
照り付ける太陽、揺れる波、海で泳ぐのって本当に楽しいですよね。
でも海水浴からの帰り道、髪を触るとギシギシ・ゴワゴワしませんか?
実は海水は髪にあまり優しいものではなく、日光からの紫外線でも髪はダメージを受けて傷んでしまうんです。
このページでは毛髪診断士がこれから海に遊びに行くあなたに、知っておくべき髪の毛と海水の関係を解説しています。
なぜ海で遊ぶと髪はギシギシ・ゴワゴワになるほど傷むのか、その原因をご紹介。
その上で髪を守るための対策、海水に入る前と後、さらに帰宅したあとにすべきことをご案内します。
心置きなく海で楽しい時間を過ごすため、このページで髪のためにやっておくべきことを確認しておきましょう。
目次
海水浴に行くと髪にはどんなダメージがあるのか知っておこう
海の水、海水は触ると肌がベタベタすることは分かりますよね。
泳いで髪に海水が付くとどんな影響があるのでしょうか。
海水浴の帰りにギシギシ・ゴワゴワになる髪の原因を紹介します。
海水の成分と髪の関係、泳いだ後にギシギシ・ゴワゴワする原因
海の水は濃度3.4%の塩水で、塩分の約8割は塩化ナトリウムとなっています。
塩化ナトリウムと書くと仰々しいですが、最も身近なもので言えば食塩。
小学校で食塩を水に溶かしてリトマス紙で反応を見る実験をしますが、食塩水は中性でしたね、覚えていますか?
酸性~中世~アルカリ性、それぞれの水素イオン指数を表すpH(ペーハー)で言えば7.0付近です。
海水はこのpH7.0よりややアルカリ性よりのpH8.1と言われており、弱アルカリ性。
髪の毛は健康な状態だと弱酸性であるpH5.5前後、海水に触れるとアルカリ性に傾くことになります。
中心部からメデュラ、コルテックス、キューティクルの3段構造になっている髪の毛はpH5.5の状態だとツヤ・まとまりがあるのですが、これがアルカリ性に傾くと困った問題が発生。
髪の毛の一番外側の構造であるキューティクルは弱酸性だとしっかりがっちりと髪の内部を守ってくれるものの、アルカリ性に傾くと開いて剥がれ落ちてしまいます。
そうなると内側にあるコルテックスから水分やタンパク質が流出、穴あきのエメンタールチーズのようなスカスカの状態になり、髪内部の構造がガタガタになってしまい、このガタガタがギシギシ・ゴワゴワの手触りとなるわけですね。
実はこの現象、美容室でのパーマやブリーチ・ヘアカラーとなどの施術でも同じことが起きていて、髪に大きなダメージを与えます。
晴れた日だから楽しい海水浴、照り付ける太陽からの紫外線によるダメージとは
もう一つ、海水浴を楽しんでいると髪にダメージを与えるものがあります、それが紫外線。
海に行くのに天気が悪い日をあえて選ぶことはなく、やはり快晴の太陽が照り付けるくらいの日が最適ですよね。
そんな日は天気予報でも紫外線予報が出て、海に行くなら日焼け止めクリームをお忘れなく、といったアナウンスがありますが、紫外線は肌だけでなく髪にも影響を与えます。
先ほど紹介させていただいた髪の構造、一番外側のキューティクルはいくつかの層で出来ているのですが、その層と層の間にMEA(18-メチルエイコサン酸)と呼ばれる脂質が存在し、このMEAが髪のツヤやなめらかさを決定しています。
MEAは紫外線に弱く、太陽の光を浴び続けてMEAが失われた髪はキューティクルも剥がれてしまう、いわゆるダメージ毛に。
肌の日焼けは目で見て分かりますが、MEAが失われる髪の日焼けは紫外線でダメージを受けてパサパサになって初めて気づきます。
そのほかにも紫外線は髪の色を決めるメラニン色素を分解するため、脱色したような茶色の髪になったり、ヘアカラーをしている場合には色落ちしたような見た目になるので注意が必要ですね。
紫外線は頭皮も日焼けさせるため、白髪や髪が抜ける原因にもなることを覚えておきましょう。
髪を傷めてしまわないように遊びに行く前、帰った後にヘアケアを
海水だけでなく、紫外線も海に遊びに行くときには警戒しなければならないことが分かりましたね。
髪を傷めることのないよう、予めどのような対策・準備をしておけば良いのか、毛髪診断士が解説します。
髪は肌とは違い、自己再生のできない死亡細胞で出来ているため、一度傷んでしまうと蘇らせることができません。
女性の場合、ミディアムやロングヘアにするには時間がかかるもの。
大切な髪を傷めることなく心から海水浴を楽しむため、しっかり準備をしておきましょう。
ヘアオイルを馴染ませて髪を油分でコーティングしておこう
あなたは今、お風呂やシャワーから出たあとのヘアケアに何か使っていますか?
入浴後に使うヘアミルクやヘアウォーター、ヘアオイルは洗い流さないトリートメントと呼ばれて人気があります。
洗い流さないトリートメントの中でも油分中心に作られているヘアオイルは海に遊びに行く前のスタイリング剤におすすめ。
油分で髪をコーティングするので海水が染み込むのを防いでくれるだけでなく、SPF(紫外線防止要素)を含む成分を配合したものなら日焼けからも髪を守ります。
ダメージに弱く傷みやすいくせ毛さんのために美容師が作ったプリュムヘアオイルがまさにそれ。

