くせ毛・縮毛の悩み、ちぢれっ毛にはストレートパーマしかない?

くせ毛・縮毛の悩み、ちぢれっ毛にはストレートパーマしかない?
Pocket

くせ毛・縮毛の方にとって、くせ毛を治す方法があるのかどうかはとても気になりますよね。

現状、くせを治す方法は縮毛矯正以外にはありません。

しかし縮毛矯正でストレートになるのはかけたところだけ。

根元はくせ毛のままなので頻繁にかけ続けなければなりません。

ダメージも非常に大きく、ある日突然、チリチリのビビリ毛になってしまう方も…。

うねうね、チリチリの髪の毛を治そうとして縮毛矯正をしていたのに、これでは逆効果。

くせ毛を根本から治すことはできませんが、お悩みの原因であるうねり・チリチリ・パサパサは縮毛矯正しなくても、ヘアケアで抑えることができます。

今回はくせ毛を毎日見てきた美容師が、くせ毛を治す方法、くせ毛を扱いやすくする方法について解説します。

ちぢれたくせ毛、縮毛を直す方法はストレートパーマでの矯正だけ?

くせ毛をストレートにする方法は縮毛矯正だけ

冒頭でもお話ししてように、今のところくせ毛をストレートにする直し方は縮毛矯正以外にありません。

縮毛矯正は、くせ毛・縮毛さんの憧れのストレートヘアを手に入れることができる素晴らしい技術。

うねりのある髪の毛にどう対処していいかわからず、最後の手段として縮毛矯正を取り入れる方は結構多いです。

特に梅雨から夏の季節のくせ毛さんを悩ませる季節にかける方が多いです。

一度かければ厄介なくせ毛から卒業できる一方で縮毛矯正には、次のようなデメリットも。

  • 高頻度でかけ続けなければならずお金や時間がかかる
  • やめるのが難しい
  • ダメージが大きい

くせ毛の縮毛矯正でうねりは一時的に改善しても継続が必須になる

縮毛矯正にはデメリットも

縮毛矯正は、髪の構造を薬剤と熱で変える施術ですから、ストレートにできるのは縮毛矯正をかけたところだけです。

そのため、新しく生えてくる髪の毛はうねりのあるくせ毛、チリチリの縮毛のまま。

髪の毛は1ヶ月に1cm程度伸びると言われていますから、うねりやチリつきが気になる方はかなりの頻度でかけ直す必要が出てきます。

縮毛矯正の価格は15,000~20,000円ほど。

例えば1ヶ月ごとに縮毛矯正をかけるとしたら、1年で18万円~24万円

一般的に30代の女性が美容院にかける費用で最も多いのは1年間1万円~3万円未満と言われています。

縮毛矯正ってお金がかかるんですよね。

縮毛矯正はお金がかかる

しかもこれに加えて、毎回3~4時間という時間もかかってきます。

このお金と時間を他のことに使いたい、と思ってしまいますよね。

また、縮毛矯正は一度かけると「縮毛矯正やめたい」と思ってもなかなかやめられないのもネックなところ。

やめるのが難しい理由は、縮毛矯正毛と地毛のくせ毛の境目が目立ってしまうからです。

「うねりの強いくせ毛と、反対にスーパーストレートな縮毛矯正の差に我慢できない」

そんな理由で、縮毛矯正をやめたくてもやめられないくせ毛さんがたくさんいらっしゃるのが現実です。

縮毛矯正毛とくせ毛の境目は目立つ

縮毛矯正をやめるには強い意志が必要なんですが、ずっと縮毛矯正をかけ続けた方でも「やっぱり縮毛矯正やめたい」と考えを改める方もたくさんいます。

なぜでしょうか。

先ほど説明したお金や時間がかかることも理由のひとつですが、最も多い理由は「髪が傷むから」です。

縮毛矯正で髪が傷むのは、縮毛矯正の仕組みが原因。

縮毛矯正の仕組みを簡単に説明すると次のようになります。

  1. アルカリ性の薬剤でキューティクルをこじ開ける
