
「髪の指通りが悪いんだけど、放置してると痛む?」
「手グシが通らないのって、どうにかできない?」
このようなお悩み・疑問をお持ちの方へ。
今回は、「髪の指通りが悪い」という、よくあるお悩みをテーマにしてお話していきます。
髪の指通りが悪いと痛む理由とは
「髪の指通り」が悪いことによって起こる大きなリスクは枝毛です。
枝毛は、髪に指がうまく通らなかったときに、無理に力を加えることによって生じることが多いのです。
髪が上手にほどければ良いのですが・・・ 指通りが悪くなっている場合には、ブツっと切れることで指が通るケースがほとんど。
まぁ、僕があえて言わなくてもご本人が一番気付いているはずです。
指が通らない髪を、無理にほどくときに切れ毛(断毛)ができる!
これこそが、髪の指通りが悪いことで痛む原因だといえるでしょう。
指通りが悪いから髪が痛んでいるとは言えない?
僕の経験上では、髪の指通りが悪いからといって「髪にダメージがある」とは言いきれないと思っています。
こちらの女性は、くせ毛で指通りが悪いとのことでしたが、決して髪が痛んでいるわけではありません。 ↓
ちなみに。 あなたは、どんな時に「髪の指通りが悪いな~」って感じますか?
セット力のあるハードワックスやヘアスプレーを髪に付けている場合には当然、指が通らないですよね?
シャンプーをしてから、トリートメントをするまでの間に「指通りが悪くてキシむ」と感じる方も多いです。
また、濡れたときにクシ通りが悪いこともあるでしょう。 だからって、髪が痛んでいるとは言えませんよね。
- 髪が濡れているのか、乾いているのか?
- どんなスタイリング剤を髪につけているのか?
- どんなシャンプーを使っているのか?
これらの状況によって、「髪の指通り」は変わってくるのが当たり前です!
乾いていれば綺麗なサラサラヘアの女性でも、シャンプー前に髪を濡らしたとき「なんだか指通りが悪いな」と感じることだって珍しくないのです。 このような理由から・・・ 「指通りが悪いから髪が痛んでいる」と決めつけることはできないんです。
髪の指通りが痛みに関係しているのか?
では、髪の指通りが痛みに関係しているのか?について、もっと詳しくお話しましょう。
先ほどもお伝えしましたが、「髪を洗ったときに手ぐしが全然通らない」、「きしむから髪が痛んでいる」ではないんでしたよね。 指通りが悪いと何がいけないのか? そう。 ほどくときに髪が断毛して、切れ毛や枝毛を作ってしまうからです。
絡まっていた髪をほどくと、みなさんが思う以上に案外簡単に髪は切れてしまいます。
このように、濡れているときはもちろんのこと、スタイリング剤で固めているときなんかにも切れやすくなる傾向があるんですよね。 この切れ毛が、1日にたった3本程度だったとしても、1か月でおよそ90本! 2か月で180本、・・・半年もすれば540本。
そして、1年で1,080本にもなります。1,000本超えってヤバイですね。
これって、結構恐ろしい数字です。 これだけの切れ毛・枝毛が蓄積すると、髪の手触り低下はもちろんのこと、「まとまりが悪い」「髪が広がる」「髪の表面がボワボワする」などの、新たな悩みが増えてきてしまうのです。
指通りが良いと髪が痛むリスクは減るのか?
「指通りが悪い」「枝毛や切れ毛が目立つ」といって、ダメージを補修したい一心でトリートメントなどをする方も多いでしょう。
また、シリコーンが多く含まれているような「指通りを良くするシャンプー」を選ぶ場合もあるかもしれませんね。 確かに、こういった製品を使うと髪の指通り自体は良くなります。
トリートメント(シリコーン)を使って、一時的にサラサラになっても、髪の傷みや枝毛が治るわけではないんです。
また。 下手に指通りを良くしてしまう成分(シリコーンなど)で髪をコーティングしすぎてしまうと、別の問題が起こる場合があります。
それは・・・
お客様にも美容師にも髪が痛んでいるのか、それとも痛んでいないのかが見極められなくなってしまう」「ということ! 本当は髪が痛んでいるのに、コーティングで誤魔化しているせいでダメージに気付けなくなってしまうんです。
パーマや縮毛矯正をしてしまうと、髪がチリチリ毛になったり、ブツブツ切れやすい「超ダメージ毛」になってしまうことも少なくありません。
他にも。
髪の表面に指通りを良くする成分が付着しているせいで、美容院でのカラーやパーマの薬液が髪にしっかり入らない可能性があります。 わかりやすく言うと、施術が失敗する可能性があるということ。
カラーやパーマが上手く仕上がらないと、「お直し」に行きますよね?
