
パサつく髪もさらさらに仕上がるヘアオイル。
とはいえ、ついつい「使い過ぎた……」ことってありませんか?
毛髪診断士がヘアオイルをつけすぎてしまったときの対処方法を解説します。
つけすぎてベタベタになったときはどうしたらいいの?そんな疑問にお答えします。
- 毛髪診断士
- 遠藤 颯
- 毛髪診断士。Webメディアにおいて6年間記事監修を務める。
10点以上のヘアケア&美容アイテムのプロデュース経験も。

ついヘアオイルをつけすぎてしまった時の対処法

毎日のヘアセットに使っている方も少なくないヘアオイル。
髪がパサついて広がりがひどいからとちょっと多めにつけるつもりが、思ったよりベタベタになってしまったらどうしたらいいのでしょうか。
ヘアオイルをつけすぎたときの対処方法をご紹介。
ヘアオイルを髪につけすぎたらお湯で洗い流す
ヘアオイルをつけすぎて髪のベタつきを感じたら、まずはタオルをお湯で濡らしてしっかり絞りましょう。
次にヘアオイルをつけすぎてベタつく部分に、タオルを軽く叩くようにあてながらヘアオイルを拭き取ります。
最後はドライヤーを当ててヘアセットをしてあげれば、しっとりまとまりの良い状態に仕上がります。
ヘアオイルの大まかな使用量
髪のボリュームに合わせた量を使わないとベタついて重い髪になることも。
- ショートヘアやボブは多くて2プッシュ程度
- ミディアム、セミロングの場合は4プッシュ程度
- ロングヘアで多くて8プッシュ程度
髪質によっては使用量が増えることもあるので、少しずつ足していくように使うのがポイントです。
最初から大量のヘアオイルを髪に使ってベタつきのある重たい髪型にしてしまわないよいう、注意しましょう。
つけすぎたヘアオイルをそのままにしても大丈夫?

ヘアオイルを使っていて、ベタつきを感じるほどで髪が重たくなってしまった場合、そのままにしていても大丈夫なのでしょうか?
髪や頭皮にはどのような影響があるのか、解説します。
「洗い流さないトリートメント」ヘアオイルをつけすぎた場合
お風呂から出た後、ドライヤー前に洗い流さないトリートメントとしてヘアオイルを使おうとしてつけすぎたときにそのまま寝てしまうのは髪に良くないです。
ヘアオイルをつけすぎた状態でドライヤーでブローをしても髪は乾きにくいことも。
髪は濡れているとキューティクルが開いたままになってしまい、髪内部から水分やタンパク質が流出してしまいます。
洗い流さないトリートメントとしてヘアオイルをつけすぎたら、以下のいずれかの方法を試してみましょう。
ヘアオイルをつけすぎた部分をお湯ですすぐ
シャワーでヘアオイルがつきすぎた部分をすすぎましょう。
そのあとは濡れた部分からタオルで優しく水気を取ってもう一度、適切な量を髪に揉み込んであげてください。
タオルで拭き取ってヘアオイルを取る
ヘアオイルをつけた量にもよりますが、ちょっとつけすぎたかな?程度であれば「濡れた」タオルで拭き取ってあげると良いです。
乾いたタオルだと髪を擦って摩擦が生じ、傷めてしまう可能性があるのでご注意ください。
指で伸ばす
部分的にヘアオイルをつけすぎたのなら、指でゆっくりと伸ばして髪の他の部分に馴染ませるのもアリです。
ヘアオイルをどのくらい使ったかによって対策方法も変わります。
状況に合わせて上記いずれかを試してみてくださいね。
「スタイリング剤」としてヘアオイルをつけすぎた場合
朝のお出かけ前。
ヘアセットのためにヘアオイルを使っていたところ、つけすぎてしまった場合はどうすれば良いのでしょうか?
つけすぎた部分を洗い流して髪を乾かす時間もない場合の解決策は、「ベビーパウダー」。
ヘアオイルをつけすぎた部分にベビーパウダーをつけると油分を吸着してくれるので、サラサラの状態になります。
ベビーパウダーを使うときは少しずつ使って髪が白くならないように注意しましょう。
ヘアオイルをつけすぎないための正しい使い方

ヘアオイルを髪につけすぎてしまわないように、正しい使い方をご紹介します。
お風呂上りの洗い流さないトリートメントと、お出かけ前のヘアセットでは使い方にも違いがあります。
それぞれのヘアオイルの使い方を確認しておきましょう。
5,800円(税込)〜
「洗い流さないトリートメント」として、ヘアオイルの正しい使い方
お風呂やシャワーの後にヘアオイルを使う場合、手順は以下の通りです。
- 髪からタオルで優しく水気を取る
- 髪の長さに合わせた適量のヘアオイルを髪に揉み込んで馴染ませる
- ドライヤーでブロー
洗い流さないトリートメントとしてヘアオイルを使う場合は、濡れている状態で馴染ませることになります。
濡れた髪はキューティクルが開いているため、髪内部にヘアオイルの保湿&毛髪補修成分が染み込みやすいです。
ポイントは2番目。
髪に馴染ませるとき、ヘアオイルを根元から付けないように気を付けること。
髪の根元に多くのヘアオイルがつくとベタつきやすく、髪全体が重ためになってしまいます。
毛先→中間→根元の順番でヘアオイルを馴染ませてあげましょう。
お出かけ前「ヘアセット」としてのヘアオイルの正しい使い方
もう1つのヘアオイルの使い方。
お出かけ前のスタイリングに使う場合は、仕上げの艶出しとして、乾いた髪に馴染ませます。
- 髪全体に使う量の半分のヘアオイルを髪に馴染ませる
- ドライヤーでブロー
- 残り半分のヘアオイルを馴染ませ、手ぐしでスタイリング
乾いた髪のヘアセットにヘアオイルを使う場合、ドライヤーの前に馴染ませるか、ブローした後に使うか意見が分かれることもあるようです。
ベストな使い方は髪全体に使う量の半分ずつをドライヤー前と後に馴染ませること。
ドライヤーでブローしたあと、手ぐしで髪型作りを済ませたら最後に指で髪をなでてツヤをしっかり出してあげましょう。
ヘアオイルをつけすぎても焦らなで
ヘアオイルをつけすぎてしまった場合の解決方法について解説しました。
お風呂やシャワーの後の洗い流さないトリートメントとしてヘアオイルを使ってつけすぎてしまった場合は、「洗い流す」「濡れタオルで拭き取る」または「指で伸ばす」ことで解決できます。
お出かけ前のスタイリング剤としてヘアオイルをつけすぎた、でも洗い流すほどの時間がない!その場合はベビーパウダーを部分的に少しずつ使い、吸収させてあげると良いです。
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