
こんにちは。原宿で美容院MAXを一人で経営している美容師戸来です。
今回は、似合う髪型がわからない女性に向けてお話していきます。
「年齢を重ねるごとに髪質が変わって、似合う髪型がわからなくなってきた」
「似合う髪型がわからないから、ずっと同じような髪型をしている」
このようなお悩みを持っている方って実は結構多いんですよね。きっと、あなたも心当たりがあるはず。
そんなあなたのために、美容師である僕が美容院での頼み方(オーダー方法)やおすすめの髪型について『お客様の実例』と一緒に、わかりやすくご紹介したいと思います。
冒頭の画像は、「似合う髪型」について悩んでいる女性からのメッセージ(一部)です。記事中では、この方のご質問にもお答えしていきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
似合う髪型がわからない女性の美容院での頼み方・本音
似合う髪型がわからないのは僕も同じです。こういうのって、本人が一番わかっていないんですよね。そういうものです。
僕だって。
美容院に行ったとき、「どんな髪型がいいと思いますか?」と美容師さんへ尋ねたときの・・・あの妙な『間』が嫌いで、それ以降聞かないようにしています(笑)
「新しい髪型を発見したい!」といった思いもあるので、基本的には美容師さんにお任せをしますが、それでも「う~ん」と悩まれてしまうと気まずい感じになりますよね。
だからこそ、自分のお客様には僕が思った最高に似合う髪型を、美容師として自信もってご提案しています。
髪型は、服やアクセサリーのようには手軽に試着して、色々比べてみることができません。一度バッサリ切ってしまえば、髪が伸びるまでに時間を要します。
新しい髪型にチャレンジするのは、本人的に「そこそこの勇気」が必要なんです。だって、お金を払って美容院に行っているのに、失敗したらイヤだから・・・。それが本音でしょう。
そのため、みなさん「とりあえず、前回と同じ雰囲気でお願いします・・・」と消極的なオーダーをしてしまいがち。
でも、せっかくなら「本当に似合う髪型」を見つけて、毎日気分よく過ごしたいですよね?僕は、そのお手伝いができるよう全力を尽くしたいと思っています。
似合う髪型がわからない女性のカットとカラー例
こちらは、40代後半でブラジル在住の女性です。
ブラジルでのカットはパッツンと切られるようで、「まとまるけど動きが出ないのが悩みだった」と話していました。
よく見ていただくと、BEFOREは真っ直ぐハサミを入れたような毛先が確認できますよね。
そこで、長さを変えないで毛量を調節し、コテで巻いたときに動きやニュアンスが出やすいようにカットしました。
また。
カラーは、ご自分でたまに明るく染めていたといいます。
「できるだけ明るい髪色のほうが若く見えるし似合う」と考えていたようなのですが、これは大きな間違いです。
BEFOREは、毛先中間が黒くて頭頂部だけが明るくなっています。まずは「色ムラ」をなくす必要があり、髪をキレイに見せないと始まりません。
明るい髪色はどうしてもパサパサに見えてしまいます。実際には傷んでいなくても、傷んでいるように見えてしまうものなんです。
毛先中間の黒い髪色に合わせてカラーをしたのが、AFTERです。
こちらの方が、若々しく、髪もキレイに見えます。女性らしい清潔感もアップしていますよね。
似合う似合わない以前に、まずはきれいになることが大事だということを忘れないようにしましょう!
似合う髪型がわからない?!ご質問に対して似合う髪型の提案
ブログを読んでいただいた35歳の女性から、ご質問を頂きましたのでお答えしていきたいと思います。
冒頭の画像でご紹介したLINEの詳しい内容をそのまま掲載しますね!
ぉはようございます❗
(line)から失礼します❗
どんな髪型が自分に似あうのか検索してたら戸来さんのblogが目に入り勇気振り絞って連絡させて頂きました🙏
ワタシゎ35歳♀です。
20代のころ過度なダイエットが原因かわからないのですが髪量が少なくなり、頭頂部が薄くなったような気がします。なので、サプリメント飲んだり、マッサージを毎日して頭皮をやわらげてます。髪質ゎ硬く、
広がりやすく、癖毛あり、ざらついてます。
20代前半のころゎ
まだボリュームがあったので、ウルフヘアっぽい髪型してました。20代後半ゎ前下がりボブを中心に、
30代に入り、つむじが割れるのが気になり、ハーフアップできる長さをキープしています。
>ありがとうございます
- 「髪の毛のボリュームがない」
- 「つむじが割れる」
- 「くせ毛で広がる」
質問者様のような状態は、まさに30代後半のアラフォーから40代の女性に多いお悩みです。
こういったお悩みがある女性は、毎日髪を結んで過ごすことがほとんど。
では、どうしたらいいのか・・・?
