
レザーカットとはカミソリでカットをすることを言います すきばさみとは「セニングを入れる」とも言われているカットで用いられる際の道具の名称でもあります。
今回の記事ではレザーカットで髪が傷むかどうかについて解説していきたいと思います。
スキばさみについて
スキバサミは一度の開閉で大量に髪の毛を少なくすることができます。
それが毛先田中間の短い髪の毛を作るのです。
このように中を見てみると短い髪の毛が出てきます。
まったく梳かない髪型はデザイン的にもやってほしくないのですが、スキばさみの入れ方によっては傷むのは確かです。
やり方を誤ってはいけない。 しかし髪の毛の毛量が多い方は梳いてほしいのが本音だと思います。
だって結んだ束が太すぎたり、下しても柔らかく動いたりもしないし、コテで毎日巻く、ふんわりとさせたい方はいくらレイヤーを入れても剛毛や多毛の人はセットがしにくいだけではなく毎日乾かすのも時間がかかってしまう。
そのようなお悩みは毛量を上手に梳かないといけなくなってしまいます。
マニュアルなどは存在していないので経験しかないのです。
感覚的なものでもあると思います。
くせ毛の女性もそうですが少なくしすぎてしまうことによって毛先や髪の毛の表面がパサパサと広がってしまい「スキばさみを使われると傷む」と思ってしまっています。
これは間違ってはいませんが、正しい梳き方をしていたらスキばさみは毛量が多い女性にとっては最高の道具です。
使い手の問題で傷むと感じてしまうだけです。
ちなみに僕は髪質に応じてもスキばさみを使うか使わないか?を分けています。
レザーカットについて
こちらのお客様ではないのですが最近いらっしゃたお客様もレザーカットによって引っ張られたり、音が嫌いだったそうです。
上でご紹介している女性はレザーカットをしてもらって三週間もしないうちに僕の美容院にいらっしゃってカットをお直しにいっしゃいました。
表参道や原宿ではレザーカットをする美容師さんがいてくせ毛の場合レザーでカットをするケースが多いようで、くせ毛の専門美容院でされたそうですがこのようにパサパサして前よりも髪が傷むと感じてしまっていたんですね。
つなげてカットをしていないから広がってしまっていたのです。
やはり道具ももちろん大事ですがそれを使う技術者にもよって痛むか痛まないか?は変わってきます。
レザーカットの場合「刃を一人一人のお客様で変える」のが当たり前で切れにくい刃を使っていると当然髪の毛は傷む。
もしレザーを使っている美容師さんがいたら新しい刃に変えているのか?をチェックしたほうがいいと思います。
ですが痛むかはその人の技量次第です。 レザーがダメなんではなく髪質を考慮せずに間違った使い方をしてしまうとどんな道具でも傷む。
先ほどのお客様はこのように変えることができました。
ちなみにレザーやスキばさみを一切使っていないです。ハサミ一本で仕上げました。もちろんブローなどで誤魔化さずにです。
髪質によって道具を変えなくてはいけないのです。
こちらのお客さ様は髪の毛が硬く、縮毛に近い乾燥をして見えてしまう質をされています。 レザーでは太い髪の毛の場合切れ味がないカミソリを使っていると失敗をしてしまうことがあります。
なんでも物に頼るではなく使い方によってよくもあり悪くもあるとは心得ておくべきだと思います。
万人に合う物はないのです。使い方ですね。
今回このような記事を書かせていただこうと思ったきっかけでもありますがご相談を頂きました。
お問合せ内容がこちら ↓
始めまして。 ネットで見付けて、ぜひカットをお願いしたくて(line)しました。
今はボブご少し伸びた位です。夜きちんと乾かして寝ても、朝にはバサバサでブローしないと出掛けられない状態です。 髪は細くて猫っ毛です。 1歳の娘が居るのであまり手間を掛けたくないです。
一緒に母のカットもお願いしたいです。
母は60代、私と同じ髪質で、ボリューム出す為にパーマを掛けて毎晩カーラーをして、寝てますがあまり効果がないです。 お友達が美容師なのでお付き合いで長年通ってますがほぼレザーカットで…髪が痛む様に感じます。
なんとか母も素敵にして頂きたいのでヨロシクお願いします。 2/25か26の午後早めのお時間がありがたいです。 長々と失礼しました。
お友達が美容師で長年通っていたそうですが毎回レザーでのカットで髪の毛が痛む感じを隠しながら通われていたそうです。
上でも述べていますが決して道具が悪いわけではないので何ともお答えできないのですが、ボリュームを出したい場合スキばさみを使ってはいけないと見なくてもアドバイスをすることができます。
そしてシャンプーやトリートメントを少し変えてみることによっても髪の毛のボリュームが変わってくるはずです。
