くせ毛の原因となるキューティクルの変化、髪のうねりを防ぐには

くせ毛の原因となるキューティクルの変化、髪のうねりを防ぐには
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「大人になってから髪の毛にクセが出てきた」

「子供の頃は直毛だったのにいつの間にかうねる髪になった」

このような経験がある方もいらっしゃるのでは?

くせ毛は遺伝が原因と思われがちですが、実はキューティクルの変化で後天的にクセのある髪になってしまうこともあるんです。

原因はダメージ

ですから、キューティクルの変化によるくせ毛は予防可能!

今回はくせ毛を毎日見てきた美容師がキューティクルの変化でくせ毛になる原因、後天的くせ毛の予防方法を解説します。

生まれつきくせ毛ではないのに髪がうねる、その理由はキューティクル?

美しいキューティクル

冒頭でお話しした通り、くせ毛はキューティクルのダメージによって後天的に生じることがあります。

ではどうしてキューティクルがダメージを受けるとくせ毛になるのでしょうか。

「よく聞くけど、キューティクルって何?」

そんな方のために、まずは髪の毛の構造から説明していきますね。

まずは髪の構造を簡単にご紹介、コルテックス・キューティクルとは?

髪は、外側からキューティクル・コルテックス・メデュラの3層構造になっています。

のり巻きをイメージするとわかりやすいです。

 髪の構造

キューティクルは、髪の毛を覆っている組織のこと。

薄いうろこ状のものが重なって作られており、髪の毛を熱や摩擦などの外部刺激から保護してくれます。

髪の毛の水分を貯留してくれているコルテックスを保護することで、髪の潤いを保ってくれているのもキューティクルなんですよ。

内側にあるコルテックスやメデュラを守る、いわば髪のプロテクターのような存在なわけですが、その割に非常に摩擦に弱い性質があるのが難点。

少しの摩擦でも、傷ついたり開いたりしてしまいます。

キューティクルがなめらかに整っていると、光を反射して髪の毛がツヤツヤに見えます。

整ったキューティクルと傷んだキューティクル

コルテックスは、髪の毛の8~9割を占めるタンパク質組織のこと。

髪の毛の「しなやかさ」「弾性」「太さ」はコルテックスのタンパク質や脂質の構造・水分量に左右されます。

髪の毛の色もコルテックスの中に含まれるメラニン色素の種類と量によって決まっています。

また、コルテックスの分布も生まれつきくせ毛になる原因のひとつ。

コルテックスには水分を含みやすいタンパク質と水分を含みにくいタンパク質の2種類で構成されています。

  • Oコルテックス(水分を含みやすいタンパク質)
  • Pコルテックス(水分を含みにくいタンパク質)

