
こんにちは。原宿で美容院MAXを経営している美容師の戸来です!
「髪の指通りが悪いんだけど、放置してると痛む?」
「手グシが通らないのって、どうにかできない?」
このようなお悩み・疑問をお持ちのあなたは、必見ですよ!!
今回は、「髪の指通りが悪い」という、よくあるお悩みをテーマにしてお話していきます。
僕は、これまで美容師をやってきたなかで、実際にたくさんのお客様の髪を担当させていただきました。
そんな「リアルな現場」で気付いたこと・美容師としての知識をもとに、髪の指通りが悪いと痛む、その原因と対策について解説したいと思います!
目次
髪の指通りが悪いと痛む理由とは
「髪の指通り」が悪いことによって起こる大きなリスクは枝毛です。
枝毛は、髪に指がうまく通らなかったときに、無理に力を加えることによって生じることが多いのです。
髪が上手にほどければ良いのですが・・・
指通りが悪くなっている場合には、ブツっと切れることで指が通るケースがほとんど。まぁ、僕があえて言わなくてもご本人が一番気付いているはずです。
指が通らない髪を、無理にほどくときに切れ毛(断毛)ができる!
これこそが、髪の指通りが悪いことで痛む原因だといえるでしょう。
指通りが悪いから髪が痛んでいるとは言えない?
僕の経験上では、髪の指通りが悪いからといって「髪にダメージがある」とは言いきれないと思っています。
こちらの女性は、くせ毛で指通りが悪いとのことでしたが、決して髪が痛んでいるわけではありません。
↓
ちなみに。
あなたは、どんな時に「髪の指通りが悪いな~」って感じますか?
セット力のあるハードワックスやヘアスプレーを髪に付けている場合には当然、指が通らないですよね?
シャンプーをしてから、トリートメントをするまでの間に「指通りが悪くてキシむ」と感じる方も多いです。
また、濡れたときにクシ通りが悪いこともあるでしょう。
だからって、髪が痛んでいるとは言えませんよね。
- 髪が濡れているのか、乾いているのか?
- どんなスタイリング剤を髪につけているのか?
- どんなシャンプーを使っているのか?
これらの状況によって、「髪の指通り」は変わってくるのが当たり前です!
乾いていれば綺麗なサラサラヘアの女性でも、シャンプー前に髪を濡らしたとき「なんだか指通りが悪いな」と感じることだって珍しくないのです。
このような理由から・・・
「指通りが悪いから髪が痛んでいる」と決めつけることはできないんです。
髪の指通りが痛みに関係しているのか?
では、髪の指通りが痛みに関係しているのか?について、もっと詳しくお話しましょう。
先ほどもお伝えしましたが、「髪を洗ったときに手ぐしが全然通らない」、「きしむから髪が痛んでいる」ではないんでしたよね。
指通りが悪いと何がいけないのか?
そう。
ほどくときに髪が断毛して、切れ毛や枝毛を作ってしまうからです。
絡まっていた髪をほどくと、みなさんが思う以上に案外簡単に髪は切れてしまいます。
このように、濡れているときはもちろんのこと、スタイリング剤で固めているときなんかにも切れやすくなる傾向があるんですよね。
この切れ毛が、1日にたった3本程度だったとしても、1か月でおよそ90本!
2か月で180本、・・・半年もすれば540本。
そして、1年で1,080本にもなります。1,000本超えってヤバイですね(汗)
これって、結構恐ろしい数字です。
これだけの切れ毛・枝毛が蓄積すると、髪の手触り低下はもちろんのこと、「まとまりが悪い」「髪が広がる」「髪の表面がボワボワする」などの、新たな悩みが増えてきてしまうのです。
指通りが良いと髪が痛むリスクは減るのか?
「指通りが悪い」「枝毛や切れ毛が目立つ」といって、ダメージを修復したい一心でトリートメントなどをする方も多いでしょう。
また、シリコーンが多く含まれているような「指通りを良くするシャンプー」を選ぶ場合もあるかもしれませんね。
確かに、こういった製品を使うと髪の指通り自体は良くなります。
↓こちらの方は、シリコーンのコーティングをしていません!
トリートメント(シリコーン)を使って、一時的にサラサラになっても、髪の傷みや枝毛が治るわけではないんです。
また。
下手に指通りを良くしてしまう成分(シリコーンなど)で髪をコーティングしすぎてしまうと、別の問題が起こる場合があります。
それは・・・
お客様にも美容師にも髪が痛んでいるのか、それとも痛んでいないのかが見極められなくなってしまう」「ということ!
本当は髪が痛んでいるのに、コーティングで誤魔化しているせいでダメージに気付けなくなってしまうんです。
パーマや縮毛矯正をしてしまうと、髪がチリチリ毛になったり、ブツブツ切れやすい「超ダメージ毛」になってしまうことも少なくありません。
他にも。
髪の表面に指通りを良くする成分が付着しているせいで、美容院でのカラーやパーマの薬液が髪にしっかり入らない可能性があります。
わかりやすく言うと、施術が失敗する可能性があるということ!!
カラーやパーマが上手く仕上がらないと、「お直し」に行きますよね?
すると、短期間で2回も薬液を髪に付けることになってしまいます。これが、髪の傷みを悪化させる原因にもなってしまうんです。
これらのことから、髪の指通りが良くなったとしても「痛むリスク」がゼロになるわけではないといえるでしょう。
髪の指通りが悪い場合の対策は?何が効果的?
それでは、「髪の指通りが悪い」と悩んでいる方に向けて、効果的な対策をご紹介していきます。
指通りを良くするための方法は、人それぞれです。
その理由は、人によって髪質が違うから。
髪がキレイな人がいつも美容院でしていることや、その人のヘアケアを真似てもあなたの髪質には合わないことがあります。
それぞれ、自分に合うヘアケアを見つけることが何よりも大切です。
【対策1】保湿系ワックスでツヤ出し・枝毛ケア
枝毛や切れ毛が多い方や、くせ毛のせいで髪の指通りが悪い方には、「保湿系ワックス」をおすすめしています。
一般的な「固めるワックス」ではなく、保湿成分だけで作られたスタイリング剤を選びましょう。
こちらの女性の髪をご覧ください。
↓
【Before】
美容院でどんなトリートメントやヘアケアメニューをしても・・・
数日経過すると上の女性のように髪がパサパサになって、指通りが悪くなってしまうことは少なくありません。
そんな方にこそ、ワックスでの「ホームケア」をおすすめしています。
↓
【After】
サロントリートメントや高価なシャンプー・トリートメントなどは一切していません。
プリュムワックスだけを付けました。
ワセリンを主成分とした「保湿系ワックス」なので、髪の毛同士を絡まりにくくしてくれます。そのため、寝る前のヘアケアにもお使いいただけるワックスなんです。
髪の毛が綺麗に見えるメリットが大きいかもしれません。
誰だって、綺麗に見える髪型の方がいいでしょう。それは、当たり前ですよね。髪の質感だけで「見た目年齢」が変わることも実際に多いのです。
ワックスでツヤを出してあげると・・・
この通り!
髪がどう見えるか?というのは、女性にとって重要なこと。
お顔をキレイに可愛く見せるために、スキンケアをしたりお化粧をするのと同じです。
また。
このプリュムワックスは、指通りが悪いことによって生じてしまった「切れ毛」のケアにもお使いいただけます。
動画でも詳しくご紹介していますので、ぜひご覧くださいね!
【美容師解説】枝毛処理におすすめのワックス【動画】
【対策2】ヘアオイルで指通りをなめらかにする
指通りが悪いのを解決させる方法としては、洗い流さないトリートメントやヘアオイルもおすすめです。
しかし、必要以上に付けすぎている方が多いので注意が必要!
注意点については、こちらの動画でも僕が詳しく解説しています!
