
忙しい朝、時間をかけずヘアセットしたいのに髪がパサパサ広がる、うねるせいでうまくまとまらない。
なぜ髪がパサついてまとまらなくなるのか、その4つの原因とそれぞれの対処法を現役美容師さんに解説してもらいました。
まとまらない髪の対処法はさまざまありますが、手軽さと即効性ならスタイリングが効果的です。
髪をまとめるためのおすすめのスタイリング剤、ヘアセット方法もご紹介します。
- ヘアメイクアーティスト
- Genki@geeeeenkii
- 渋谷CALAMARIの代表。
ブリーチやカラー、似合わせカットが得意。

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なぜ髪や毛先がまとまらない?考えられる4つの原因と対処法

髪や毛先がまとまらない理由は、大きくわけて以下の4つが挙げられます。
- くせ毛など生まれつきの髪質
- 髪のすきすぎ
- 髪へのダメージ
- 間違ったヘアケア
それぞれの原因を解説しながら、対策法をご案内します。
生まれつき、先天的なくせ毛で髪がパサパサ・ボサボサでまとまらない
髪がまとまらない原因1つ目は、生まれつきのくせ毛の髪質。
乾燥してパサつく、うまく髪がまとまらないのはもともとの髪質も原因の1つ。
くせ毛はまっすぐストレートな直毛と比べると、髪の毛の構造上、傷みやすく乾燥に弱いため、パサパサして広がりやすい髪質です。
くせ毛で髪がまとまらない場合の改善方法
- 縮毛矯正をかける
- くせ毛を活かした髪型にカットする
生まれつき、先天的なくせ毛の髪質は、根本的に「治す」ことは残念ながらできません。
もしサラサラでストンとした直毛のような髪にしたいなら、縮毛矯正が唯一、くせ毛の髪のうねりをまっすぐに「直す」方法です。
しかし、縮毛矯正は薬剤や熱を使うため、髪へのダメージが大きく傷んでしまう可能性が非常に高い施術。
ちなみに縮毛矯正と、ストレートパーマを一緒くたにしてしまいがちですが、実は次のような違いがあります。
- ストレートパーマ:基本的にパーマを戻すもの、薬剤のみでの施術
- 縮毛矯正:薬剤と熱を使用し、くせ毛の形状を変える
生まれつきのくせ毛のうねりが弱く、髪が乾燥してパサパサと広がりやすい髪質なだけなら、ストレートパーマでもまとまる髪にできることもあります。
ただし、強いくせ毛はストレートパーマではまとまる髪にはできません、縮毛矯正にすべきかどうかは美容師さんに相談してみましょう。
縮毛矯正をはじめる前に知っておいた方が良い情報を別ページで紹介しています、施術をご検討中ならぜひご一読ください。
髪を傷めてしまうだけでなく、止めるのも大変な縮毛矯正ではなく、もう1つの選択肢、くせ毛を活かしたヘアスタイルを選んでみませんか?
うねる、広がるくせ毛はまとまりにくいもの、しかし、そのうねりを活かすことで直毛さんが真似できないおしゃれな髪型をお楽しみいただけます。
くせ毛の髪質を活かしたおしゃれな髪型についてはこちらのページで紹介しています、ぜひご覧ください。
ヘアカットで髪のすきすぎると髪がまとまりにくくなる
髪がまとまらない原因、2つ目はヘアカット時の髪のすき過ぎです。
髪全体のバランスを取るために髪をすきますが、髪の量が多いと髪をすきすぎてしまうことがあります。
普段から髪が多いことにお悩みの方は、ヘアカットの際に美容師さんがこれくらいでどうですか?と聞かれても、ついついもう少し髪をすいてください、とリクエストしてしまいがち。
髪をすき過ぎて毛先がスカスカになると、パサついて広がる原因に。
髪をすくことが全て悪い訳ではなく、すき過ぎてをバランスを間違えてしまうと、毛先がバラバラになってまとまらなくなってしまいます。
この場合の対処法は、調整カットで毛先を整えてあげることでまとまりやすい髪にできますよ。
ヘアカットで髪をすき過ぎた場合の調整カット
髪のすき過ぎが原因で髪がまとまらないときの調整カットがどのようなものか、ご案内します。
こちらのお客様は、毛量が多いことにお悩みだったため、いつも髪を多めにすいてもらっていたそうです。
Beforeでは毛先がバラバラで広がりやすい状態、Afterは調整カット後、毛先がまとまっているのがお分かりいただけますね。
こちらの女性も、パサついていた毛先が調整カットでまとまりやすいショートヘアに。
縮毛矯正やサロントリートメントなし、ヘアカットと簡単なスタイリングのみでこんなにまとまりよく仕上がります。
美容室でカットしてもらうときは「髪をすき過ぎるとまとまりにくくなるので、バランスよくカットしてください」とオーダーしましょう。
ダメージを受けて傷んだ髪はパサついてまとまりにくい