  2. 髪の内部のタンパク質結合を切断
  3. アイロンの高熱薬剤の力でまっすぐに結合し直す

くせ毛のタンパク質はずれて結合している

髪はタンパク質の結合によって構成されています。

その中に「シスチン結合」という結合があるのですが、くせ毛はこの結合がボタンをかけちがったようにズレてしまっています。

縮毛矯正は、この結合を薬剤の力で切断

ストレートアイロンの高熱と薬剤の力でズレを直し、結合し直すことでストレートの髪に形を変えるのです。

縮毛矯正の仕組み

髪の構造を一度切断するため、切れ毛や枝毛など弱い髪になってしまうのですね。

髪の内部構造に働きかけるためにキューティクルも無理やりこじ開けるわけですが、キューティクルは一度こじ開けると、普段の生活でも開きやすくなります。

開いたキューティクルからは、水分や栄養が流出するため、パサパサの髪に。

開いたキューティクルはささくれのように引っかかりやすいですから、傷ついたり剥がれたりもしやすくなります。

髪が損傷すると、物理的に折れたり曲がったりしやすくなりますから、うねり切れ毛、枝毛悪化する原因にもなってしまうんです。

髪がストレートになる、とても魅力的な縮毛矯正。

しかし、それと引き換えに大きなリスクも負わなければならないのです。

ダメージはくせ毛の原因になる

最近の縮毛矯正は、ダメージが少し軽減されたものも出ています。(ダメージがないものは存在しません。

「ストレートのヘアスタイルが好き」

「サラサラの髪じゃなきゃ嫌」

そんなくせ毛さんは、縮毛矯正をするのが良いでしょう。

「前髪のうねりが気になるから前髪だけ縮毛矯正をする」という方もいらっしゃいます。

髪型を決める上で大切なことは、自分が毎日を心地よく楽しく過ごせるかどうか。

自分の好きなヘアスタイルがある方は積極的に取り入れましょう!

一方で「くせ毛は扱いづらいから縮毛矯正をしようかなあ」という方には縮毛矯正はおすすめしません。

くせ毛はヘアケアや髪型によって扱いやすくできるからです。

髪へのダメージを考えるとやめたい、とお考えのあなたへの提案

ダメージに悩む女性

「ストレートになりたいわけじゃないし、傷むのも気になるし、縮毛矯正やめよう!」

そんなあなたは必見。

縮毛矯正をせずに、くせ毛を扱いやすく、おしゃれに見せるにはくせ毛用の髪の扱いが必要になります。

くせ毛はストレート毛と髪の毛の構造や毛穴・毛根の形まで根本的に違いがあります。

ストレートさんと扱い方が違うのも当然のこと。

反対に言えば、くせ毛さんはくせ毛の正しい扱い方を身につければ、くせ毛を魅力にも変えることができるということです!

縮毛矯正をやめてくせ毛を活かしていくなら以下の3つが大切です。

  • 髪型を変える
  • ヘアケアを見直す
  • ワックスを使用する

詳しく説明していきますね。

くせ毛を活かした髪型でパサパサ・チリチリ、うねりを抑えてスタイリング

パサパサの髪

くせ毛のみなさんが気になるのは、期待通りにいかないうねり・くせ毛特有のパサつき・広がりではないでしょうか?

実は、くせ毛の一番のお悩みであるうねりは、髪型を変えることで活かすことができるんです。

それが、ショートやボブなどの短めのヘアスタイル。

ショートヘアは「いざという時結ぶことができない」「くせがひどくなる」「広がる」などの理由から、くせ毛さんから避けられがちです。

実は、このショートこそがくせ毛を最も活かしやすい、くせ毛さんに似合う髪型なのです。

ポイントは、レイヤーを上手に入れること。

レイヤーを上手に入れたショート

くせ毛さんは広がりを気にして髪を厚いままにしがち。

でもそれは絶対NG!

