
髪をショートからロングにするだけでなく、カラーもダメージなしで楽しめるエクステ。
最近では、派手髪や推し活の流行で「ブリーチはしたくないけどハイトーンにしたい」「イベントの時だけ推しのカラーにしたい」という方が取り入れていることも多いですよね。
そんなとっても魅力的なエクステですが、くせ毛さんの中には「くせ毛だからエクステが馴染むのか心配」という方もいらっしゃるはず。
今回は、くせ毛さんがエクステをする時の注意点をお伝えします。
カットしたばかりでショートのくせ毛、エクステを楽しむ際の注意点
「くせ毛をショートにしたけど、気分を変えたい」
「前髪を作ったら失敗した」
「くせ毛ショートにしたら似合わなかったから今すぐ髪を伸ばしたい」
こんなことってありますよね。
通常、ショートからロングにするには、長さにもよりますが、1年以上の時間がかかります。
しかし、エクステならすぐに治すことが可能。
くせ毛にエクステをつける場合には、地毛のくせ毛とエクステが馴染むように、以下のどちらかの方法でエクステをつけることになります。
- 地毛のくせ毛をストレートにしてからストレートのエクステをつける
- 地毛のくせ毛に合わせたエクステをつける
ではそれぞれの方法についてみてみましょう。
ストレートのエクステなら縮毛矯正、違和感・ズレのないように
ストレートヘアを希望する場合は、エクステをつける前に縮毛矯正でくせ毛を真っ直ぐにしましょう。
「縮毛矯正はしたくない。ストレートのエクステをつけて、地毛のくせ毛を毎日アイロンで伸ばすのはだめなのかな?」
なんてお考えのあなた、そのような方法はあまりおすすめできません。
理由は「エクステ・地毛のくせ毛が痛む」「エクステの付け方によってはエクステが取れやすくなってしまう」の2つ。
エクステには人工毛で作られたものと人毛で作られたものがあります。
人毛であれば高温のアイロンを使用できますが、アイロンなどでダメージを与えすぎるとせっかくストレートだったエクステがうねうねくせ毛になってしまうことも。
実は人毛のエクステはカラーを合わせるために、ブリーチやカラーリングを繰り返して作られています。
コーティングされているため見た目は美しく見えますが、ああ見えてかなりのハイダメージブリーチ毛。
そのため、少しのダメージで切れてしまったりうねりが出てしまったりしてしまいますから、できるだけエクステに負担をかけないようにするのがおすすめです。
人工毛のエクステは場合によっては溶けてしまうこともあるため、そもそもアイロンの使用は避けた方が良いでしょう。
エクステをつけた後に地毛のくせ毛だけアイロンをかけようとしても、実際なかなか難しいですよね。
ヘアアイロンは、エクステの付け方によってはエクステが取れやすくなる原因にもなってしまいます。
エクステの付け方には大まかに5つの装着の仕方があります。
- 編み込みエクステ
- シールエクステ
- プルエクステ
- チップ
- 超音波エクステ
超音波エクステ、シールエクステはケラチン成分を使用した接着剤やシールでエクステを髪の毛に固定するもの。
そのため、装着部は熱に弱いエクステの付け方でもあります。
地毛のショートのくせ毛だけをアイロンでまっすぐにしようとしても、装着部に当たってしまうと、せっかくつけたエクステが取れやすくなってしまうことがあるのです。
