前髪割れる・浮く原因は?つむじも関係がある?3つの原因と対処方法を美容師が解説

髪型の命とも言える前髪、つむじのせいでぱっくり割れる、浮いてしまうことにお悩みの方へ。

現役美容師さんに前髪がつむじのせいで割れたり浮いたりするのを抑える方法を教えてもらいました。

「つむじだけが原因」だと思い込んでいたら、そのほかにも原因があるとのこと。対処方法と一緒に説明します。

\ 教えてくれたのは /
    ヘアメイクアーティスト Genki
    • ヘアメイクアーティスト
    • Genki@geeeeenkii
    • 渋谷CALAMARIの代表。
      ブリーチやカラー、似合わせカットが得意。

なぜ前髪が割れたり浮いたりするの?つむじとの関係性は?

さまざまなタイプがある前髪ぱっくり割れ
さまざまなタイプがある前髪ぱっくり割れ

前髪が割れたり、浮いたりしているとなかなかヘアセットが決まりませんよね。

その原因は、つむじを含めて以下の3つが考えられます。

  1. つむじの巻き方や毛流れ
  2. もともとの生えグセ
  3. くせ毛の髪質

それぞれについて解説します。

つむじの巻き方や毛流れのせいで前髪が割れる・浮く

つむじの方向で髪の分け目も分かれる
つむじの方向で髪の分け目も分かれる

前髪が割れる、浮く原因のひとつがつむじ、髪の毛は基本的につむじを中心として渦を巻くような形で生えています。

つむじそのものの渦の巻き方はその周りの髪にだけ影響があるのではなく、髪全体の毛流れに影響を与えます。

つむじは人によっては1つだけでなく、複数ある方もいらっしゃいます。

中には前頭部につむじがある方もおり、こうしたケースだと渦巻くつむじの毛流れによって前髪が浮いたり割れたりします。

もともとの髪の毛の生えグセで前髪が割れる、浮く

毛穴の方向で髪の分け目も分かれる
毛穴の方向で髪の分け目も分かれる

髪の毛は、必ずしも一定の方向に生えていません。

前髪が割れる、浮く原因には、生えグセが原因であることも少なくありません。

生えグセは、毛穴(毛根)の向きによって決まります。

生えグセで前髪が割れたり、浮いたりするのは生まれつきの毛穴・毛根の向きが原因ではあるものの、以下のような習慣でも生えグセを新たに作ってしまうことがあります。

  • いつも同じところに分け目を作っている
  • 髪を濡れたままで放置している

最近、前髪が割れる、浮くようになった場合はこれらが原因である可能性が高いです。

くせ毛という「髪質」が原因で、前髪が割れたり浮いたりすることも

くせ毛によって前髪にうねりが出る
くせ毛によって前髪にうねりが出る

毛穴・毛根による生えグセは生まれつきのものですが、同じように遺伝によるくせ毛の髪質でも前髪が割れる、浮く原因になることも。

ちなみに生えグセとくせ毛は似て非なるものです。

生えグセは毛根(毛穴)の向き、くせ毛は毛根(毛穴)だけでなく、髪の毛自体がうねって広がることがほとんど。

くせ毛の髪のうねりによって前髪が浮いてまとまりにくいと悩む方が多いです。

髪質、という点で付け加えると、髪の毛がしっかりと太くて硬い剛毛、逆に柔らかい猫っ毛である軟毛の場合も、前髪が思うようにまとまらず割れる、浮くと感じることがあります。

前髪が浮く、割れる場合にやってはいけないこと

前髪が浮く、割れるとヘアセットが本当に面倒になりますよね。

そのお悩みの解決方法をご紹介する前に、やってはいけない対処法について解説します。

縮毛矯正で髪の毛が浮く、割れるお悩みは解決できない

しかし、そんなときに選ぶべきではない解決方法があります、それが、縮毛矯正

もし、前髪が浮く、割れる原因がくせ毛のうねりの場合には選択肢になりますが、つむじや生えグセの場合、なんの解決にもなりません。

縮毛矯正はくせ毛のうねる髪をまっすぐに伸ばすための施術であって、つむじや生えグセなどには影響がないのがその理由です。

髪へのダメージも大きな施術のため、くせ毛のうねりが原因で髪が割れる、浮く場合を除いて縮毛矯正はしないようにしましょう。

正しい対処法をご紹介

前髪が割れる、浮くことで髪がまとまらない、そのお悩みの効果的な対処方法は以下の2つです。

    1. 髪を乾かすときに生えグセを矯正する
    2. アイロンやコテを使ってスタイリング

1つずつ説明していきます。

濡れた髪を乾かすときに生えグセをドライヤーで伸ばす

頭皮にドライヤーを当てながら髪を優しく引っ張る
頭皮にドライヤーを当てながら髪を優しく引っ張る

つむじや生えグセ、くせ毛で前髪が割れたり浮いてしまう場合には、ドライヤーのかけ方で解決できます。

 濡れた髪を生えグセ方向の逆側に引っ張りながら、根元(地肌)を指でこすりながら熱を当てて乾かすことで、ほとんどの浮きグセ、生えグセは抑えられます。

生えぐせと反対側にドライヤーの風を当てる
生えぐせと反対側にドライヤーの風を当てる

髪の毛は水に濡れると寝グセなども抑えることができますよね、これは水素結合と呼ばれるものの影響です。

水素結合の原理
水素結合の原理

普段、乾いた髪は水素結合によって形が固定されていますが、濡れることでこの水素結合が緩みます。

その緩んだ状態から希望する髪型に維持してドライヤーでブローすることで水分を飛ばし、乾かすことで再度、水素結合を促して固定。

寝グセや生えグセ、くせ毛で浮いたり、割れたりする前髪もヘアセットできます。

アイロンやコテを使って割れる、浮く前髪をスタイリング

ドライヤーで気になる浮く、割れる前髪を抑えたらアイロンやコテでのスタイリングで仕上げましょう。

前髪の根元の生えグセをドライヤーで解消しても、毛先や中間にうねりが残っていることがあります。

アイロンやコテで伸ばす、またはカールさせて希望する前髪を作りましょう。

注意点はアイロンやコテの設定温度、高熱でヘアセットすると早くスタイリングできて便利なのですが熱によって髪にダメージを与えてしまうことに。

設定温度は140℃前後、少しずつ毛束を取りながらゆっくりと丁寧にヘアセットしてくださいね。

女性の髪型で前髪が割れる・浮く、その原因と対処法まとめ

髪型作りで重要な前髪が割れる、浮くのは大問題、なんとか解決したいものです。

その原因はつむじだけでなく、生えグセや髪質である可能性もあります。

ご自身の前髪が割れる、浮く原因を正しく把握した上で、対処していきましょう。

正しいドライヤーでのブロー、髪を傷めない設定温度でのアイロン、コテを使ったスタイリングで無理なく前髪の割れ・浮き問題は解決できます。

この記事が前髪が割れる、浮くことでお悩みのあなたのお役に立てば幸いです。

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