くせ毛はうねりがあるため、ボリュームが出やすく「重い」「やぼったい」などの印象になりやすいです。

ですから、レイヤーを適度に入れて、すっきりと抜け感を出しましょう。

レイヤーで髪に空間を与えることで、くせも動かしやすくなり、パーマのように活かすことができます。

くせをパーマのように活かしたショート

また髪のダメージが蓄積しにくいのもくせ毛さんにショートヘアをおすすめする理由のひとつ。

くせ毛は傷みやすい性質であることに加えて、ストレートアイロンや縮毛矯正など、髪にダメージを与える機会も多いです。

ロングやミディアムなど長さのある髪の場合、何年も前の傷んだ髪の毛が毛先に残りますが、ショートならそんなことはありませんよね。

ドライヤーの時間も短縮可能ですし、綺麗な髪をキープしやすいのです。

ですから、縮毛矯正を卒業したいくせ毛さんは、ぜひショートを取り入れてみてくださいね!

ちなみに、くせ毛のカットはどの美容師でもできるものではありません。

くせ毛の扱いが得意な美容師さんにお願いするのがおすすめですよ。

くせ毛・縮毛を抑えるためにまずシャンプー・トリートメントを選ぶ

くせを扱いやすくするにはヘアケアも大切

くせ毛を活かせる髪型が決まったら、次はヘアケアを見直しましょう。

繰り返しになりますが、くせ毛はストレート毛と異なる性質があります。

そのため、いくら話題になっているヘアケアでも、ストレート毛さんと同じものを使用していてはダメなのです。

くせ毛さんに最適なヘアケアを選ぶために知っておきたいくせ毛さんの特徴は3つ

  • ダメージを受けやすい
  • パサつきやすい
  • 髪の水分バランスを保つのが苦手

癖毛はダメージに弱い

少し前にもお話しした通り、ストレートアイロンや縮毛矯正をする機会が多いくせ毛はダメージを受けやすいです。

アイロンや縮毛矯正の他に髪の構造も影響しています。

くせ毛の髪の毛はうねっていますよね。

うねった髪の毛はぶつかりやすく、摩擦が大きくなりやすいです。

「髪の毛は摩擦に弱いから擦ってはだめ」とよく耳にしませんか?

くせ毛は常に髪の毛同士を擦り合わせているようなもの。

傷むに決まっています。

うねる髪は摩擦が大きい

また、くせ毛の表面には凸凹があります。

凸凹している髪の毛をブラッシングしたり、ストレートアイロンの熱々の鉄板で挟んでスライドしたりしていますから、ストレートの滑らかな髪より傷みやすいと想像できますよね。

くせ毛がダメージを受けやすいことは、パサつきやすさにも影響しています。

さらに、くせ毛は髪の内部の水分バランスを保つのがとっても苦手。

髪の毛の中には2種類のタンパク質が存在しています。

  • Oコルテックス(水分を含みやすいタンパク質)
  • Pコルテックス(水分を含みにくいタンパク質)