これらの理由から、くせ毛さんがストレートのエクステをつけたあと、毎日地毛のくせ毛をアイロンでまっすぐにするのはあまりおすすめできないのがおわかりいただけましたでしょうか。
縮毛矯正でくせ毛をまっすぐにする場合、エクステとの同時施術は避けましょう。
縮毛矯正は薬剤と高熱でくせ毛をストレートにする施術ですから、非常に髪の毛へのダメージが大きいです。
特に、縮毛矯正直後は髪の毛が不安定。安定しないうちにすぐつけると、エクステをつけた場所に新たな癖が出てしまうことも。
縮毛矯正をした後にエクステをつける場合には最低でも1週間ほど期間を空けると良いでしょう。
変に癖がつくのを防ぐことができますし、髪へのダメージも軽減できますよ。
「シール式のエクステなら変なくせはつきにくいのでは?」
と予想する方もいらっしゃるかと考えますが、シール式でもつけているうちに根元がねじれてしまい、そのねじれ通りに癖がついてしまう可能性があります。
おすすめは軽くウェーブのかかったエクステ、あなたのくせ毛に合わせて
縮毛矯正をかけたくないくせ毛さんにおすすめなのは、ウェーブがかかったエクステをつけること。
くせ毛に馴染むようにエクステをつけてくださいと美容師、スタイリストにお願いしてみてくださいね。
ウェーブも数種類あることが多く、取り扱っているメーカーによっても異なります。
施術前にどんな種類を取り扱っているのか質問、くせ毛に合わせた仕上がりが可能か確認しておきましょう。
自分のくせ毛に合わせたカールやウェーブなどの動きのあるエクステをつけることで、くせ毛でも違和感なく馴染むエクステになりますよ。
美容師さんがあなたのくせ毛に合わせてエクステをチョイス、微調整してくれますから、ぜひ相談してみましょう。
縮毛矯正の場合、縮毛矯正をかけてから最低でも1週間は期間を空けなければなりませんが、地毛のくせ毛に合わせた動きのあるエクステならすぐつけることができます。
また、縮毛矯正をしてエクステをした場合には根元が伸びてくるとくせ毛が目立ちますが、くせ毛に合わせたエクステなら、根元が伸びてきても自然な状態をキープできますよ。
ウェーブのかかったエクステは通常のパーマと同じようにだれてきてしまうので、ドライヤーの方法やブラッシングの方法には注意して。
ドライヤーをかけるときには、手ぐしやブラシで髪を溶かしながら乾かしている場合も多いです。
ウェーブの場合には、くしを通してしまうとウェーブがだれやすくなってしまうので避けましょう。
毛先を手のひらの上に乗せて、持ち上げるようにして乾かすのがポイントです。
しっかりスタイリングしたい場合には、手のひらに乗せている髪の毛を上に向かって握るようにしながら乾かすと、もう少しウェーブ感が強く出ますよ。
ウェーブのエクステはストレートよりさらに絡まりやすいのも特徴のひとつです。
そのため、ブラッシングはこまめにするようにしてくださいね。このときに使うのはエクステ用のブラシを。
それでももし絡まってしまって髪の毛がダマになってしまってたときには、無理やり引っ張って解こうとせず、その部分だけハサミで取り除くようにしましょう。
日々の丁寧な扱いが美しいヘアスタイルを長持ちさせる秘訣です。
セルフ?それともサロン・美容室?どちらが良いか検証
最近ではセルフエクステも販売されています。
セルフエクステは価格が安くて魅力的ですから、セルフでいいならセルフで済ませたいというくせ毛さんもたくさんいらっしゃるのでは?
