美容師解説!くせ毛に必要な湿気対策について「梅雨が憂鬱」な人へ

美容師解説!くせ毛に必要な湿気対策について「梅雨が憂鬱」な人へ

「湿気の多い日は、髪をセットしてもすぐにうねる」

「梅雨や夏は、毎年くせ毛のせいで髪型がきまらない」

こんなお悩みありませんか?

湿気のせいで思うような髪型を楽しめないと、気分が落ち込んでしまう方も多いでしょう。

そこで、くせ毛が湿気に弱い理由と「くせ毛の湿気対策」を解説!

湿気に負けないホームケアやスタイリングもご紹介します。

\ 教えてくれたのは /
    ヘアメイクアーティスト 江川 徹
    • ヘアメイクアーティスト
    • 江川 徹@tooru_f.hair_salon
    • 縮毛矯正、髪質改善が得意な東京・錦糸町を中心に活躍するベテラン。

くせ毛が湿気に弱い理由

くせ毛には2種類あります。

  1. ダメージを受けてうねりが出るようになったパターン
  2. 遺伝でうねるパターン

くせ毛が湿気に弱い理由は、髪の性質構造にあります。

ダメージによってうねるようになった髪

傷んだくせ毛は湿気を吸いやすい
傷んだくせ毛は湿気を吸いやすい

まず、ダメージを受けて髪がうねるようになった場合、直毛(健康毛)と比較して「髪内部」の水分量が少なく、とても乾燥しやすい髪質です。

また、損傷してしまった毛髪は内部にたくさんの空洞が存在しています。

直毛やダメージを受けていない健康毛は「撥水性(はっすいせい)」の髪質と呼ばれ、水をはじく性質を持っています。

しかし、ダメージを受けたくせ毛は「吸水性」の髪質。

というのも、ダメージなどにより撥水性のあるキューティクルが剥がれ落ち、髪内部にあるスカスカの空洞が、空気中の湿気水分を過剰に吸収してしまいます。

髪が水分を吸って「膨張」することで、うねったり広がる現象が生じやすいのです。

また、髪は本来「キューティクル」が表面を覆っており、外部刺激水分から守っています。

ところが、このキューティクルが剥がれてしまうと、外部刺激、湿気から髪を守るものがなくなる状態となります。

その結果、空気が乾燥しているときには内部のたんぱく質うるおいが流出しやすく、湿気が多い日には水分吸収が過剰に行われてしまうのです。

遺伝によってうねるくせ毛

遺伝によるくせ毛は毛髪内部のタンパク質分布が直毛とは異なる
遺伝によるくせ毛は毛髪内部のタンパク質分布が直毛とは異なる

遺伝でうねるようになったくせ毛は、毛髪内部のタンパク質配置が不均一です。

毛髪には、水を吸い込むタンパク質と、水を弾くタンパク質が存在しています。

直毛は均一に並んでいるのに対して、くせ毛はバラバラに並んでいます。

これが原因で髪の毛にねじれが発生し、うねりが起きるのです。

湿気が多い日でもくせ毛がうねらない3つの方法

湿気が多い日でも「くせ毛」をうねりにくくする方法は、大きくわけて以下の3つ。

  1. 毛先は重めの髪型にする
  2. 髪内部の補修ケアをする
  3. 油分で髪をコーティング

ひとつずつ解説していきましょう。

毛先は重めにカットする

毛先を軽くしすぎない
毛先を軽くしすぎない

毛先を重めに残しておくと広がりにくくなります。

また、梅雨や夏など、湿気の多い季節には毛先を少し重めにカットしたあと、スタイリングすることをおすすめします。

特に毛量が多い女性の場合には、軽くしすぎに注意しましょう。

毛量調節は大切ですが、湿気の多い季節に梳きすぎてしまうと、短い毛が長い毛を押し上げるように膨らんでしまいます。

また、アホ毛と呼ばれる短い髪も多発するようになるため、注意が必要です。

たとえば「冬は軽めに梳くけど、湿気の多い梅雨時には重めに仕上げる」といったように、季節や状態に合わせてカット方法を変えてもらうのも有効です。

湿気の多い日でも、できるだけまとまりのある髪型をキープしたい場合には、毛先を梳きすぎないようにしましょう。

逆に、うねりを抑えるのではなく、くせ毛を活かしたいと思っている方には「軽さのある髪型」をおすすめしています。

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髪内部の補修ケアをする

くせ毛が湿気に弱いのは、髪内部にできた空洞に原因があるとお話しました。

この空洞には、本来髪のたんぱく質である「ケラチン」などが詰まっているものです。

湿気に負けない髪を目指すには、髪内部の補修ケアを取り入れることが大切です。

くせ毛さんのシャンプーやトリートメント、ヘアオイルなどのヘアケア製品は、補修成分「ケラチン」が配合されているものを選ぶとよいでしょう。

キューティクルの補修・保護効果も得られるため、内部からたんぱく質が流出するのを予防し、さらに空気中の水分から髪を守る効果も期待できます。

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油分で髪をコーティング

湿気でうねるくせ毛は、髪を「油膜」でコーティングすることが大事。

水と油はお互いに弾き合う性質を持っています。

くせ毛は水分を吸収して膨張しやすいというお話をしました。

そのため、できるだけ水分を寄せ付けないことが、髪のうねりを効果的に予防する方法です。

油分を多く含んだスタイリング剤などを使用して、髪の表面を覆ってあげるのです。

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まとめ

今回は、くせ毛が湿気に弱い理由「湿気が多い日でもくせ毛がうねらない方法」を解説しました。

くせ毛には2種類あります。

  1. ダメージを受けてうねりが出るようになったパターン
  2. 遺伝でうねるパターン

そして、それぞれ、毛髪の内部構造から、湿気に弱いという特徴があります。

そこで、うねりにくくする対策は以下の3つです。

  1. 毛先は重めの髪型にする
  2. 髪内部の補修ケアをする
  3. 油分で髪をコーティング

ぜひ、この機会にくせ毛ケアを始めてみてはいかがでしょうか。

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