タンパク質分布

ストレート毛の場合これら2種類のタンパク質はバランスよく分布していますが、くせ毛偏って分布しています。

湿気や汗で、髪が水分を吸ったとき、水分を含みやすい場所と含みづらい場所にばらつきが出るのでくせ毛は湿気で髪が大きくうねってしまうのです。

これらのことから、くせ毛におすすめのシャンプー・トリートメントは以下のようなもの。

  • 髪に負担をかけない洗浄成分
  • 高い毛髪補修効果があるもの
  • 高い保湿効果があるもの

洗浄成分

洗浄成分としては、アミノ酸系ベタイン系が低刺激でおすすめ。

成分表に「ココイルグルタミン酸」「コカミドプロピルベタイン」「ラウロイルメチルアラニンNa」などと書いてあるものを選びましょう。

ケラチン・ヘマチンの効果

毛髪補修成分としては「ケラチン」「ヘマチン」が入っているものが良いでしょう。

ケラチンは髪の主成分ですから、傷んだ髪の代わりとなって髪を補修してくれます。

ヘマチンケラチンに結合することで髪を補修してくれます。

ヘマチンにはカラーやパーマ(縮毛矯正含む)の後に残るアルカリ性薬剤除去効果もありますから、ダメージや色落ちも防いでくれますよ。

カラーやパーマをしているくせ毛さんにもおすすめの成分です。

保湿成分は「アミノ酸」「天然植物オイル」加水分解コラーゲン」「加水分解ヒアルロン酸」などと記載のあるものを選びましょう。

最近は市販のシャンプーでも、ホホバオイルやアルガンオイルなど、天然オイルを使用している種類も増えてきましたので、成分表を見ながら選んでみてくださいね。

乾燥でパサつくくせ毛・縮毛にはヘアオイルで保湿、毛髪補修を

ヘアオイル

ダメージを受けやすく、パサつきやすいくせ毛さんは、シャンプーの後ドライヤーの前にアウトバストリートメントをつけるのも欠かせません。

アウトバストリートメントにはさまざまな種類がありますが、くせ毛さんにおすすめなのはヘアオイルタイプ。

ヘアオイルは水を一切含んでいないため、湿気に弱いくせ毛さんに最適なのです。

オイルですから、蒸発もしにくく、しっとり髪を長くキープできます。

ヘアオイルは、熱から髪を守ってくれますから、ドライヤーの前には忘れずつけるようにしましょう。

ヘアアイロンやドライヤーなどの熱ダメージを予防したい方は「メドウフォーム-δ-ラクトン」「γ-ドコサラクトン」が入っているものがおすすめ。

こちらは、熱に反応してダメージを軽減してくれる働きがあります。

シルク・コラーゲン・ケラチンの働き

ダメージ補修には「ケラチン」「シルク」「コラーゲン」がおすすめ。

ケラチンは髪の内部構造から、シルクとコラーゲンは髪に皮膜を作ることで髪の表面から髪を補修してくれますよ。

シルクとコラーゲンはくせ毛特有の髪の表面の凹凸も包み込みますから、手触りもなめらかに

広がりが気になる場合にはシリコン入りのオイルが髪にまとまりを与えてくれます。 

ヘアオイルのベタつきが苦手な人は天然植物オイル使用のものがおすすめ。

浸透力が高いので髪の内部までうるおいを与えつつ、サラッと使えますよ。

しっかりヘアスタイルをキープできるワックスでセットしましょう

ヘアバームタイプのワックス

くせ毛を活かした髪型には、ワックスも必須アイテムです。

くせ毛にはヘアバームタイプのワックスがおすすめ。

ヘアバームは、天然由来の成分でできている半固形のスタイリング剤です。

ヘアオイルとワックスのいいとこどりの存在で、スタイリングしながらヘアケアもできるため、ダメージに弱いくせ毛さんにはピッタリ!

主成分はシアバターやミツロウといった天然油脂で、保湿力が高く、塗るだけで髪にツヤを与えます。

ツヤが出にくく傷んで見えやすいくせ毛さんでも一瞬で美しい髪にセット可能。

疎水性も高いですから、湿気もブロックし、うねりにくくしてくれます。

ワックスでツヤが出たくせ毛

ワックスといえばメンズのイメージがある方も多いですよね。

しかし、最近は男性だけでなくオシャレな女性たちもワックスを使用する方が多いです。

ヘアバームは固まらないため、ワックスを使ったことのない女性でも失敗しにくいスタイリング剤です。

優しい成分でスキンケアもできると話題のヘアバーム。

くせ毛を素敵に活かしたい方はぜひ使ってみてはいかがでしょうか。

くせ毛・縮毛はあなたならではの特徴、活かしておしゃれな髪型を楽しんで

今回はくせ毛を毎日見てきた美容師が、くせ毛を治す方法、くせ毛を扱いやすくする方法について解説しました。

今のところ遺伝のくせ毛を根本から治す方法はありません。

くせ毛をストレートにする方法としては縮毛矯正がありますが、縮毛矯正でストレートになるのはかけたところだけ。

根元はくせ毛のままなので頻繁に縮毛矯正をかけ続けなければなりません。

縮毛矯正は頑固なくせ毛でもストレートにできる素晴らしい技術である反面、デメリットも。

  • 高頻度でかけ続けなければならずお金や時間がかかる
  • やめるのが難しい
  • ダメージが大きい

「ストレートの髪が好き」という方以外はくせ毛は活かすのがおすすめです。

くせ毛を活かす髪型でおすすめなのはショートやボブといった短めのヘアスタイル。

うねりをパーマのように活かすことができます。

くせ毛は正しく扱うことであなただけの魅力に変わります。

くせ毛特有の扱いを身につけて、あなただけのくせ毛ヘアアレンジを楽しんでみては?

Pocket

コメント

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください