
毎朝のヘアセット、髪の量が多くてなかなかまとまらないことにお悩みの方へ。
このページではサロンでヘアカットするとき、上手に髪の量を減らす頼み方について美容師さんに解説してもらいました。
毛量をバランスよく減らせばヘアセットが楽になるだけでなく、垢抜け感が出て若見えする効果もあります♪
美容室でのオーダー時に失敗しない髪の量を減らす頼み方をご紹介します。
美容室でのヘアカット、髪の量を減らすための正しい頼み方
- ヘアメイクアーティスト
- 江川 徹@tooru_f.hair_salon
- 縮毛矯正、髪質改善が得意な東京・錦糸町を中心に活躍するベテラン。

美容室でのヘアカット時、髪の量を減らすことは毛量が多い方や髪の毛がしっかりとしていて硬くて太い剛毛さんには欠かせません。
髪の量の減らし方は、美容師さんへの頼み方次第で仕上がりが大きく変わります。
髪の量を減らすときには、必ず以下の2つのポイントを押さえてオーダーしましょう。
- 髪質、毛流れに合わせたヘアカットを頼む
- レイヤーで段を入れた髪型を作ってもらう
髪質や毛流れに合わせたヘアカットを頼む
美容室で髪の量を減らして軽くしてもらうときは、髪質や毛流れに合わせたヘアカットを頼むことが大切です。
美容師さんいわく「誰にでも絶対に合うカット」は存在しないとのこと。
直毛やくせ毛などの髪質や、生えグセや毛流れは人によって違うそうです。
美容師さんには予め自分の髪質や髪の状態について出来る限り説明しておくようにしましょうね。
髪の量を減らすときは、基本的にすきバサミで髪をすくカット(セニング)を施します。
髪の生え方やボリュームの出やすい部分を確認しながら、すきバサミを入れていきます。
毛量が多いことにお悩みの方は以下のような頼み方をすることが多いのではないでしょうか?
- とりあえず髪をすいてください
- 髪の量を減らしてください
- とにかく軽くしてください
髪の量が多く、まとまらずに膨らんで広がることに悩んでいると、とにかく髪をすいてもらいたいという気持ちになりますよね。
しかし、髪はすき過ぎるとスカスカで毛先がバラバラになってしまうため、注意しなければなりません。
レイヤーで段を入れた髪型にしてもらう

髪の量を減らす頼み方としておすすめなのが、レイヤーで段を入れたヘアスタイルにしてもらうこと。
髪をすくことでも毛量調節はできますが、レイヤーを入れることで髪の量をコントロールしながら、垢抜けた髪型に仕上げられます。
すきバサミで根本から髪をすくと、短い髪の毛が表面からアホ毛のようにピョンピョン出てきたり、レイヤーなしでただ髪をすいただけの髪型だと動きが出しにくく、立体感のないスタイルになりがち。
髪の生えグセや頭の形に合わせてレイヤーで段を入れ、髪全体のボリュームバランスを整えてもらいましょう。

レイヤーを使って毛量調整をした髪型は、コテなどでアレンジする場合にも可愛らしい動きが出しやすくなります。
垢抜けた髪型作りにレイヤーは欠かせません。
くせ毛の髪質を活かしたヘアスタイルにもおすすめなので、ぜひ取り入れてみてくださいね!
髪の量を減らすときの頼み方で注意したい、3つのポイント
ヘアカット時に髪の量を減らす頼み方として、以下の3つの項目には注意しましょう。
- 髪は毎回すかない
- 髪質によって髪の量を減らさない方が良いこともある
- ヘアセットの方法を確認する
髪の量を減らすために毎回髪はすかない方がいい
髪の毛は減らすために、ヘアカットの際に毎回、髪をすいてもらうと髪がスカスカ、毛先がバラバラになって広がり、傷んで見えてしまいます。
すき過ぎてしまった髪は時間をかけて伸ばしながらスカスカになった部分や毛先を調整していなかければならないため大変。
毛量が多い、剛毛の髪質の方は本当に髪のすき過ぎには気を付けてくださいね。
髪質によって髪の量を減らない方が良いこともある

毛量が多い、髪がしっかりとした剛毛などの場合は髪の量を減らした方が良いことは間違いありませんが、逆に髪の量を減らさない方が良い髪質の方も。
- 猫っ毛・軟毛
- 細毛
- 薄毛
これらの髪質であれば、基本的には毛量を減らさないようにしましょう。
トップや後頭部をはじめ、全体がペタンと頭に張り付くような髪型になってしまい、老け見えの原因にも。
それでも、髪が広がってまとまりにくいことにお悩みだと、解決方法として髪の量を減らしたいと思うもの。
しかし、上記のような髪質の方の髪がうまくまとまらない原因は毛量が多いだけとは限りません。

加齢による髪質変化でハリやコシが不足している、またはダメージによって髪が傷んで乾燥していることにより、まとまりの悪さが強くなっていることも考えられます。
これらの場合はヘアカットで髪の量を減らすのではなく、毛髪補修、ハリ・コシが付与できるヘアケアを取り入れて髪を健やかな状態に導くことが大切です。
編集部セレクト!ダメージを補修して、ハリ&コシを

9,800円(税込)〜
9,800円 (税込)
10,900円 (税込)
ヘアセット方法を確認しておく
髪の量を減らすように頼むときは、美容師さんに「ヘアセット方法」を確認しておくこともお忘れなく。
特に髪の毛をすいた後は、ブローやスタイリング剤を使ったヘアセットが必要に。
ヘアセットがあまり得意ではない場合は、毛先のパサつきや広がり、ハネなどがうまくコントロールできず、美容室帰りに作ってもらった髪型を再現できないことも。
ヘアカット後に、毎日のヘアセットの方法を美容師さんに確認するか、髪型の頼み方として「スタイリングが楽な髪型にしてください」とオーダーすると良いでしょう。
編集部イチオシ! 固めずスタイルキープ

(ヘアバーム ハード)60g
3,900円(税込)〜
髪のすき過ぎに注意しながらおしゃれなヘアスタイルを
現役美容師さんに髪の量を減らすときの正しい頼み方と失敗しないための注意点を解説してもらいました。
髪の量が多い、髪が硬くて太いことにお悩みの方はどうしても髪をできるだけすいてもらいたいと思うもの。
しかし、すき過ぎた髪はスカスカで毛先がバラバラ、見た目も傷んで見えてしまうため注意が必要。
髪をすく以外にも、レイヤーで髪に段を入れることでボリュームバランスを調整することは可能ですし、おしゃれで垢抜けた髪型にしやすくなります。
軟毛・猫っ毛、髪が細く量が少ないのに髪が広がってまとまりにくい場合は、毛量が問題ではなくダメージを受けて髪が傷んでいる、または加齢による髪質変化が原因の可能性も。
無理なく続けられるヘアケアを取り入れて、髪を健やかでツヤ、まとまりのある状態に導いてあげてくださいね。
9,800円(税込)〜
9,800円 (税込)
10,900円 (税込)