
パサついて指通りの悪い、ゴワゴワの髪にお悩みの方へ。
指通りの良い、サラサラとした髪にするにはどうしたらいいのでしょうか?
毛髪診断士と美容師が髪の毛がゴワゴワになる3つの原因と、おうちでできる改善方法を解説します。
おうちで簡単に取り入れられるへアケアアイテムと、ドライヤー前に使うと指通りを良くするヘアオイルもご紹介。
ゴワつく髪の原因と対策を知って、サラサラの美髪を手に入れましょう。
なぜ髪の毛がゴワゴワになるの?主な3つの原因
- ヘアメイクアーティスト
- 戸来 正博
- 40代、50代の女性に寄り添ったヘアスタイルを提案。


髪の毛がゴワゴワしている状態は、素直に手ぐしが通らずキシキシと絡まることも。見た目もツヤがないため、パサパサの乾燥毛に見えがち。
なぜ髪はゴワついてしまうのでしょうか?原因は以下の3つです。
- 生まれつきの髪質
- 日常生活におけるヘアダメージ
- 薬剤によるヘアダメージ
1.生まれつきの髪質が剛毛だとゴワゴワに感じることがある
髪がゴワゴワな理由のひとつ目は「生まれつきの髪質」です。とくに剛毛さんは太く硬い髪質であるため、ゴワつきを感じやすいことがあります。
ゴワゴワを感じやすい剛毛さんの特徴
- 髪の毛の1本1本が硬い
- 髪の毛の1本1本が太い
- 毛量が多い
髪表面のキューティクルと呼ばれる髪内部を守るためのウロコ状の組織が隙間なく積まっているため、髪のコシがあってしっかりしています。
そのような剛毛さんはスタイリング前にヘアオイルを使うと摩擦が減り、指通りが良くなります。
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2.日常生活におけるヘアダメージは髪がゴワつく原因になる
日常生活で髪が受けるダメージ。知らず知らずのうちに髪がゴワゴワになってしまうケースも少なくありません。
- 髪が濡れたまま自然乾燥
- アイロン、コテの設定温度が高い
- シャンプーが髪質、髪の状態に合っていない
- 紫外線によるヘアダメージ
濡れた髪はキューティクルが開いた状態!自然乾燥はやめよう
髪内部を守ってくれているキューティクルは、髪が濡れていると開きやすくなります。
お風呂やシャワーの後、ついつい濡れたままで自然乾燥をしてしまうと、乾くまでの間に髪内部の水分やタンパク質が流れ出てしまい、髪が傷む原因に。
濡れた髪はとてもデリケート。濡れた髪をタオルで乾かすときはやさしく水気を取るように。ゴシゴシ強い力で擦るのはNGです。
熱で髪が傷まないように、ドライヤーの風が出る部分を頭から20cm程離しつつ軽く振りながらブロー。乾いたら冷たい風でキューティクルを閉じてあげるのがポイントです。
ヘアセットにアイロンやコテを使うときは設定温度に注意
うねる髪を伸ばすためのアイロン、巻髪をするためのコテは設定温度に気をつけて。
ヘアアイロンは180℃の高温の方がスタイリングの持ちがいい分、髪へのダメージが大きくなってしまいます。
- 慣れていない人:150℃程度低温なら時間をかけてスタイリング
- 慣れている人:180℃の高温なら手早くスタイリング
ヘアアイロンの扱いに慣れていない場合は、普段使うヘアアイロンの温度を150℃にすることをおすすめします。
まずは150℃からスタートし、慣れてきたら徐々に温度を上げていくのが良いでしょう。
熱の通りを良くしたい時は髪の毛をダッカールピンで小分けにするなど、毛束を小さくとると良いでしょう。
パサつきやゴワつきを感じたらシャンプー&トリートメントにこだわりを
毎日使うシャンプーが髪質、髪の状態に合っていないとゴワつきの原因になることも。
いつものシャンプーを使っても、髪がパサパサするようになったら、保湿力があるもをつかってみるのも解決策。
詳しくは「髪質に合わないシャンプーを使っているとパサパサになる、その原因について」をチェック!
紫外線によるヘアダメージ
髪の毛は強い紫外線を受けると、キューティクルが傷みます。結果としてゴワついた質感になってしまうことに。紫外線対策はお肌だけではなく、髪の毛にも必要です。
詳しくは「ヘアダメージにつながる?紫外線が髪の毛に与える影響について」をチェック!
パーマやブリーチ、ヘアカラーなどの薬剤ダメージ
薬剤を使った施術でキューティクルを開くと、傷んで剥がれ落ちてしまい、髪内部から水分やタンパク質が流出します。
結果、髪内部に空洞ができ、乾燥してパサパサ、ゴワゴワに。
パーマによるダメージ
パーマに使われる第1剤は髪の毛を構成するケラチンを変性させるため、少なからず髪の毛が傷んでしまいます。
ブリーチによるダメージ
ブリーチは毛髪内部のメラニンを化学反応で脱色する方法です。アルカリ性にした過酸化水素が使われるため、髪の毛が傷んでしまいます。
ヘアカラーによるダメージ
ヘアカラーは色を入れるために少しだけ髪の色素を脱色する成分が入っています。一般的なヘアカラー剤は色素を酸化させながら毛髪内部に浸透し、内部と外部の両方を染色するため、髪を染めた後は指通りが悪くなることがあります。
ゴワゴワな髪の毛を直す方法は?どうすればサラサラでまとまりの良い状態になる?