直毛は、これら2種類のコルテックスがバランスよく分布している一方、生まれつきくせ毛は、偏って分布しています。

直毛とくせ毛の髪のタンパク質構造の違い

湿気でくせ毛の髪がうねるのも、コルテックスの影響

吸収した水分の分布が偏るため、場所によって髪が膨らむ場所と膨らまない場所ができ、髪がうねってしまうのです。

多くの人が、キューティクルに注目しがちですが、コルテックスは髪の性質に大きな影響を与えているんですよ。

ちなみに、カラーやパーマではコルテックスに働きかけることで髪の毛の色や形状を変えています。

最後に、メデュラ

メデュラはのり巻きでいうと具の部分。

ある人とない人がおり、働きはまだよくわかっていないと言われています。

髪の構造はなんとなく理解していただけたでしょうか。

では次に、キューティクルが傷つくとなぜくせ毛のような髪になってしまうのか、説明しますね。

カラーやパーマ、ヘアアイロンでタンパク質が変化、くせ毛のような髪に

ヘアダメージの要因

キューティクルにダメージを与えてしまうものですぐ浮かぶのは、ヘアカラーやパーマ、ヘアアイロンですよね。

まずは、カラー・パーマ・ヘアアイロンがどうしてキューティクルにダメージを与えてしまうのかその仕組みを説明します。

先ほど「カラーやパーマはコルテックスに働きかけることで髪の毛の色や形状を変えています。」とご説明しましたね。

コルテックスは、キューティクルの下に存在していますから、カラー剤やパーマ剤をコルテックスに浸透させるにはキューティクルが邪魔なわけです。

そこで、カラーやパーマの際には、まず薬剤でキューティクルを無理やりこじ開けます

その後に、メラニン色素やタンパク質構造に働きかけて髪の毛の色や形状を変更。

キューティクルは一度開くと日常生活でも開きやすくなってしまいます。

ダメージはくせ毛の原因になる

開いたキューティクルはまるでささくれのようですから、引っかかりやすくさらに傷ついたり剥がれたりしやすい性質に。

キューティクルはもともと刺激に弱い性質があるわけですが、カラーやパーマの施術によって、さらに脆弱になってしまうのです。

キューティクルが開くと湿気をブロックするものがなくなってしまいますから、湿気を吸収しやすくなり、湿気でも髪がうねりやすくなってしまいます。

ヘアアイロンがキューティクルにダメージを与えてしまう理由は「タンパク変性」と「摩擦」。

まず「タンパク変性」について。

ヘアアイロンは、高熱のプレートで髪を挟んでスライドさせることで髪をまっすぐにする仕組みです。

髪の毛の主成分はケラチンというタンパク質。

タンパク質の熱変性

タンパク質は熱で状態が変化する性質を持っています。

お肉に熱を通すと硬くなりますし、温度が高すぎたり熱を通す時間が長すぎたりすると焦げてしまいますよね。

それと同じで、「髪=タンパク質」に熱を通すとタンパク変性が起きます。

タンパク質変性が起きると、キューティクルが剥がれやすくなりますし、切れ毛や枝毛の原因にもなります。

次に「摩擦」について。

ヘアアイロンは高温のプレートで髪を引っ張りながらスライドさせることでクセを直すので、髪に大きな摩擦が生じます。

キューティクルは、ブラッシングや睡眠中の枕との擦れによっても傷つくほど摩擦に弱い性質ですから、ヘアアイロンでキューティクルが傷んでしまうのは納得ですよね。

空洞化もくせ毛の原因

このように、カラーやパーマ、ヘアアイロンなどでキューティクルが傷つくと物理的に髪が折れたり曲がったりしやすくなります。

また、キューティクルが剥がれることで、髪の水分を保持しているコルテックスから水分や栄養が流出

髪の空洞化により髪内部の水分バランスが崩れ、くせ毛になってしまうのです。

遺伝ではない後天的なくせ毛予防、キューティクルを守るには?

今のところ軽いくせ毛で安心しているあなたも、もしかしたらキューティクルのダメージによって急にくせ毛が悪化してしまう可能性があります。

後天的くせ毛にならないために、くせ毛を悪化させないためには髪にダメージを与えないことが大切。

それにはもちろんサロンでの定期的なヘアケアも欠かせませんが、毎日のヘアケアがポイントです。

そこでヘアケアの基礎中の基礎、キューティクルを守るためのシャンプーの方法を一緒に確認していきましょう。

正しい洗髪、ドライヤーでしっかりと髪の毛を乾かしましょう

シャンプー

髪にダメージを与えないシャンプーの仕方、ご存知ですか?

そもそもシャンプーがキューティクルのダメージの原因になると想像できない方も多いですよね。

キューティクルにダメージを与えないシャンプーのポイントは次の6つ。

  1. ブラッシングする
  2. しっかり予洗いをする
  3. シャンプーは髪につける前に泡立てる
  4. 髪をこすり合わせず指の腹で頭皮を洗う
  5. しっかり流す
  6. すぐにしっかり乾かす

