湯シャンで白髪予防になるって本当?その真相は?

湯シャンで白髪予防になるって本当?一度生えた髪はどうなるの?

白髪の対策方法をインターネットで調べていると出てくるのが「湯シャン」

シャンプーを使わずお湯だけで髪を洗うと白髪対策になるというのは本当なのでしょうか?

毛髪診断士が、湯シャンを続けると白髪が減るのは本当かどうか、解説します。

なぜ湯シャンが白髪対策になると言われているのでしょうか?

その理由と正しい湯シャンの方法について解説します。

\ 監修はこの人 /
    毛髪診断士 遠藤 颯
    • 毛髪診断士
    • 遠藤 颯
    • 毛髪診断士。Webメディアにおいて6年間記事監修を務める。
      10点以上のヘアケア&美容アイテムのプロデュース経験も。
プリュムヘアケアPLUME HAIR CARE

湯シャンとは?その意味をおさらい

湯シャンって?その意味をおさらいしましょう
湯シャンって?その意味をおさらいしましょう

シャンプーを使わずお湯だけで髪を洗う湯シャン。

体質によっては、毎日シャンプーをすることによって頭皮が必要以上に脱脂されてしまう人もいますよね。

敏感肌でシャンプーを使うと痒みが出しまう方や、頭皮環境を整えるために長期にわたって湯シャンを選んでいる方もいらっしゃいます。

そのほか、ダメージを受けた髪は皮脂が不足すると頭髪の油分が足りなくなり、毛先がパサつく原因にもなります。

ちょっと頭皮を休めてあげたいな。そんなときにこそ湯シャンはぴったり。

正しい方法で行う湯シャンは、髪についた汚れを洗い流しながら、必要皮脂を残すことができます。

ただし、皮脂分泌量が多くて髪がベタつきやすい方や、ヘアセットにスタイリング剤を多く使う方には湯シャンは向いていないので注意しましょう。


白髪が発生する原因って?

白髪が発生する原因をまとめてみた
白髪が発生する原因をまとめてみた

白髪が発生するメカニズムはまだはっきりとは明らかになってはいません。

今のところ年齢を重ねると生えてくる白髪は、毛髪に色をつける色素細胞「メラノサイト」の機能が低下することで白髪が発生すると考えられています。

年齢によるメラノサイトの機能低下の原因は以下の通り。[1]

  1. メラニン合成系に異常が発生した
  2. 毛包色素細胞の減少
  3. 紫外線などによるDNA損傷の蓄積
  4. 頭皮の酸化ストレスに伴う活性酵素の蓄積

メラニン合成系の異常って?

海外の研究によると、髪に色素を与えるために必要なメラニン合成系の異常の原因は以下のような仮説があると述べています。[2]

  • メラニン合成の代謝産物の毒性によって色素細胞が死滅する
  • DNA 修復合成にかかわる遺伝子の変異により蓄積されたエラーによって色素細胞が死滅する
  • 素幹細胞の自己再生の異常により幹細胞が枯渇し、機能的な色素細胞が失われる

色素細胞の減少

色素細胞は老化によって徐々に減っていくことがわかっています。

紫外線などによるDNA損傷の蓄積

太陽の光に含まれる紫外線(UV)は遺伝子に傷をつけることがわかっています。このような傷は「DNA損傷」と呼ばれます。[3]

頭皮の酸化ストレスに伴う活性酵素の蓄積

海外の研究では活性酸素種 (ROS) というものが、がヒトの白髪の頭皮の毛包に最大ミリモル濃度まで蓄積し、毛包のメラノサイトに酸化的損傷を引き起こす可能性があると考えられています。[4]


湯シャンに白髪予防効果があるといわれる理由

湯シャン白髪予防に効果があると言われている理由とは?
湯シャン白髪予防に効果があると言われている理由とは?

シャンプーを使った洗髪から湯シャンに切り替えると白髪予防になる、と言われている理由はなぜでしょうか?