「パサパサしてトップにボリュームが出ない」
「つむじが割れてしまう」
などのお悩みは、以下のような髪型でカバーするのがおすすめです!
↓
いかがでしょうか?頭頂部のボリュームも出て、全体的に垢抜けた雰囲気になっていますよね。
ちなみに、こちらの髪型は襟足を長めに残しているため、首をあまり露出したくない方や「襟足の浮き」が気になる方にもお勧めです。
襟足が高い位置にあるので、浮きます。
なので、襟足があるショートヘアにすると浮くので、
押さえながらブローしてました。今の長さゎ肩につく長さなので、自然と外はねしてくれます。
美容室で髪切って乾かすとき、頭頂部ふんわりしてくれないので、つむじぱっくりが目立つので美容室行くときゎ必ず帽子を持っていきます💦
つむじが縦に割れて、頭頂部のボリュームが出にくい女性の場合、セット方法にコツがあります。
BEFOREでは、パックリつむじがかなり目立っていますが、毛流れと反対方向に引っ張りながらドライヤーをかけることで、つむじ部分をふんわりと隠すことが可能。
また。
同じようなお悩みを抱えていたお客様が、先日カットにご来店いただいたのでご紹介します。
お客様からのお問合せ内容はこちら
↓
はじめまして!
○○と申します。
アメブロを見てご連絡しました。
49歳、現在肩下10センチくらい。
髪量が多く、クセがあります。(それほど強くはありません)
広がるのでいつもハーフアップか、ひとつ結びにしています。
ショートは何度かチャレンジしましたが、丸顔で頰っぺたの丸みが目立ち、太って老けて見えるために必ず後悔していました。
ショート、セミロングにこだわらず、似合う髪型を見つけていただけたらな、と思います。
(以下省略)
はい!お任せください。似合う髪型を見つけていきましょう!
◆来店直後
↓
確かに、ご相談にあった通り毛量も多く、ややくせ毛も気になりますね。
では。
せっかくなので、この髪質を活かして「似合う髪型」にしてみせましょう!
いきますよ!
◆AFTER
↓
いかがですか?
実はこちら、カットして乾かしただけの状態なんです。
だから、自宅で再現するのも簡単!毎日のヘアセットが楽々!
前からのお写真は掲載できないのですが、ナチュラルな前髪も作り、若々しい印象に大変身!ご本人も大満足のご様子でした。
後日頂いた喜びのお声もご紹介しますね。
息子さんからのお褒めの言葉、最高に嬉しいですね!
「前髪がないこと」が当たり前になっていて、また作ろうとは思わなかったようなのですが・・・
こちらの方は前髪がある方が似合うと判断し、作らせていただきました。
「美容院での頼み方がわからない」という方が結構いらっしゃいますが、信頼できる美容師さんに「似合う髪型にしてください」と丸投げしてみるのもアリだと思います。
自分だけで考えていると、どうしても「いつもと同じ髪型」に落ち着いてしまいがちですからね・・・。
いつも通りのヘアスタイルを脱ぎ捨てて、新しい自分の魅力に気付けると、女性はもっともっとキレイになれますよ。
似合う髪型は顔型によって変わる
自分に似合う髪型がわからない女性は、まず自分自身の顔型を把握することが大事。
本当に似合う髪型は、顔の形や体型(身長など)によってある程度決まってくるからです。
とはいえ、「顔型は自分じゃよくわからない」という方も多いでしょう。そんなときには、信頼できる美容師さんに客観的に見てもらうのがオススメ!
参考までに、僕のお客様の例を見ながら解説していこうと思います。
丸顔の女性に似合う髪型
丸顔の女性は、ミディアムやショートがよく似合います。
特に、ひし形シルエットや前下がりの髪型にすると、フェイスラインの丸みをカバーすることができるため、おすすめです。
頬に毛束をバランスよく落としたり、ひし形を意識した髪型にすると、サイドや後ろから見たときの「小顔効果」も期待できますよ。
丸顔女性が前髪を作る場合には、パッツンは避けた方が良いでしょう。
顔の丸みを強調してしまう恐れがあります。
前髪は、「シースルーバング」や「動きを出して斜めに流すようなデザイン」が似合うので、美容師さんとよく相談してカットするようにしてください。
面長の女性に似合う髪型
面長の女性は、前髪のあるミディアムヘアが似合います。
特に、横の髪をふんわりとさせたデザインは、顔の長さを上手くカバーして「バランスの良い印象」にしてくれるのでコテで巻き髪にするのもGOOD!
