シャンプーが泡立たない、途中で泡が消える原因について

シャンプーの泡立ちが悪い、泡立たないことってありませんか?

このページでは美容師がシャンプーを使っても泡立たない場合の主な理由4つと、しっかり泡立つ髪の洗い方を解説しています。

\ 教えてくれたのは /
    ヘアメイクアーティスト 江川 徹
    • ヘアメイクアーティスト
    • 江川 徹@tooru_f.hair_salon
    • 縮毛矯正、髪質改善が得意な東京・錦糸町を中心に活躍するベテラン。

なぜシャンプーを使っているのに泡立たないの?その主な4つの理由

シャンプーが泡立たない、その理由は主に以下の4つが考えられます。

  1. シャンプー前の予洗いが不十分
  2. シャンプーの使用量が足りない
  3. 皮脂やスタイリング剤の汚れ
  4. 髪の毛の傷み乾燥

シャンプーが泡立たない理由その1、予洗いが不十分である

意外とできていない人が多いのが予洗い。

予洗いとは、シャンプー前にお湯で髪をすすぐことです。

シャンプーをするときにしっかりと予洗いが出来てないと、泡立ちが悪くなります。

あらかじめしっかりお湯ですすぐと、髪や頭皮に付着していた汚れの8割を洗い流すことができます。

また髪・頭皮にしっかり水分を含ませておくことで、シャンプーを使ったときに馴染みやすく泡立ちが良くなります。

軽く髪を濡らしてすぐにシャンプーを使っているけど、どうにも泡立たない、その場合はこの予洗い不足が原因である可能性があります。

シャンプーが泡立たない理由その2、使用量が不足している

シャンプーの使用量が少なすぎると泡立ちが悪くなることがあります。

どうにも泡立ちが悪いかな?

と感じられる場合には気持ち多めに手にとって髪を洗ってみてくださいね

シャンプーが泡立たない理由その3、皮脂や残留スタイリング剤が原因

ヘアセットにスタイリング剤を使っている、または皮脂が多い人はとシャンプーを使っても泡立ちにくい現象が起こります。

シャンプーに含まれる髪を洗うための洗浄剤、界面活性剤は水と油を混ぜ合わせる作用がある成分。

髪に残った皮脂や油分の多いスタイリング剤(=油)を水と馴染ませやすくすることで浮かせてお湯で洗い流します。

しかし、ジェルやスプレー、ヘアワックスなどのスタイリング剤が多すぎると界面活性剤の油分・水分を混ぜる力が不足して泡立たなくなります。

この場合、2度洗いするか、予洗いを入念にしましょう。

シャンプーが泡立たない理由その4、ダメージで髪が傷んで乾燥している

以前は同じシャンプーで同じ量を使ってもしっかり泡立っていたのに、最近、泡立ちが悪くなった。

そんなときはヘアダメージが原因かもしれません。

ダメージを受けた髪、というのは髪表面を覆って髪の内部を守っているキューティクルが開いて剥がれ落ちてしまい、髪内部の水分やたんぱく質が流出している状態に。

そんなダメージを受けて傷んだ髪は水分を積極的に吸収しようとします。

シャンプーで髪を洗うとき泡が発生するためには先にご紹介させていただいた界面活性剤と空気、それから水分が必要。

髪に空洞が出来て乾燥しているダメージ毛では、シャンプーに含まれる界面活性剤と水が混ざる前に髪が水分を吸収してしまうため、泡立たない状態になります。


洗っていると泡が消える謎

シャンプーを使って髪を洗い始めてすぐは泡立つのに、洗っていると泡が消えていく。

この場合には2つの原因が考えられます。

  1. 髪の水分吸収によるもの
  2. 髪や頭皮の汚れ(油分)が多い

1つ目は傷んだ髪に起こるのと同じ状態です。

シャンプー前にしっかり予洗いをして髪を濡らしておいても、洗っている最中にどんどん泡がなくなってしまいます。

この場合は少しずつお湯を足しながらシャンプーすることで泡立ちが良くなります。

問題は2つ目、髪や頭皮の汚れが原因で泡が消える場合、水分を足しても泡が復活しないのが特徴です。

スタイリング剤の過度の使用や皮脂汚れで界面活性剤(洗浄成分)の働きが低下。

この場合、基本的には二度洗いがおすすめ

1度シャンプーを洗い流したあと、2回目のシャンプーでしっかり泡立てて洗い直してくださいね。


シャンプーの上手な泡立て方、3つのステップのご紹介

泡立ちのよいシャンプーの方法を紹介させていただきます。

上手に泡立てるには、以下の3つのステップを丁寧に行うことが大事。

  1. ブラッシングをして髪の汚れを取る
  2. お湯でしっかりすすぐ(予洗い)
  3. 髪の毛を揉み込むように泡立てて洗う

覚えてしまえばとっても簡単なので、ぜひ今日から取り入れてみてくださいね。

シャンプー前にブラッシングで髪のホコリを取る

獣毛ブラシの例
獣毛ブラシの例

シャンプー前には、優しくブラッシングをして髪のホコリを取っておきましょう。

普通に生活していても、チリやホコリなどの汚れが付着しています。

これらの汚れを落とすには、獣毛ブラシがおすすめ。

一般的なナイロン製のヘアブラシよりも、静電気が起きにくく髪の汚れをスムーズに除去することができます。

シャンプー前のブラッシングを習慣にすると、泡立ちを良くするだけでなく髪の絡まり予防にも効果的ですよ。

髪の根元からお湯でしっかり濡らす(予洗い)

正しいシャンプー方法漫画①
正しいシャンプー方法漫画①

シャンプーを髪につける前には、予洗いを丁寧に行いましょう。

このとき、根本からしっかりお湯で濡らすことが、シャンプーの泡立ちを良くするポイント!

髪のことを考えるならお湯の温度は37~38度がベストです。

ただし、油分の多いワックスなどのスタリング剤を使用している場合には、40度くらいの温度にすると油分が落ちやすくなります。

正しいシャンプー方法漫画②
正しいシャンプー方法漫画②

後頭部や襟足、サイドやこめかみ部分は、予洗いが不十分なせいで泡立ちが悪くなりがちな箇所。

シャワーの水圧を利用しながら、時間をかけて水分を含ませていきましょう。

予洗いは、全体で3分間程度行うのが理想。

髪の毛でシャンプーを泡立てるように揉み込んで洗う

正しいシャンプー方法漫画③
正しいシャンプー方法漫画③

予洗いが終わったら、シャンプーを手のひらにとり、頭頂部付近の髪の毛で泡立てるイメージで優しく揉み込みましょう。

指の間や手の甲についた泡は、再び髪に乗せ直してさらに泡立てます。

このとき、少しずつお湯を足しながら泡立てると、クリームのようなきめ細かいモコモコ泡を作ることができますよ。

正しいシャンプー方法漫画④
正しいシャンプー方法漫画④

シャンプーの使用量は、基本的にメーカーの記載通りでOK。

一般的なシャンプーボトルなら、使用量の目安は以下の通り。

  • ショートヘアは1-2プッシュ
  • ミディアムヘアは2-3プッシュ
  • ロングヘアは3-4プッシュ
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シャンプーが泡立たない原因、まとめ

シャンプーするときに泡立たない、その原因として考えられるのは4つ。

  1. 予洗い不足
  2. シャンプーの量不足
  3. 皮脂・スタイリング剤
  4. 髪のダメージ

ぜひ参考にしてみてくださいね。