ゴワゴワの髪指通りを良くする方法をご紹介します。
- 毛髪診断士
- 遠藤 颯
- 毛髪診断士。Webメディアにおいて6年間記事監修を務める。
10点以上のヘアケア&美容アイテムのプロデュース経験も。

シャンプーとトリートメントにこだわってみる
ダメージを受けてキューティクルが剥がれ落ち、乾燥してパサパサ・ゴワゴワになった髪には保湿、毛髪補修効果のあるシャンプー&トリートメントを。
髪にうるおいを与え、内部からダメージ補修することでサロントリートメントと同じ指通りをおうちで再現できます。
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1,980円 (税込)
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ヘアオイルをつけてブローする
それがお風呂上がり、ドライヤーでブローする前に使う「洗い流さないトリートメント」としても人気のあるヘアオイル。
ヘアオイルを使うことで髪に潤いを与えます。
使い方もとても簡単。タオルで優しく水気を取ったあと、適量を髪に馴染ませてドライヤーでブローするだけ。
それだけでゴワゴワして指通りの悪い髪が、しっとりとツヤとまとまりのある状態に仕上がります。
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ヘアオイルは朝のスタリングに使用してもOK。まとまりが良くなるので、ヘアセットにかかる時間もぐっと短縮できます。
髪の毛がゴワゴワになる原因と解決方法、まとめ
髪がゴワゴワになる原因をおさらいしましょう。
- 生まれつきの髪質
- 日常生活におけるヘアダメージ
- 薬剤によるヘアダメージ
生まれつき髪が硬くて太い、しっかりとした剛毛の髪質だとゴワつきを感じることが少なくありません。
先天的な髪質そのものを変えることはできませんが、髪をしなやかで指通りの良い状態にしてくれるシャンプー&トリートメントにこだわることで扱いやすい髪へ導くことは可能。
パーマやヘアカラーなどの施術や紫外線、間違ったホームケアでダメージを受けた結果、髪がパサつきゴワゴワになった場合は保湿&毛髪補修効果のあるシャンプー&トリートメントを選びましょう。
お風呂の中でだけでなく、入浴後のドライヤー前に使う洗い流さないトリートメントとしてヘアオイルを取り入れれば、保湿&毛髪補修効果だけでなくパサつきゴワゴワする髪にツヤを与えて指通りが良くまとまりある状態に導くことができます。
髪質や髪の状態に合わせた正しいヘアケア方法をスタートさせることで、ゴワゴワな状態からサラサラで扱いやすい髪を目指しましょう。
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