くせ毛がある方は、そのままの髪質を活かしたふんわりヘアにしても良いでしょう。無理に縮毛矯正をかけてしまうのは勿体ないです!
ショートの場合には、襟足を短めにカットして後頭部に丸みのあるデザインが良いですね。
いかがでしょうか。カット後には、頭の形もキレイに見えますよね!
面長で悩んでいる女性って結構多いのですが、似合う髪型にするだけで一気に垢抜けた印象に変身することができますよ。
もっと似合う髪型になる方法を解説します!
ここでは、美容師戸来が「これさえしてくれればもっと似合う髪型がある!!」という方法をお伝えしていきます。
似合う髪色を知ることは「似合う髪型」を知ること
少し明るくした方が似合う女性、黒髪が似合う女性、ヘナやマニキュアじゃない方が似合う女性など、「似合う髪色」は人によってさまざまです。
また。
髪色は、「髪型」「髪質」の印象に大きく影響します。
カラーによって髪をキレイに見せることもできるし、逆にパサパサまとまらない髪に見られてしまうこともあるんです。
似合う髪色を知ることは、「似合う髪型を知ること」と直結します。
もちろん、全ての人がカラーを自由にできるわけではありません。それはわかっています。
髪の毛のダメージをはじめ、頭皮のかゆみやアレルギー、荒れるなどのトラブルが出てしまう人は仕方ないにしても、
「美容院に定期的に行くのが億劫」などの理由で、髪色に無頓着な人も結構います。
頭頂部だけ明るくなってたり、逆にプリン状態になっていたり・・・。これは、前半でもお話しましたが、「似合う・似合わない」以前の問題ですね。
また、「私は染めない方が似合うから」「髪は明るめの方が若く見えるから」と、思い込みをしている人も結構いらっしゃいます。
例えば。
「暗い髪色は老けて見えるから明るくしたい!!」
そんな固定概念を持っている方から、僕が「お任せ」をいただいた場合・・・
「いや、暗くしたほうがいいですね~」と意見をする前に、先に手が動いて暗くするかもしれません(笑)
「きっと、暗くするの嫌なんだろうなぁ」と感じても、乾かしている最中に「不安オーラ」が出ていても、その人に似合うと思ったら僕はそれを実行します。
もちろん、お任せいただいたら。の話ですよ!
お任せでもないのに、勝手に黒くすることはありません。予約にないカラーやパーマを盛ることも一切しないので、安心してお任せくださいね。(笑)
コテやストレートアイロンを正しく使いこなすために努力をする
跳ねてまとまらないような髪型、動きのある髪型が似合う女性の場合、コテやストレートアイロンを正しく使いこなせるかどうか、も重要になってきます。
せっかく美容院で「似合う髪型」にしてもらっても、翌朝から自分で再現ができなければ意味がありません。
たしかに、重めに抑えるヘアデザインと比較すると「軽いデザイン」はセットが難しいのですが、それは最初だけ。
「私は不器用だからコテは使えない」とか「ストレートアイロンは使ったことがないから無理」なんて諦めず、きちんと使いこなせるよう努力をする必要があります。
毎日、少しずつでも練習を重ねていれば必ず上手にセットできるようになるものです。
極端な話、中学生や高校生でも研究と練習を積み重ねて、ビックリするようなセット能力を身につけている子もいるほど。
今まで、自分に似合う髪型がわからず「とりあえずまとまる髪型」「セットが楽な髪型」を重視してきたのであれば、一度動きのあるカジュアルなデザインにも挑戦してみて欲しいと思います。
もしかしたら、あなたがこれまで避けてきた「そこ」に、似合う髪型が見落とされている可能性も否定できませんからね。
ぜひ、新しいことにチャレンジしてみてください!
まとめ
今回は、似合う髪型がわからない女性へ「美容院での頼み方やおすすめの髪型」を解説してきました。
結論としては、自分の固定概念を捨てることが大事。
- ずっとロングだったしショートは似合わない
- 前髪はない方が似合うはず
- カラーは明るい方が若く見えるはず
- くせ毛だからショートにはできない
このような『自分が決めつけた常識』から抜け出すことができれば、女性はもっとキレイになることができます。
ちなみに、僕のもとに通う方にはこんな女性がいます。
「戸来さんを信じる」
これは嬉しいです。
似合う髪型がわからないと悩んでいるなら、信頼できる美容師さんを見つけることも重要。
ひとりで悩んで考えているだけでは思いつかなかったような、「あなたに似合う髪型」を提案してカタチにしてくれるはずです。
少なくとも、僕はそのようにお客様の髪と真摯に向き合っています。
それでは、今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
◆美容院MAXについての詳細・料金、美容師戸来の自己紹介
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