けるのがベストでしょう。

縮毛矯正はダメージが大きいですから、パサつきがひどくなってしまったり、最悪の場合ダメージが原因で髪がうねってしまったりすることもあるんです。

ですから当にストレートヘアが好き!」という方以外は縮毛矯正を卒業するのも一つの選択肢ですよ。

大切な髪を傷めるのではなく、ヘアスタイルを変えて髪を守りましょう

ヘアスタイルに悩む女性

50代は、ずっと縮毛矯正をかけ続けた方でも「傷むしあんまりまっすぐなのもなあ…。」なんて、縮毛矯正からの卒業を考える方が多く出てくる年齢層でもあります。

芸能人でもある程度の年齢になると真っ直ぐサラサラのストレートではなく、くせやパーマ感のある髪型の方が多いですよね。

くせを抑えるのではなく、「活かす」という方法もあります。

くせ毛を活かした髪型に変えてオシャレなくせ毛ヘアスタイルを楽しんでいる方は意外とたくさんいらっしゃるんですよ。

ショート

50代くせ毛さんには、次のような理由から、ショートヘアがおすすめです。

  • くせ毛を活かしやすい
  • 若く見える
  • お手入れが
  • ダメージが蓄積しにくい

ヘアケアで美しい髪の毛をキープしながら、くせ毛を活かした髪型を楽しんでみてはいかがでしょうか。

50代くせ毛さんにおすすめの髪型についてはこちらの記事で詳しくご紹介していますので読んでみてくださいね。


年齢別、くせ毛のあなたへ美容師から伝えたいこと

今回は美容師が、子供から40代・50代まで年齢別に「くせ毛の原因」「お悩みを少しでも軽くする方法」についてお伝えしました。

くせ毛は扱いにコツが必要なことから、一般的にネガティブに捉えられがち。

くせ毛はまっすぐにはできませんが、年齢・原因別のヘアケアで美しく、扱いやすくできます。

綺麗な髪の毛は、真っ直ぐでもくせ毛でも素敵です。

強いくせ毛さんでも、年齢・原因に合わせたくせ毛ケアでくせ毛をチャームポイントに変えましょう!

なによりも、くせ毛さんが自分の髪の毛を好きになれることを祈っています。

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