
髪の毛が乾燥すると、広がってスタイリングが大変ですよね。くせ毛がパサパサするとヘアセットが決まらなくて大変なことに。
サラサラとした潤いのある髪になりたい!
今回はそんなお悩みを解決するべく、くせ毛がパサパサする原因と対策を詳しく解説。
なぜくせ毛は乾燥しやすいのでしょうか?乾燥しやすい髪質にぴったりの対策とは?
パサパサする原因を知った上でしっかりと対策をしていきましょう。
原因を知ると、対策もしやすくなります。どなたでも簡単にできるくせ毛のパサパサ対策。髪の毛の乾燥を防いで、くせ毛でもあなたらしく、髪のおしゃれを楽しめたら嬉しいです。
- ヘアメイクアーティスト
- 江川 徹@tooru_f.hair_salon
- 縮毛矯正、髪質改善が得意な東京・錦糸町を中心に活躍するベテラン。

なぜくせ毛はパサパサになるの?考えられる3つの原因とは?

くせ毛によって髪が乾燥する、パサパサしやすい髪質の方は意外と多いもの。髪型によるもの?それともシャンプーが合わないからでしょうか?
そもそも、なぜくせ毛で髪の毛がパサパサしやすくなるの?
今回は、くせ毛で髪がパサパサしやすくなる理由と対策を詳しくお伝えしていきます。
天然パーマやうねりの強いくせ毛。
髪が乾燥してバサバサになる、毛先がうねる、剛毛などのお悩みをお持ちの方が多くいらっしゃいます。
前髪だけがうねったり、内巻きボブにしたいのにハネたりとまとまりにくいくせ毛。そんなくせ毛さんは女性、男性関係なく多いのです。
40代、50代と加齢とともにくせ毛の髪質になることも。はじめに、くせ毛がパサパサする原因から見ていきましょう。
くせ毛がパサパサする原因は、大きくわけて3つ。
- 髪の毛が乾燥しやすい内部構造になっているため
- 髪の毛にダメージが蓄積している
- 間違ったホームケアをしている
この3つがくせ毛がパサパサする主な原因です。では、この3つは具体的にどのようなものなのでしょうか?
これらの原因についてひとつずつ解説していきます。
くせ毛は「コステックス」の分布が不均一、水分バランスが崩れてチリチリ・パサパサに

くせ毛で髪の毛がパサパサしやすい原因その1、それは乾燥しやすい髪の構造になっているからです。
くせ毛がパサパサする原因は、親水性と疎水性2つある髪内部のたんぱく質が偏っているため。
親水性のたんぱく質が偏っていると、水分の分布にも偏りが出ます。
このたんぱく質は、OコルテックスとPコルテックスと呼ばれているもの。
- 水分を保持しやすい「Oコルテックス」
- 水分を保持しにくい「Pコルテックス」
直毛の髪の毛は、これらのたんぱく質が均一に並んでいます。
しかし、くせ毛の場合は配置が偏っているもの。
くせ毛はたんぱく質のバランスが均一ではありません。
部分的に髪の毛の水分量に差があるということは、その分乾燥する部分が出てくるということです。
過度な縮毛矯正、パーマ、ブリーチ・カラーや白髪染めでダメージが蓄積
くせ毛がパサパサする場合、美容院の施術が原因になっていることも多いです。
美容院の施術は、以下のような内容が挙げられます。
- ヘアカラー
- 縮毛矯正
ヘアカラーも縮毛矯正も髪のおしゃれを楽しめるもの。
しかし、どちらも薬剤を使っていますよね。
「ヘアカラーや縮毛矯正は、髪の毛がダメージを受けやすい」
「ブリーチをするとダメージにより髪質が変わる」
そういったことを聞いたことがある方もいらっしゃるでしょう。
ヘアカラーや縮毛矯正は髪の毛が傷みやすいもの。
施術で使用する薬液や熱処理によって、髪の内部にダメージが蓄積されていきます。
特に、薬剤は髪の毛の構造を変えるもの。
薬剤は、髪の表面組織の「キューティクル」を開かせて浸透させています。
キューティクルが開いた状態になると、髪の水分や栄養が流れ出やすくなります。
そのため、髪が乾燥したり弱々しく細い髪質になったりしてしまうんです。
くせ毛が広がる・うねる、パサつくのは間違ったホームケアが原因かも