ブラッシング

シャンプーの前には髪の絡まりやほつれを直すために、ブラッシングをしましょう。

絡まったままの状態でシャンプーをすると、髪を引っ張ることで髪にダメージを与えてしまいます。

浴室に入ったら、髪にシャンプーをつける前に十分な予洗いを。

シャンプーの前には「髪を少し濡らす」という方が多いですが、シャンプーの前には38-40度程度のお湯で3分ほど予洗いを行いましょう。

指の腹で頭皮をマッサージするようにお湯だけで洗うのがポイント。

この予洗いだけで、約7割の汚れが落ちると言われており、シャンプーの時の余計な摩擦を軽減できます。

シャンプー方法

予洗いがおわったら、シャンプー

シャンプー液は、髪につける前に手のひらで少し泡立てます

原液を髪の毛につけて髪の毛同士をこすり合わせて泡立ててしまうのを防ぐためです。

シャンプーでは頭皮を中心にマッサージするように洗います。

毛先の方は洗っているうちに泡が行き渡るので、軽く揉み込む程度でOK。

シャンプーやトリートメントはぬめりがなくなるようにしっかり流しましょう。

耳の裏や襟足は洗い残しやすいので特に丁寧に。

洗い残しは頭皮や皮膚トラブルの原因になります。

髪の乾かし方

髪を洗った後は、すぐに乾かしましょう

濡れている髪は乾いている髪に比べて非常にデリケート。

タオルドライは擦らずタオルで髪を包みこむようにして優しく水分を取り除きましょう。

ドライヤーの前にはアウトバストリートメントをつけて、熱ダメージから髪を保護するのも忘れずに。

ドライヤーは、キューティクルの向きに合わせて上から下の方向にあてるようにしましょう。

タンパク変性を防ぐために、ドライヤーは髪から20cmほど話して当てるようにしてくださいね。

保湿、毛髪補修ができるヘアケア用品を選ぶことが大切です

ヘアケア製品は優しいものを

日々のヘアケアで使用する製品はシャンプーを含めて髪に負担がないもの、保湿・毛髪補修ができるものを選択することもポイント。

例えばシャンプー。

シャンプーの主成分は界面活性剤と水です。

界面活性剤にはさまざまな種類がありますが、おすすめはアミノ酸系ベタイン系。

低刺激保湿しながら髪を優しく洗い上げてくれます。

毛髪補修成分が含まれているものを選ぶのも効果的。

毛髪補修

日常生活でどんなにキューティクルのダメージに気を付けていても、紫外線や摩擦など、なかなか避けることが難しいヘアダメージはいっぱい。

一度傷ついた髪の毛は修復できませんが、補修はできます。

補修成分が配合されたヘアケア製品を使用することで毎日髪の毛を補強できますよ。

キューティクルを守るには保湿も大切。

硬くなったキューティクルは剥がれやすくなってしまいます。

うるおいを与えることで柔らかく、しなやかな髪の毛をキープしましょう。

シャンプーやトリートメント、ヘアオイル・ワックスはサロンのものを

市販品とサロン品の違い

毎日のヘアケアでは髪に負担がないもの、補修・保湿ができるものがおすすめとお話ししました。

世の中にはドラッグストアに売っている市販品やサロン製品などたくさんのヘアケア製品が存在しています。

「市販品とサロン品は何が違うのかな?」とお考えの方のために、市販品とサロン品の違いを説明しますね。

市販品とは違う含有成分、あなたの大切な髪を守ります

ざっくり説明すると、市販品とサロン品の違いは成分価格です。

市販品はやはりコストパフォーマンスが良いことが魅力。

市販品はコストパフォーマンスが魅力

最近多くのメーカーから魅力的な成分を売りにした商品もたくさん出てきていますが、コストを抑えるために魅力的な成分の数や量を絞って配合している場合があります。

サロン品は成分にこだわり抜いている分、価格が高くなってしまっているのです。

違いは商品の作り方にも。

市販品は、たくさんの方に使ってもらうために多くの人に合う商品を作っています。

一方、サロン品は、髪悩みにピンポイントにアプローチできるような製品づくりをしています。

健康毛の方や髪悩みがあまりない方であれば、いろいろな市販品を試してみるのもおすすめ。

深刻な髪悩みがある方はお悩みにピンポイントにアプローチできるサロン品がおすすめです。

1万人のくせ毛さんを見てきた美容師が監修したヘアケア用品

くせ毛には美容師監修毛髪補修3点セットがおすすめ

キューティクルのダメージを防いで、後天的なくせ毛を予防したい方にお使いいただきたいのが、PLUME HAIR CARE(プリュムヘアケア)の毛髪補修3点セット。

毛髪補修3点セットはくせ毛を毎日見てきた美容師がくせ毛さんのためにお作りしたホームヘアケアセットです。

  • シャンプー
  • トリートメント
  • ヘアオイル

美容師監修毛髪補修3点セットはダメージ毛の性質に着目

後天的なくせ毛や生まれつきのくせ毛を悪化させるヘアダメージに着目し、インバスからアウトバスまで全ての製品に関して、次の3つにこだわりました。

  • やさしさ
  • 高い保湿力
  • 高い毛髪補修力

ヘアオイルをセットにすることで、一日中ダメージケアを可能にし、徹底したくせ毛対策ができます。

毎日のおうちケアで毛髪補修が可能です。

「キューティクルを美しく保ちたい」

「くせ毛を扱いやすくして毎日のヘアセットを楽にしたい」

そんなあなたはぜひ以下のボタンからチェックしてみてくださいね。

くせ毛とキューティクル、いつまでも綺麗な髪をキープしましょう

今回はくせ毛を毎日見てきた美容師がキューティクルの変化でくせ毛になる原因、後天的くせ毛の予防方法を解説しました。

キューティクルは髪を守るプロテクターのような役割をしています。

キューティクルが傷つくと以下のような理由で髪の毛がくせ毛になったり、くせ毛が悪化したりします。

  • 髪の内部が空洞化し、髪内部の水分バランスが崩れてくせ毛になる(水分バランスが崩れた髪の毛が湿気でうねりやすい)
  • 傷ついた部分は物理的に折れたり曲がったりしやすい

以上のことから、後天的なくせ毛を防ぐためにはキューティクルをダメージから守ることがポイント。

定期的なサロン通いも大切ですが、それよりも重要なのが日々のヘアケア

キューティクルを守るためにヘアケアの方法やヘアケアグッズを見直してみましょう。

ヘアケアグッズの選び方のポイントは3つ。

  • 髪にやさしいもの
  • 高い保湿力があるもの
  • 高い毛髪補修力があるもの

くせ毛をキューティクルの知られざる密接な関係。

美しい髪を保つために、少し丁寧なヘアケアを心がけてみませんか?

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