
こんにちは。
22歳で原宿に美容院MAXを出店、今も現役で美容師をしている戸来です。
年間2000名ほど担当させていただいておりますが、
おでこが狭いということで悩んでいるお客様は意外と多いです。
おでこが狭いと男っぽい印象になってしまいます。
そのコンプレックスを解消するには前髪を作ることです。
しかし中には、
『髪が硬くて多いから前髪を作ることができない』
という骨格+髪質のお悩みを抱えた方もいらしゃいます。
そのような方の場合どうしたら前髪を作ることができるのか?
▼失敗しないポイント
✔︎顔まわりは短くしない
✔︎目に少しかかるくらいの長さ
✔︎量が多い場合は広く取りすぎない
この点を顧慮して実際の写真を見ていきましょう。
「おでこが狭い・毛量が多い」似合う髪型、前髪について
このようにおでこが狭いこと、さらに髪の毛の生えグセが強く前に前に生えていらっしゃるお客様。
とにかくセットの時、髪が綺麗に流れにくい。
『前髪を作るなんて考えられない』
とおっしゃっておられました。
カットする前。前髪を下すと・・・
◆カット前のお写真
このような感じ。
太く硬い髪質ゆえに、重たくなってしまいます。
毛量が多い、直毛だとかきあげることすら大変なわけです。
かと言って前髪を作ってしまうと直毛で硬い太い髪なので流れてくれない・・・。
心配ですよね。
でも大丈夫です。
◆カット後のお写真
いかがでしょう?
柔らかい感じになりました。
前髪が流れてくれるのは、プリュムワックスをつけているからでもあります。
カットは隙間をあけて、斜めに切り、流れやすくしました。
ちなみに・・・
重めのパッツンにすることはNGです。
そして!
直毛だからと言ってパーマは髪が傷むのと、お客様ご自身が扱いにくくなりますのでオススメしておりません。
僕のお店ではパーマは基本的に行いません。
◆ビフォー&アフターの比較画像を見てみましょう
写真を並べて比べると一目瞭然ですね。
どのような骨格、髪質でも理想のヘアスタイルにするのが美容師としての僕の仕事です。
※時間がない方はMAX戸来が作った『2019年髪と心のBEFORE→AFTER集』をどうぞ御覧ください。
どうしても前髪を作りたい女性へ「具体的なカット法」頼み方について
ぱっつんはダメ、では美容師さんにどうオーダーすれば良いのか?
毛先を『先細り』にしたデザインを、とお伝えしてください。
このような雰囲気はおでこが狭い骨格の女性に似合います。
ただ美容師目線で言えることは、切る人は上手に梳かないといけない。
何故ならば髪の毛の量が多い方は前髪を柔らかく見せることができないからです。
赤い線で囲っている部分です『細分化』していないと絶対に流れない。
斜めに切らないと流れないのです。
では『細分化』についてをご説明します。
わかりやすく色で3分割に分けました。
この色が異なる部分でカットの仕方が変わります。
そうすることで流れやすくなるし、毛量が多くて硬い髪質でも柔らかく見せることが出来る。
でもはっきり言って、持続性が低いという難点があります。
まとまりにくい2ヶ月〜3ヶ月でまとまりにくくなります。
その場合は、前髪だけカットにいらっしゃるか、ご自宅でスタイリング剤でまとめていただくか、どちらかとなります。
>>サラサラ感を持続し髪の毛をまとめるスタイリング剤『プリュムワックス』の詳細はこちら
おでこが狭い人が前髪を広めにとってはいけない理由
◆カット前
このように前髪を広くとっておでこも広く見せるスタイルもありますが・・・
これは顔が明るく見えないのでオススメしません。
正面から見たら頭が大きく見えます。
正面のほとんどが前髪になってしまいますので、バランスが悪いです。
毛量が多い女性は重く野暮ったくも見えてしまうわけです。
バランスが重要です。
・骨格
・髪質
・年齢
これらを考慮して最適な髪型にする必要があります。
ですから、しっかりとカウンセリング時間をお取りしています。
お客様の雰囲気やご希望をを無視して髪型は作れません。
例えば、可愛いよりセクシーをご希望の女性に厚く広い前髪は、似合うとは言えない。
だったらかき上げる前髪のほうがいい。
ということでこちらのお客様はこのように変わりました。
◆カット後
前髪の量を慎重に梳いて軽くしました。
しかし、広く切ってしまった前髪は伸びるまで我慢しなくてはいけない。
伸ばさないと直すことができません。
ですから応急処置として均一に軽くしました。
これをシースールーバングとも言いますね。
もちろん何もセットをしていません。
「お客様でもご自宅で再現できる」を当たり前にしたいからです。
おでこが狭いと老けて見えてしまうこともある。
ピンクを着たくてもきれない、似合わない系統の方は
例えば山田優さんがそうですね。(主観)
こちら
山田優さんは過去の髪型を見ても大体は前髪が長めです。
パーソナルカラー的に『可愛い』ではなく『かっこいい色』が似合う。
10代や20代の女性になってくると似合うスタイルを考えるとファッションも関係してきますので、もしこのように前髪を長めにする際は全体的な雰囲気を変えなくてはいけなくなります。
重くなってしまうのも垢抜けないので、ある程度毛量は梳いたほうがいい。
そこで重要なのは 梳きすぎてしまう でも書いていますが、やりすぎは注意です。
おでこが狭いと前髪にばかり注力を注ぎがちですが・・・
全体の雰囲気を考えて髪型をつくることをお勧めしています。
芸能人で例えるおでこが狭い女性におすすめの髪型、前髪
芸能人の場合を見てみるとわかりやすいです。
やはり前髪は軽めです。
繰り返しになりますがおでこが狭いなら前髪は軽くすることが基本。
おでこが狭い方は骨格的n全体的な雰囲気は大人っぽくなるので顔的に前髪は長めのほうがいい。
僕がお客様の髪の毛をカットする際に意識をしているのは全体です。
骨格に似合わせるだけでは似合うといわれる髪型にならない。
「おでこがコンプレックスで隠したい」
でもどうすればいいのかわからない方は『かきあげより前髪を流しながら下す』ようなデザインをオススメします。
こんなふうに
似合わせはその人の雰囲気次第です。
目にかかるのが嫌いな方は、すこしセットが必要となります。
セットが苦手な方は長めに作ったほうがいいパターンもあります。
カウンセリングありきのヘアスタイルのご提案をします。
ちなみに、おでこの狭さがコンプレックスな方の中でおでこを脱毛または剃る方もいらっしゃるくらいですが・・・
将来的に薄毛になる、あとは、客観に見て不自然になりますからご注意ください。
前髪が「あるか、ないか」違いは?
こちらの芸能人の方もわかりやすいです。
前髪があるかないかで別人に見えますよね。
芸能人ですから自分が似合うスタイル、骨格を隠すことができて当然です。
巷で「エラが張っている」とも言われていたり、骨格がよくないなどとも言われているそうなんです。
実際前髪や髪を降ろしている時って全然わからないですよね?
この画像の比較でわかることはこちらの女性の場合もおでこを出さないで作っていたほうが似合うということ。
芸能人で例えると一番わかりやすいかな?と思いました。
画像のようにおでこが狭い人でも似会う髪型のヒントがあるのでぜひ参考にして頂きたいです。
そうやってみると前髪って軽くしていますよね?
隙間を開けて少し軽くすることによって重さがなくなる効果がある。
おでこが狭いのが嫌で完璧に隠す女性も多くいらっしゃいますが、確かに狭いのは見えなくていいのですが、すべての人に対応できるわけではないのです。
もう一度言います
「作るなら軽めにしましょう」
輪郭を隠したい方へ でも過去に芸能人を書いていますのでよかったらこちらもご覧くださいね。
髪質がそれぞれ違うので「これが似合う」とここでは断言はできませんがおでこが狭くても必ず似合う髪型はある。
ですので自分で切らないで邪魔でも少し我慢をして伸ばしてみる、ちょっとしたセットの仕方をマスターしたら雰囲気は変わります。
なにを優先するのかでも変わってきます。
まとめ
美容師はカウンセリングを大事にしています
似合う髪型は他人に見てもらうのが一番いいため美容師さんに相談をされることをお勧めしています。
その際には髪質や骨格、洋服などすべてをふまえて答えを出せるように僕も聞く耳をもってご提案していきたいと思っています。
あと、前髪だけに注目しすぎて全体の雰囲気の大切さを忘れてしまっている方もいます。
似合わせはすべてにおいて完璧になったら成功するんですね。
こちらのお客様。
◆ご来店直後 カット前
おでこが狭いため髪の毛が浮きやすいというお悩み。
なんとなくシルエットにメリハリがないですよね。
ブローなどのセットをせずに乾かしただけでこうなりました。
◆カットしてブローしただけ
この通りブローだけでも立体的な前髪になりました。
カット後のブローも大事ということです。
ご自宅でご自分のブローで再現できるカットにしています。
「おでこが狭い」どうしても前髪を作りたい方はまずは作ったら似合うのか?を考えています。
その辺の判断がこちら美容師のセンスだったり技量が重要なポイントになってきます。
もちろん作ったほうが確実に似合うのでしたら作ることを勧めします。
最後までお読みいただきありがとうございました
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