縮毛矯正とブリーチは同時にはできない?その理由を毛髪診断士が解説

縮毛矯正とブリーチは同時にはできない?その理由を毛髪診断士が解説

くせ毛のうねりを伸ばせる縮毛矯正と、髪の毛の色を明るくするブリーチはどちらも髪へのダメージが大きな施術です。

縮毛矯正とブリーチは一緒にすることはできる?

そんな疑問にお答えします。

\ 教えてくれたのは /
    ヘアメイクアーティスト 江川 徹
    • ヘアメイクアーティスト
    • 江川 徹@tooru_f.hair_salon
    • 縮毛矯正、髪質改善が得意な東京・錦糸町を中心に活躍するベテラン。

縮毛矯正とブリーチそれぞれの施術内容を解説

縮毛矯正とブリーチのダブルパンチは大丈夫?
縮毛矯正とブリーチのダブルパンチは大丈夫?

うねる髪や、くせ毛をまっすぐに伸ばす縮毛矯正。

そして髪色を脱色して明るくするためのブリーチ。

これらは髪へのダメージがとても大きいことでも知られています。

それぞれの施術内容がどのようなものか把握することで、なぜ髪が傷むのかを確認しておきましょう。

縮毛矯正は薬剤で髪の結合を切断!さらに熱を使うためダメージ大

縮毛矯正では、まず髪の毛の表面にあるキューティクルと呼ばれる組織を1剤で開きます。

浸透した1剤は髪の毛内部のシスチン結合を切断します。結合が切れて柔らかくなった髪に、ストレートアイロンをかけて髪を伸ばします。

ここで真っ直ぐな状態になった髪の毛ですが、内部の結合自体はまだ切断されたままです。

そこで、2剤を塗布し切断されたシスチン結合を再結合します。

髪の結合を切ったりくっつけたりする施術なので、髪の毛には大きな負担がかかります。また、一度切断されたシスチン結合は全てが再結合するわけではありません。

一定数は結合が戻ることはなく、空気に触れて酸化することで、システイン酸という物質が発生します。これにより髪の毛内部からダメージを与えます。

ブリーチは髪から色素を抜く施術

アジア人は髪の毛は黒くするメラニン色素を多くもっています。

そのメラニン色素を薬剤によって分解し、脱色するブリーチです。その際、髪のハリ、コシに必要なケラチンタンパク質も分解してしまうこと、さらに髪の毛表面のキューティクルも剥がれてしまいます。

ヘアダメージを考慮したケアブリーチなどもありますが、どうしても施術は髪のパサつき感、指通りの悪さは発生してしまします。

ヘアカラー単体よりも髪へのダメージは大きく、施術後は意識的にヘアケアをする必要があります。

縮毛矯正とブリーチ、それぞれの施術で髪には大きな負担がかかることがイメージ出来たのではないでしょうか。


原則として縮毛矯正とブリーチの組み合わせはNG

\ 教えてくれたのは /
    ヘアメイクアーティスト Genki
    • ヘアメイクアーティスト
    • Genki@geeeeenkii
    • 渋谷CALAMARIの代表。
      ブリーチやカラー、似合わせカットが得意。

縮毛矯正とブリーチを同時に行うことはおすすめできません

縮毛矯正とブリーチ同時施術によるリスクは以下のとおり。

  • 切れ毛が発生する
  • チリチリした縮れ毛のような状態になる
  • 最悪の場合、髪が溶ける

髪へのダメージが大きな2つの施術を同時に行えば、髪がボロボロになってしまう可能性が非常に高くなります。

ダメージの蓄積具合によっては、手に負えないチリチリの縮れ毛になったり、枝毛や切れ毛だらけの髪になってしまう可能性さえあります。

もちろん縮毛矯正だけ、またはブリーチだけを受ける場合もヘアダメージには注意したいところ。

担当の美容師さんに自分の髪質や髪の状態、パーマやヘアカラーをしたことがあればその履歴も含めて出来るだけ細かく伝え、施術を受けても髪が耐えられるかどうか判断してもらいましょう。


縮毛矯正&ブリーチ、別日に施術することはできる?