では、セルフと美容院の特徴を比較してみましょう。
セルフエクステの場合は選べる種類が限定的ですが安く抑えられます
少し前にお話ししましたが、エクステの付け方には5つほど種類があります。
- 編み込みエクステ
- シールエクステ
- プルエクステ
- チップ
- 超音波エクステ
「編み込みエクステ」は、名前の通り、地毛とエクステを編み込んで固定するエクステの付け方です。
最初にエクステが流行った時に盛んに取り入れられていた方法でもありますから、みたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
数cmほど編み込んで固定するため、髪の毛にある程度の長さがないとできません。強度があり、多少引っ張っても取れません。
編み込み部はボコボコとしてしまうため、髪の毛の内側に装着。編み込みを固定していたゴムを切れば簡単にエクステを外すことができます。
「シールエクステ」は、エクステの根元にシールがついており、薄くスライス髪の毛を挟むようにして接着し装着するエクステ。
装着が簡単で、現在主流のエクステともなっています。つけやすい分「引っ張る」「熱」などで取れやすいエクステでもあります。
接着部は薄いため、表面近くまでつけることが可能。ボコボコせず、髪の毛が引っ張られているような感覚もありませんし、見た目もとっても自然なのが人気ポイント。
「プルエクステ」は、エクステの根元についているひもと地毛を結んでつける方法。
結び目が非常に小さいため、自然でシャンプーなどのお手入れもしやすくなっています。接着剤を使用していないのでオフは自分でできます。
非常に細かい作業になるため、セルフでは難しいでしょう。
「チップ」は、金属やプラスチックのリングの中にエクステと地毛を通して接着剤をつけ、ペンチなどでリングを潰してエクステを固定する方法。
小さなリングの中に髪の毛を通すため、編み込みで固定する方法より、1本あたりにつけることができる毛の量は少なめ。
「超音波エクステ」は、エクステの根元についているケラチンを使った接着剤を超音波で溶かして髪の毛にエクステを固定する方法。
ケラチンを使用しているため、地毛へのダメージが少ないのが特徴。頭皮からわずか1mm離せばつけることができます。
接着面が非常に小さく、最も目立たないエクステのひとつです。
このように一口でエクステと言ってもつけ方はさまざま。この中でセルフでもできるエクステは主に以下の3つになります。
- 編み込みエクステ
- シールエクステ
- チップ
セルフはその人の手先の器用さによって仕上がりに差が出ますし、特に後ろの方は見えないので難易度高め。
しかし、セルフはお財布に優しいのが魅力。
セルフエクステで特におすすめなのはシールエクステ。シールエクステの場合、一束150円から300円程度でつけることができます。
サロンでやってもらう場合には一束500円程度。
使用するエクステの本数はもともとの髪の量や希望のデザインにもよりますが60~120本ですから、価格は大幅に抑えることができますよ。
美容師に任せた方があなたのイメージに近いくせ毛でのエクステが可能
先ほどご紹介したように、エクステにはつけ方だけでも5種類あり、それぞれ長所・短所、特徴が異なります。
つけ方に加えて、毛質もさまざま。つける場所によってもエクステの仕上がりは変わってきます。
サロンなら髪の長さや髪の太さ、量に合わせて最適な付け方で最適な場所にエクステを装着してくれるため、やはりセルフよりも美しい仕上がりに。
たとえセルフとおなじシールエクステだったとしても、持ちが長くなります。
特にくせ毛さんが縮毛矯正せずにエクステをつける場合には、ストレート毛にエクステをするより技術が必要。
セルフでは地毛のくせ毛に馴染むエクステを見つけるのはなかなか難しいです。
美容師さんにお任せすればたくさんのエクステからくせ毛の程度もみてくせ毛に馴染むように選んでくれます。
つけ方やカットでも微調整してくれますから、自然な仕上がりのエクステが期待できますよ。
「くせ毛だし不器用で不安」
「くせ毛を活かしてエクステをつけたい」
そんなくせ毛さんは美容師さんにお願いするのがおすすめです。
くせ毛でエクステを楽しむ場合の注意点、まとめ
今回は、くせ毛がエクステをする時の注意点をお伝えしました。
くせ毛にエクステをつける場合には、地毛のくせ毛とエクステが馴染むように、以下のどちらかの方法でエクステをつけましょう。
- 地毛のくせ毛をストレートにしてからストレートのエクステをつける
- 地毛のくせ毛に合わせたエクステをつける
前者の場合には、事前に縮毛矯正をかけましょう。縮毛矯正はダメージが大きいのでエクステと同時施術はおすすめしません。
少なくとも1週間は期間を空けるようにしてくださいね。
くせ毛を活かす場合には、美容師さんとよく相談して、自分のくせ毛に合うようにウェーブのエクステをつけてもらうのが良いでしょう。
エクステはセルフでやる方法もありますが、特にくせ毛を活かす場合にはサロンで行うのがおすすめ。
仕上がり、持ちに差が出ますよ。
エクステは店舗によってつけ方や種類、エクステにカラーやパーマができるか否かなどの条件が異なりますから、サイトの情報をよくみて来店予約してみてくださいね。
くせ毛でも直毛さんと同じように、いろいろなヘアスタイルを楽しんでくださいね!
5,800円(税込)〜