くせ毛は、ただでさえ乾燥してパサパサしやすい髪質。
くせ毛がダメージを受けやすいのはそのためです。
傷みやすいくせ毛さんは、正しいヘアケアを行うことが大切です。
ところが、間違ったホームケアを続けている方も。
ヘアケアをしているつもりでも、髪に逆効果な場合があるんです。
あなたのヘアケア方法は大丈夫ですか?
ヘアケア方法によっては、くせ毛が悪化している可能性が。
どんなヘアケア方法がNGなのか、具体的に見ていきましょう。
間違っているヘアケア方法
- 保湿不足
- ヘアアイロンやコテを高温で使用
- 髪を傷めるブラッシング方法
ダメージによるくせ毛は髪内部の構造が、水分が少ない髪質なのです。
そのため、外側からからしっかりと保湿することが大きなポイントに。
また、くせ毛のうねりやチリつき、広がりが気になる場合はストレートアイロンを使う方も多いでしょう。
その時の温度にも注意しましょう。
180度の高温の方がストレート持ちがいい分、髪へのダメージが大きくなってしまいます。
- 150度程度の低温で時間をかけてスタイリング
- 180度の高温で手早くスタイリング
これら2つは美容師の意見も分かれるところですが、ヘアアイロンの扱いに慣れていない場合は、普段使うヘアアイロンの温度、150度にすることをおすすめします。
まずは150度からスタートし、慣れてきたら徐々に温度を上げていくのが良いでしょう。
パサつきを抑える方法
くせ毛がパサパサになる原因3つを詳しく解説しました。
- 髪の毛が乾燥しやすい内部構造になっているため
- 髪の毛にダメージが蓄積している
- 間違ったホームケアをしている
これらによって、くせ毛はパサパサしやすくなるもの。
もし当てはまる項目があったらご注意くださいね。
しかし、原因がわかれば対策もできるんです。
ここからは、くせ毛パサパサを抑える方法を解説していきます。
どなたでも簡単にできることなので、ぜひ実践していただけたら嬉しいです。
カットやカラー、スタイリングによるくせ毛のパサパサを直し方
パサパサするくせ毛さんの場合、以下の3つの方法でパサパサ感を抑えることができます。
- ヘアカラーの入れ直し
- スタイリング
- ホームケア
くせ毛がパサパサしやすいと、ハイトーンのヘアカラーを入れても乾燥したように見える場合が。
比較的落ち着いた髪色にすると、パサパサ感を抑えることができます。具体的な色のトーンは7~8トーンくらいがオススメです。
また、くせ毛でパサパサしやすい方はスタイリングも大切。
パサパサ感のないツヤ感をプラスすることが大きなポイントです。ツヤ感をプラスできるスタイリング際は、ヘアオイルとヘアワックス。
ヘアオイルでツヤ感を出して、ワックスで髪型をキープ。ヘアオイル&ワックスは、くせ毛でパサパサして見える髪質の味方になります。
サロンでのトリートメント、メリット・デメリットとは?
美容院でトリートメントを行う「サロントリートメント」施術。
髪の毛がサラサラすると人気ですよね。特に髪がパサパサしやすいくせ毛にとっては嬉しい施術です。
サロントリートメントのメリット
- 簡単に髪がサラサラになる
- 一週間程度はサラサラ感が続く
サロントリートメントのデメリット
- 費用がかかる
- 時間がかかる
ホームケアでパサパサの髪を補修
パサパサしやすいくせ毛さんにおすすめしているのが、毎日のホームケア。
美容院でサロントリートメントする手間&費用もかかりません。
自宅で簡単にパサパサするくせ毛をしっとり保湿。
髪内部と表面の補修&保護、保湿ケアが大切。
アウトバストリートメントを使う
パサパサしやすいくせ毛の方に特にオススメしたいのが、洗い流さないトリートメントです。
編集部セレクト
- プリュムヘアオイル
- プリュムワックス(ヘアバーム)
9,300円(税込)〜
9,300円 (税込)
9,800円 (税込)
頑固なパサパサくせ毛に!使い方は簡単2ステップ。
- 髪を乾かす前にヘアオイルで保湿&毛髪補修
- ワックスを使って艶とまとまりのあるヘアセットを行う
この2つだけで、綺麗にヘアセットができます。どなたでも簡単にヘアケア、スタイリングできるホームケア製品。

プリュムワックスはヘアセットだけではなく、ヘアケアにも最適なワックスです。
なめらかでうるおい感のある髪型に仕上がりますよ。
くせ毛のパサパサにお悩みの方へ
今回はくせ毛のパサパサ感が気になるという方に向けて解説してきました。
くせ毛がパサパサする原因は3つ。
- 髪の毛が乾燥しやすい内部構造になっているため
- 髪の毛にダメージが蓄積している
- 間違ったホームケアをしている
くせ毛は髪の内部構造的にパサパサしやすく、部分的な水分不足になりやすいのです。
くせ毛のパサパサが気になる方は、以下3つの対策が大きなポイントに。
- ヘアカラーの入れ直し
- スタイリング
- ホームケア
特に、パサパサするくせ毛をしっかり毎日ホームケアすることが大切です。
9,300円(税込)〜
9,300円 (税込)
9,800円 (税込)