ラベンダーの香りって?精油にはどんな効果があるの?

ラベンダーの精油はやわらかいフローラル系の香りで、リラックス効果があるということでよく知られています。

そんなラベンダーの精油、安眠効果があることからアロマテラピーなどでよく使われますが、実は意外な効果もあります。

「ラベンダーの香りってどんな効果があるの?」

「どのような作用をもたらしてくれるの?」

そこで今回は、ラベンダーの精油の効果や作用についてご紹介します。

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ラベンダーの基本情報

ラベンダーの花の写真
ラベンダーの花の写真

ラベンダーの語源は「洗う」という意味のラテン語Lavareからきており、ローマ人たちが洗濯や浴用に使用したといいます。

フランス人医師、ジャン・バルネ博士はフランスでアロマテラピーを広めた人物として知られているのですが、そのジャン・バルネ博士が第一次インドシナ戦争の際にフランス軍の軍医として、兵士の負傷のためにラベンダーの精油を火傷の手当てや消毒、鎮痛剤、鎮静剤として使用したと言われています。

また、古代ローマでは、傷の手当にラベンダーの精油を浴槽に入れて沐浴していたそうです。

ラベンダーは鮮やかな紫色の花のイメージが強いですが、実は、やわらかく心地よい香りが魅力のハーブです。

地中海地域が原産地とされるラベンダーは耐寒性の低木で高さは1m位になります。


ラベンダーの精油 基本情報

ラベンダーの花の写真
ラベンダーの花の写真
【精油名】ラベンダー(真正ラベンダー)
【学名】Lavandula angustifolia / Lavandula officinalis
【科名】シソ科
【原産地】フランス、イギリス、ブルガリア、オーストラリアなどの地中海地域
【抽出部位】花、葉
【抽出方法】水蒸気蒸留法
【香りの特徴】フローラルな香りに微かにハーブの香りが広がる
【ノート】ミドル

ラベンダーの精油品種について

ラベンダーは香り高い植物で、中でもプロヴァンス産のものが最上級の品質とされています。

地中海地域にラベンダーは、現在約20種類ほど咲いており、香りや特徴、開花時期などがそれぞれ異なります。

その中でも、ラベンダーの精油として扱われている品種は4種類で、それが以下になります。

  • 真正ラベンダー
  • スパイク・ラベンダー
  • ラバンジン
  • フレンチラベンダー

【真正ラベンダー】

他の品種のラベンダーと区別するために、ラベンダーのことを別名、「真正ラベンダー」と言います。

呼び方は様々で、それ以外にもコモンラベンダー、イングリッシュラベンダーなどとも呼ばれています。

元々は薬草として扱われていましたが、最近では、高級香水や高級化粧品、アロマテラピーに使われてます。

【スパイク・ラベンダー】

ウッディー系で微かに樟脳のような香りがするのが特徴で、別名、男のラベンダーとも言われています。

すっきりした香りのため、リラックス効果というよりも朝のリフレッシュしたいときなどに使うのがおすすめです。

【ラバンジン】

別名、「ラバンディンと呼ばれており、真正ラベンダーとスパイクラベンダーの交配種です。

この栽培タイプは挿し木によってのみ繁殖するため、野生では自然に繁殖しません。

さわやかでわずかに樟脳のような香りが特徴で、心を落ち着かせリラクゼーション効果を期待できます。

フランスではアロマを処方している薬局にいるハーバリストが、腰痛などの痛み止めや抗菌、抗炎症剤として処方しています。

【フレンチラベンダー】

別名、スパニッシュラベンダーとも呼ばれています。

やや薬草っぽい香りが強く、樟脳のような香りもします。

フローラルさが欠けるため、フレンチラベンダーは一般的なラベンダーのイメージとは異なります。

そのため、リラックス効果はあまり期待できないとされており、むしろ、抗菌、殺菌、防虫といった目的で使うことが多いです。


ラベンダーと相性の良い精油とは?

ラベンダーの香りは、ほとんどどすべての精油と調和しますが、人により香りの相性は異なると思います。

ラベンダーの香り自体が強いため、ブレンドをする場合はラベンダーの精油を少量利用することをおすすめします。

【相性の良い精油】

フローラル系… よりやわらかくリラックスできるような香りになる

  • カモミール・ジャーマン
  • カモミール・ローマン
  • ジャスミン
  • ゼラニウム

柑橘系… フレッシュで甘い香りになる

  • オレンジ・スイート
  • ベルガモット
  • レモン

オリエンタル系… 甘くエキゾチックな香りになる

  • イランイラン
  • サンダルウッド

ハーブ系… 甘さの中にすっきりした香りが広がる

  • クラリセージ
  • マジョラム
  • ユーカリ

など

スパイクラベンダー、フレンチラベンダーは刺激が強いので、マッサージなど皮膚に直接塗布する場合は、妊婦・子供・敏感肌の人は避けるようにしてください。


ラベンダーの香り、主な作用や効果とは?

ラベンダーの香りの作用や効果についてお伝えします。

鎮静作用

ラベンダーの香りは、自律神経のバランスを整え心を落ち着かせてくれる効果があります。

また、ストレスや怒りを感じている心や、不安や心配を抱えた心を癒し、深くリラックスさせる効果もあります。

ストレスと免疫力には密接な関係があるとされ、ラベンダー精油を使用したトリートメントを、高齢者に継続的に行うことで、免疫力が高まるかの実験を行った結果、免疫力がアップしたという結果も出ているほど、ラベンダーの精油には鎮静作用があります。[1]

その他にも、安眠効果があることでも有名で、就寝前にアロマディフューザーやアロマスプレーで空間に芳香し、快眠を促す方も多いです。

鎮痛作用

ラベンダーの精油は別名、万能精油と言われています。

ラベンダーの香り成分の「酢酸リナリル」が、頭痛や月経痛、肩凝りなど痛みの緩和に効果を発揮するだけでなく、

日焼けや肌荒れ、虫刺されによるかゆみ、あせも、やけどなど皮膚の炎症を鎮め再生を早めてくれる効果もあります。

防虫作用

ラベンダーは、ハーブの代表格とも言われており、その成分の一部として「リナロール」が含まれています。

ラベンダーは、リナロールを嫌う蚊やハエ、ガ、ダニ、ノミなどの虫除けに効果が期待できるため、市販されている防虫グッズにもラベンダーの香りや、成分を抽出したものが配合されているものが多いです。

※上記は植物の一般的な性質を述べたもので、化粧品の効能を示したものではありません。


ラベンダーの香りで心と身体にやすらぎを

やわらかいフローラル系な香りが特徴のラベンダーは、リラックスしたい時にもってこいな精油とされています。

リラックスグッズとしても市販で多く取り扱われていたり、さまざまな精油とブレンドされるほどラベンダーの香りは扱いやすく甘くやさしいため人気です。

気分の浮き沈みが激しいときや、痛みを和らげたいときにラベンダーの香りの力をぜひお試しください。

参考文献:
[1] AEAJ ラベンダー精油を使用したトリートメントが免疫機能に与える影響