すると、短期間で2回も薬液を髪に付けることになってしまいます。これが、髪の傷みを悪化させる原因にもなってしまうんです。
これらのことから、髪の指通りが良くなったとしても「痛むリスク」がゼロになるわけではないといえるでしょう。
髪の指通りが悪い場合の対策は?何が効果的?
それでは、「髪の指通りが悪い」と悩んでいる方に向けて、効果的な対策をご紹介していきます。
指通りを良くするための方法は、人それぞれです。 その理由は、人によって髪質が違うから。 髪がキレイな人がいつも美容院でしていることや、その人のヘアケアを真似てもあなたの髪質には合わないことがあります。
それぞれ、自分に合うヘアケアを見つけることが何よりも大切です。
【対策1】ヘアオイルでパサつき、枝毛ケア
枝毛や切れ毛が多い方や、くせ毛のせいで髪の指通りが悪い方には、「ヘアオイル」をおすすめしています。
「指通りをよくする」だけのものではなく、補修成分が含まれたものを使いましょう。
こちらの女性の髪をご覧ください。
↓ 【Before】
美容院でどんなトリートメントやヘアケアメニューをしても、数日経過すると上の女性のように髪がパサパサになって、指通りが悪くなってしまうことは少なくありません。
そんな方にこそ、ヘアオイルでの「ホームケア」をおすすめしています。
サロントリートメントや高価なシャンプー・トリートメントなどは一切していません。
ヘアオイルだけを付けました。 補修成分が指通りをよくして、髪の毛同士を絡まりにくくしてくれます。
そのため、寝る前のヘアケアにおすすめ。
髪の毛が綺麗に見えるメリットが大きいかもしれません。
誰だって、綺麗に見える髪型の方がいいでしょう。それは、当たり前ですよね。
髪の質感だけで「見た目年齢」が変わることも実際に多いのです。
ヘアオイルをツヤを出してあげると・・・
この通り! 髪がどう見えるか?というのは、女性にとって重要なこと。
お顔をキレイに可愛く見せるために、スキンケアをしたりお化粧をするのと同じです。
指通りが悪いことによって生じてしまった「切れ毛」のケアにもお使いいただけます。
編集部のおすすめ
5,800円(税込)〜
なぜヘアオイルがいいのか?
指通りが悪いのを解決させる方法としては、洗い流さないトリートメントがおすすめなわけですが、その中でも、一番最適なのがヘアオオル。
ヘアオイルは比較的成分がシンプルですし、水が入っていないので、くせ毛がぱさついたり、広がったりしにくいというメリットがあります。
セミロング~ロングヘアの方でしたら、4プッシュ程度の使用が目安。
髪を洗って、タオルドライした後に優しく馴染ませてから、ドライヤーで乾かすと髪の指通りが良くなります。
【対策3】サロントリートメント
1週間に1回ペースくらいで、美容院のサロントリートメントを受けていれば、指通りの良い「サラサラ髪」はキープできるできます。
ただ、そこまで頻繁に通うのって難しいですよね。時間的にも、経済的にも大きな負担となってしまいます。
そこはお財布との相談となるでしょう。
【対策4】痛んだ部分をカットする
髪の指通りが悪いのを改善する対策として、最後にご紹介するのは「痛んだ部分をカットする」という方法です。
これは、指通りが悪いことによってできてしまった「切れ毛」や「枝毛」を美容院のカットで取り除くということ。
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まとめ
今回は、「髪の指通りが悪いと痛む理由と対策」について解説しました。
髪の指通りが悪いと痛む理由は、絡まった髪をほどく際に、切れ毛(断毛)や枝毛ができてしまうから。
もちろん、髪の指通りが悪いせいで「切れ毛」や「枝毛」が増えてしまった場合には、美容院でのカットで手触り・見た目を良くすることもできます。 ぜひ、ご自分にピッタリの解決方法を見つけて、「痛みにくい髪づくり」をしてくださいね。
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