【動画】美容師解説!ヘアオイル(洗い流さないトリートメント)の正しい使い方と注意について
一般的なヘアオイルには、大量のシリコーンが含まれています。
もちろん、シリコーン自体は悪いものではないのですが、あまりに多く配合されているものは避けるべき。
「指通りが良いと髪が痛むリスクは減るのか?」でも解説させていただきましたが、シリコーンのコーティングをしすぎてしまうと、美容院での施術の際にトラブルが起こる可能性が高まってしまいます。
また、化学成分や添加物がたくさん入っているヘアオイルは、お肌に付着すると肌荒れの原因になってしまうこともあるので気を付けましょう。
僕が開発したプリュムヘアオイルは、
- 防腐剤無添加
- 香料無添加
- 着色料無添加
- アルコールフリー
このように、とことん成分にこだわっています。そのため、敏感肌さんでも安心して使っていただくことができますよ!
セミロング~ロングヘアの方でしたら、ワンプッシュ程度の使用が目安。
髪を洗って、タオルドライした後に優しく馴染ませてから、ドライヤーで乾かすと髪の指通りが良くなります。
ヘアオイルの使い方は、動画でもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
【美容師解説】美容院のトリートメントや髪質改善は効果がない!自宅でもできるヘアケア解説【動画】
【対策3】サロントリートメントについて
1~2週間に1回ペースくらいで、美容院のサロントリートメントを受けていれば、恐らく指通りの良い「サラサラ髪」はキープできるでしょう。
でも。
そこまで頻繁に通うのって難しいですよね。時間的にも、経済的にも大きな負担となってしまいます。
忙しい女性にとっては、あまり現実的ではありません。
「自分でどんなヘアケアをするべきなのか、わからないから」といった理由で、美容院のトリートメントを美容師に言われるがままされている方が結構多いんですよね。
【動画】美容院のトリートメントはいるの?いらないの?効果がない?
特に、2か月に1回程度のサロントリートメントは、ほとんど意味がないと思った方が良いでしょう。
早ければ数日、長持ちする方でも1週間ちょっとでトリートメントのコーティングは剥がれてしまいますから。
では、一般の方はどうやって髪を綺麗に見せれば良いのか?指通りの良い髪を手に入れるにはどうすればいいか?
僕がおすすめしているのが・・・
こちら。
先ほどもご紹介した「ワックス」と「ヘアオイル」によるホームケアなんです。
【対策4】痛んだ部分をカットする
髪の指通りが悪いのを改善する対策として、最後にご紹介するのは「痛んだ部分をカットする」という方法です。
これは、指通りが悪いことによってできてしまった「切れ毛」や「枝毛」を美容院のカットで取り除くということ。
髪の長さをそこまで短くしなくても、このように・・・
コチラの方は、半年かけてここまで戻しました。
カットだけで髪の指通りを良くし、見た目のツヤもアップさせることは可能なんです。
まとめ
今回は、「髪の指通りが悪いと痛む理由と対策」について、美容師である僕が解説してきました。
髪の指通りが悪いと痛む理由は、絡まった髪をほどく際に、切れ毛(断毛)や枝毛ができてしまうから。
また、髪をサラサラにしようとして・・・
シリコーンがたくさん含まれたシャンプーやトリートメントを使うことで、髪本来のダメージがわからなくなってしまい、美容院の施術で余計に髪が痛んでしまうケースも少なくありません。
僕がオススメしている対策としては、保湿系のワックスやヘアオイルでのホームケアです。
もちろん、髪の指通りが悪いせいで「切れ毛」や「枝毛」が増えてしまった場合には、美容院でのカットで手触り・見た目を良くすることもできます。
ぜひ、ご自分にピッタリの解決方法を見つけて、「痛みにくい髪づくり」をしてくださいね。
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それでは、今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます!
今回ご紹介したプリュムワックスとプリュムヘアオイルが気になっている方は、下をクリックしていただけると詳細を見ることができます。
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