
ボブにしてみたもののうまく髪がまとまらないことにお悩みの方へ。
なぜ髪が広がってまとまりにくくなってしまうのか、その原因と解決方法を現役美容師さんに解説してもらいました。
これからボブにしようとご検討中の方にも役立つスタイリング方法をご紹介します。
- ヘアメイクアーティスト
- 江川 徹@tooru_f.hair_salon
- 縮毛矯正、髪質改善が得意な東京・錦糸町を中心に活躍するベテラン。

なぜ?ボブがまとまらない3つの原因について

ボブは一見スタイリングが簡単そうに見えて実はちょっとコツのいる髪型。
美容室でカットしてもらったあとは良い感じにヘアセットしてもらっていたものの、翌日以降、おうちでスタイリングしようとするとうまくまとまらないことも。
ボブがうまくまとまらない理由には以下の3つが考えられます。
- 生まれつきのくせ毛
- 濡れた髪をちゃんと乾かしていない
- ダメージを受けて髪が傷んでいる
それぞれ詳しく解説していきます。
ボブがまとまらない理由が生まれつきのくせ毛の場合
もともとくせ毛の髪質の場合、うねって広がる髪の毛をまとめるのは簡単なことではありません。
自分でスタイリングしようとしたら時間ばかりかかってうまくいかないことも……。
そんなときは、広がる髪の毛を抑えようとするのではなく、ふんわりとした髪型作りをしてみましょう。
くせ毛の髪質だからこそ楽しめるボブのおしゃれなヘアスタイルもたくさんありますよ。
髪が濡れたままはNG!ボブがまとまらないだけでなく傷む原因にも
濡れた髪を放置することは、髪の毛が傷んでパサつく原因に。
水分を含んだ毛髪は膨張し、表面のキューティクルが浮き上がっている状態にあり、とてもデリケート。さらに髪は濡れた状態で水素結合が切断され、乾いた状態で水素結合がくっつきます。
髪を乾かさないでそのまま寝てしまうことってありませんか?そうすると朝起きて、ヘアセットをしようと思っても、あちこち寝ぐせだらけでうまくまとまらないということに。
正しく髪を乾かすことで、翌朝の寝ぐせがつきにくく、髪がまとまりやすくなります。
タオルでポンポンと優しく水気を拭き取りましょう。ゴシゴシ拭くのは髪が傷むのでNG。
タオルドライが終わった後はドライヤーでのブロー。でもその前にひとつ、おすすめしたいポイントがあります。
それはドライヤーをかける前に、ヘアオイルを髪に馴染ませること。
ヘアオイルはドライヤー前に使うと髪に水分と油分を補い、艶と指通りの良い髪に導いてくれます。仕上がった髪にはツヤとまとまりが出て、翌朝のヘアセットがぐっと楽に。
ボブにしてみたものの、朝のヘアセットで髪がまとまりにくいと感じたら、夜のヘアオイル習慣を試してみてくださいね。
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ダメージを受けた髪が傷んで乾燥、パサついて広がるからまとまらない
せっかくボブにカットしたのにうまく髪がまとまらない理由として考えられるのは、髪の傷みです。
濡れた髪をそのままにしてしまったり、普段使用するアイロンやコテの設定温度が高いと髪は傷んでしまいます。
傷んだ髪は乾燥してパサパサになり、広がりやすくまとまらなくなるため、せっかくのボブのヘアスタイルも台無しに。
もしパサつきを感じたら毛髪補修できるシャンプーとトリートメントを取り入れましょう。
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まとまるボブにする!オーダーするなら3つのポイントをおさえて◎

美容院でボブをオーダーする際の注意点は、以下の3つ。
- 毛先が肩に当たらない短めボブにする
- くせ毛のうねり、広がりに合わせたヘアスタイルにする
- 顔タイプ・骨格に合わせたボブにする
それでは、ひとつずつ解説していきます。
合わせて読みたい記事はこれ!「はねないボブの長さを知ろう」はこちらから。
毛先が肩に当たらない「短めボブ」はまとまりやすい

毛先まで均等にまとまるボブを目指すなら、前下がりのボブ orショートボブがおすすめ。
うねるくせ毛の髪質なら、特にショートボブはまとまりやすいです。
ハネが強く出る箇所の多くは襟足などの首回り。

その襟足部分が短く、前に行くほど長くなる前下がりボブはまとまりを重視する人にはぴったりのヘアスタイル。
くせ毛さんは、うねりと広がりを考慮したヘアスタイルを

広がりやすいくせ毛や生えグセがある人は、それを活かしたカットを。
トップからレイヤーを入れてあげると、くせ毛特有のうねりが軽く見えるようになります。
くせ毛の場合、レイヤーを入れることでスタイリング時に動きが出しやすくなり、パーマ風に見せることができるというメリットが。
ふんわりさせてあげると抜け感が出て、可愛さが格段にアップ。

ちょっと明るめのカラーを入れてOK。
重さが「散りやすい」カラー色彩的にも軽さを出すのが今どき。
コテでくびれを作ってあげれば、嬉しい小顔効果、首痩せ効果も!ぜひ試してみてくださいね。
顔タイプ・骨格に合わせたまとまりやすい小顔ボブ

人の頭の形には個人差があるもの。一部分にボリュームが出やすかったり、逆に出にくかったり。
それによってまとまらないと感じたり、顔まわりの髪がうまくキマらないと感じることもあります。

そんな時は骨格補正できる小顔ボブを。ポイントはフェイスライン下で内巻きになる毛先。
内巻きカット+コテのワンカールで再現できます。

自分がどんな顔タイプ・骨格なのか、また髪質やヘアダメージの状態を美容師さんにできるだけ伝えることで本当に似合う、まとまりやすいおしゃれなボブの髪型にしてもらいましょう。
ボブをまとめる!編集部セレクトのワックス
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自分に本当に似合うまとまりやすいボブにするコツ、まとめ
美容室ではおしゃれなボブになっていたのに、翌日から髪がうまくまとまらない!
その原因は3つ。
- 生まれつきのくせ毛
- 濡れた髪をちゃんと乾かしていない
- ダメージを受けて髪が傷んでいる
それぞれの対策をしっかりして、まとまるかわいいボブでお出かけしましょう!
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