髪の毛は一度傷んでしまったら、自己回復することはできません。

たとえば、ブリーチした髪に後日縮毛矯正をかけたとしてもトータル的なヘアダメージは変わりません。

しかし、ある程度日数を空けることで、ヘアダメージの具合を冷静に見ることができ「これくらいのダメージなら自分としては許容範囲かな?」といった判断ができるようになります。

そのような理由から、どうしてもブリーチと縮毛矯正どちらも受けたい時は別日にすると良いでしょう。

日を分けるなら縮毛矯正とブリーチ、どちらを先に受けるべき?

縮毛矯正とブリーチ、日を分けて受けたい場合は基本的には縮毛矯正を受けてからブリーチをします。

ブリーチから縮毛矯正になると髪の毛が縮れる、いわゆるビビり毛になるリスクがあります。

そのリスクをできるだけ避けるために、縮毛矯正を先に受けた方がいいでしょう。

ただし、縮毛矯正を受けた後にブリーチできるかどうかは、あくまで元の髪質やダメージ状態によって決まるものであることを忘れないようにしましょう。

次の施術までに空けておくべき期間はどのくらい?

縮毛矯正を受けた後にブリーチする場合は最低でも10日間は空けるようにしましょう。

髪が落ち着くまでの目安、そして自分自身で髪のダメージを冷静に判断するための期間です。

担当してくれる美容師さんに、もっと時間を空けるべきと言われたら、そうしましょうね


縮毛矯正とブリーチそれぞれを受けるならダメージケアを

\ 監修はこの人 /
    毛髪診断士 遠藤 颯
    • 毛髪診断士
    • 遠藤 颯
    • 毛髪診断士。Webメディアにおいて6年間記事監修を務める。
      10点以上のヘアケア&美容アイテムのプロデュース経験も。

縮毛矯正とブリーチは髪にはどうしても大きなダメージが残ります。

施術後は傷んだ髪を補修できるヘアケアアイテムを取り入れて、指通りの良い髪へと導いてあげましょう。

おうちで簡単に続けられる、おすすめのヘアケア方法を2つご紹介します。

ダメージケアできるシャンプーを使う

縮毛矯正やブリーチをした髪には、毛髪補修成分が配合されたインバスケアを。

まず取り入れたいのは、マイルドな使用感のアミノ酸系&ベタイン系のシャンプー。

ダメージにより損傷した部分を補うタンパク質や潤いを与える保湿成分が含まれているものは、相性がいいでしょう。

おうちでサロンクオリティーのトリートメントを使う

ダメージケアは一日にしてならず。

美髪を目指すなら、おうちでもサロンクオリティーのトリートメントは取り入れたいところ。

縮毛矯正とブリーチによって剥がれ落ちてしまったキューティクルに似た形状の物質で髪の毛表面を補修するヘマチン、ダメージによって失ってしまったタンパク質を補うケラチンが含まれたトリートメントは、傷んだ髪でもうるおって、艶のある状態に。

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アウトバストリートメントも使うとなおよし!

髪を乾かす前にワンステップ一手間加えてみましょう。

傷んだ髪におすすめのヘアケア方法は、アウトバストリートメントの併用です。

ヘアオイルは髪に潤いを与え、傷んだ髪の毛先まで補修、しっとりなめらかな状態にしてくれます。

入浴後の濡れた髪からタオルで優しく水気を拭き取り、適量のヘアオイルを髪に揉み込むように毛先から馴染ませませましょう。

軽くコーミングして整えあたら、髪の根元から乾かすようにドライヤーをかけましょう。

毛先から乾かしてしまうと、髪の過乾燥「オーバードライ」が発生してしまいます。特にダメージ毛は毛先がパサついやすいので、乾きにくい根元から乾かすことを意識すると良いでしょう。

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縮毛矯正とブリーチは同時にできる?できない?まとめ

縮毛矯正とブリーチの同時施術についてまとめます。

  1. 縮毛矯正とブリーチを同じ日に行うのはおすすめできない
  2. 別日に行うなら、先に縮毛矯正を
  3. 10日くらい空けてダメージ具合をチェック
  4. 可能であれば別日にブリーチ
  5. 髪にはダメージが大きく残るので、おうちでもヘアケアをする

※本記事内の成分および製品に関する意見は個人の見解であり、効果を100%保証するものではありません。