もちろん、湯シャンにしたからといって目に見えるように白髪が少なくなる、といったことはありません。

湯シャンにより頭皮環境が改善することで、健やかな頭髪が生えてくることの手助けになる、と考えるのが正しいでしょう。

湯シャンが白髪対策になる理由その1:皮脂分泌を正常な状態に改善するから

シャンプーによって必要皮脂まで洗い流してしまうと、頭皮が乾燥してしまう状態になります。必要皮脂は、外的要因から頭皮と毛根を守る役割を果たしているものです。

それらがなくなると、頭皮は外的なストレスにさらされることとなります。

また、皮脂が奪われた頭皮は、過剰に反応し、逆に皮脂を出しすぎることもあります。皮脂分泌が多すぎる頭皮は酸化ストレスの原因にも。

湯シャンにすることで、必要皮脂を残し、皮脂分泌量を正常な状態にすることができます

湯シャンが白髪対策になる理由その2:常在菌を残すから

頭皮の皮脂を取りすぎないことで、頭皮のバリヤー役をしている「常在菌」を残すことができます

常在菌とは、頭皮や毛穴に存在する多数の微生物や細菌、酵母の総称です。

この常在菌は頭皮環境を健やかに保つ上で大切な存在として知られており、外部の病原菌の侵入を防いでいます

常在菌は頭皮の皮脂やアミノ酸をエサとしているため、適度な皮脂が必要なのです。


湯シャンの効果的なやり方と注意点

頭皮環境を整える湯シャン。正しい湯シャン方法をしって、健やかな頭皮を手に入れませんか?

誰でも実践できる、そのやり方をチェックしてみましょう!

正しい湯シャンの方法

湯シャンをするのは朝よりも夜が最適。

睡眠中に髪の色を決めるメラノサイトの活動が活発になるため、寝る前に頭皮環境を整えた方が良いからです。

正しい湯シャンの方法は以下の通りです。

  1. ブラッシングで髪の埃を取り除く
  2. ぬるめのお湯で髪全体をしっかりと濡らす
  3. 指の腹で髪や頭皮をマッサージしながら汚れを落とす
  4. ぬるめのお湯で洗いながす

湯シャンで大切なのは髪に使うお湯の温度、38℃前後のぬるめのお湯を使うようにしましょう。

40℃より高い温度のお湯は皮脂を洗い流してしまう可能性があるのでご注意ください。

湯シャンで白髪対策をする場合の注意点

白髪対策に湯シャンを試すまえに、知っておいきたい注意点があります。

まず、すでに白髪になっている髪を湯シャンで黒くすることはできません。

あくまで予防策として考えておいた方が良いでしょう。

すでに白髪が多くて目立つようであれば、白髪染めを。

また。湯シャンを選んだからといって決してシャンプーを使ってはいけないわけではありません。

湯シャンだけだと皮脂が残ることで頭のニオイやベタつきが気になることもあります。

その場合は湯シャンの合間にシャンプーを使って対策するようにしましょう。

湯シャンは髪質や普段のスタイリング方法によって、合う方と合わない方がいらっしゃいます。

白髪が見え始めたので湯シャンを試してみたものの、自分には合わないと感じたら普段通りシャンプーを使って髪を洗い、白髪染めをするようにしてくださいね。

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湯シャンで白髪予防になるの?まとめ

湯シャンと白髪予防の関連性について紹介しました。

要点をまとめます。おさらいしましょう。

湯シャンが白髪予防になると言われている理由は?

  • 必要皮脂を残すことで、皮脂分泌量が正常化する
  • 常在菌を活かすことで頭皮のバリヤー機能を残す

知っておきたい点

  • 湯シャンにしたからといってすぐに白髪が黒くなるわけではない
  • あくまで湯シャンは頭皮環境を整える一環として取り入れるという認識をもつ
  • 湯シャンのみで頭皮の脂が気になるようであればシャンプーをした方がいい

参考文献

[1]日本香粧品学会誌 Vol. 42, No. 1, pp. 9–14 (2018)毛髪科学最前線—ヘアケアから再生医療まで— 毛のメラニン科学と白髪化青木仁美 * Science of Hair Melanin and Hair Graying Hitomi AOKI*

[2]Freedberg, I. M., Eisen, A. Z., Wolff, K., Austen, K. F., Goldsmith, L. A., Katz, S. I. Eds.: Fitzpatrick’s Dermatology in General Medicine. 6th edition, McGraw Hill, Inc., New York, 2003.

[3]Functional impacts of the ubiquitin–proteasome system on DNA damage recognition in global genome nucleotide excision repair 紫外線によるDNA損傷の修復制御メカニズムを解明 神戸大学News記事

[4]Premature Graying as a Consequence of Compromised Antioxidant Activity in Hair Bulb Melanocytes and Their Precursors

[5]健常女性の皮膚常在菌叢と皮膚の性状山三恵子 和地陽二 瀬戸進 柳光男 Relationship between microbial flora and skin surface conditions on healthy female subjects Mieko Kuwayama, Yoji Wachi, Susumu Seto, Ph. D. and Mitsuo Yanagi