使い方もとても簡単、一度髪を濡らしてタオルで簡単に乾かしたらプリュムヘアオイルを手に取り、髪に馴染ませます。
ドライヤーでブローすれば完了、ツヤツヤでまとまりのある髪に変えてくれますよ。
時間がない場合には乾いた髪に直接馴染ませてもOKです。
海から出たらシャワーで塩分をしっかり洗い流すこと
海で泳いでたっぷり遊んだら、必ずシャワーで髪や身体についた海水をしっかり洗い流しましょう。
海水でダメージを受けた髪のキューティクルにもし塩分が残ったままになると髪の乾燥は悪化します。
塩分によって水分を失い続けることはすなわち、ダメージを受け続けることになるため、必ずしっかりと髪についた海水を落としておいてくださいね。
帰宅したらシャンプー&トリートメント、洗い流さないトリートメントで保湿・毛髪補修を
くたくたに遊び疲れてようやく帰宅したらお風呂・シャワーですね。
洗髪するのに出来ることなら保湿・毛髪補修成分が配合されたシャンプー&トリートメントを使うようにしてください。
海水によってダメージを受けた髪は水分や本来必要な成分が抜けてしまっている状態。
髪に潤いを与えて保湿、抜け出てしまった成分を補修できるシャンプー&トリートメントで髪を労わりましょう。

サロン生まれのプリュムシャンプー&トリートメントにはヘマチン・ケラチンを配合しています。
髪を内側からしっかり補修、さらにプリュムトリートメントには7つの保湿成分を配合しているため、髪の潤いを保つことができます。
もしあなたの髪質がくせ毛、またはパーマやヘアカラーなどの髪のおしゃれを楽しんでいるならもう1歩進んだヘアケア、プリュムシャンプー&トリートメントとプリュムヘアオイルの組み合わせ、「毛髪補修成分配合3点セット」をおすすめします。

毎日の洗髪、入浴後の洗い流さないトリートメントで髪を徹底的に保湿・毛髪補修、サロンクオリティのヘアケアがご自宅で可能になる最強の組み合わせです。
髪の状態に合わせて最適なヘアケアをお選びください。
海で泳ぐなら髪の毛を守るための対策、正しいヘアケアを
これから海に遊びに行く予定があるあなたへ、海水や紫外線と髪の関係について毛髪診断士が解説させていただきました。
海水は弱アルカリ性であり、髪本来の健康な状態である弱酸性からアルカリ性へ傾けるため、いつも髪を守ってくれるキューティクルの状態を悪化させ、その結果、髪内部から必要な水分やその他の成分が流れ出てしまうことでダメージを受けた髪の手触りはキシキシ・ゴワゴワに。
海水浴を楽しんでいる間に受け続ける紫外線も髪や頭皮にダメージを与えるのであらかじめ準備・対策を行うことを強くおすすめします。
まずは出発前にプリュムヘアオイルで大切な髪をコーティング、海から出たらしっかり髪・身体から海水を洗い落としましょう。
帰宅後はプリュムシャンプー&トリートメントで髪の保湿・毛髪補修、トドメに再度、洗い流さないトリートメントとしてプリュムヘアオイルを馴染ませる「毛髪補修成分3点セット」を利用すればくせ毛さんやパーマ・ヘアカラーで傷んでしまった髪も健やかな状態に導いてくれますよ。
ちなみにプールに遊びに行く場合に必要な対策については別ページで紹介します、併せてご一読ください。
あなたが心から海水浴をお楽しみいただけることを祈っています、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