髪がまとまらない原因3つ目は、髪のダメージ。
美容室でのパーマやヘアカラーなどの施術は髪へのダメージが非常に大きく、傷んでしまう原因になります。
ダメージを受けて傷んだ髪は、髪表面のキューティクルが開いて剥がれおち、髪内部から水分やタンパク質が流出して空洞ができたスカスカの状態に。
そうなると髪は乾燥してパサパサ、広がりやすくボサボサになってしまいます。
ダメージで髪がまとまらない場合の改善方法
髪は死滅細胞で作られているため、放置していても怪我をしたときの肌のように自己再生できません。
ダメージで傷んだ髪がまとまらない原因の場合は髪のダメージ予防と毛髪補修、この2つが大切です。
そのためには以下の2つの選択肢があります。
- 美容室での髪質改善(サロントリートメントなど)
- 髪質、髪の状態に合わせた正しいヘアケア
髪がパサパサ、ボサボサになったときに美容室の髪質改善メニュー、サロントリートメントを選ぶ方は少なくありません。
サロントリートメントでは、ダメージによって失われた水分や栄養を入れ込み、髪をコーティングすることで手触りをツルツルにして見た目を「一時的に」良くできます。
ただし、このコーティングは毎日のシャンプーでとれるため、数日から数週間で元のパサパサ・ボサボサの髪に戻ってしまいます。
美容室で何度もサロントリートメントを繰り返すのは時間もお金もかかります。
サロントリートメントの効果を長持ちさせるためにも、ダメージを受けて傷んだ髪には状態に合わせた正しいヘアケアを選ぶのがおすすめ。
傷んで水分やタンパク質が流出してしまった髪にうるおいを与え、内部から補修してくれるヘアケアアイテムを選ぶようにしましょう。
髪がまとまらないのは間違ったヘアケア・スタイリングが原因の可能性も
髪がまとまらない原因4つ目は、間違ったヘアケア・スタイリング。
もともとの髪質は良いのに、間違ったヘアケアやスタイリングで髪がまとまらなくなることもあります。
例えば以下のいずれかに心当たりはありませんか?
- 髪を乾かさずに寝ている
- とりあえず乾けばいいやと適当にドライヤーをかけている
- トリートメント(インバス・アウトバス)を使っていない
- 使用しているシャンプートリートメントが合っていない
髪が長いと乾かすだけでも大変ですよね。
美容室では毛量が多く長い髪型のお客様の場合、2人がかりで髪を乾かすこともあります。
それがご自宅だと一人で乾かさなくてはならないわけですから、本当に大変なお気持ち、よくわかります。
とはいえ、髪をまとまりやすくするためには、髪が濡れたまま寝てしまうのは絶対避けましょう。
髪が濡れているときは、表面のキューティクルが開いているため、髪を乾かさずに自然乾燥していると、その間に髪内部の水分がどんどん抜けてしまいます。
その結果、翌朝には髪の状態が悪化、まとまりが悪い髪に。
髪が濡れたまま寝てしまうと、寝ぐせがつきやすいのもデメリットですね。
寝ているときには寝返りなどで髪がぐしゃぐしゃになってしまうため、翌朝は悲惨な状態になることが多いです。
また、トリートメントを使っていないと髪はまとまりにくくなります。
トリートメントには髪をしっとりとまとめてくれる成分が配合されています。
シャンプーだけ、リンスインシャンプーだけだと、髪がパサついてボリュームが出てしまうのでご注意を。
シャンプー&トリートメント選びも重要です。
シャンプー&トリートメントをしても髪がまとまらない場合、髪質・髪の状態に合っていないものを使っている可能性が高いです。
ホームケアが原因で髪がまとまらない場合の改善方法
- お風呂上がりは丁寧に髪を乾かす
- トリートメント(インバス・アウトバス)を使う
- シャンプー&トリートメントを見直す
お風呂あがりの濡れた髪は、しっかりとドライヤーで乾かすようにしましょう。
ドライヤーは比較的リーズナブルなものから、多機能で高価なものまでさまざまありますが、しっかりと髪をブローできるものならOKです。
風力が強くて早く乾くものを選ぶことで、髪への負担も大きく減らせます。
シャンプー&トリートメントが合わないと感じたら、あらためて見直してみると良いですよ。
洗浄力の強すぎるシャンプーは健康な髪なら問題ないものの、傷んでしまった髪には乾燥を促してしまうこともあります。
マイルドな洗浄力を持つ界面活性剤、アミノ酸系やベタイン系シャンプーを試してみてくださいね。
トリートメントで注目すべきは成分、まとまりにくい髪は乾燥しているもの、うるおいを与えて保湿でき、さらに傷んでしまった髪を内部から補修できる成分が含まれているものが良いです。
もっとも身近なヘアケアで、かつ毎日使うシャンプー&トリートメントだからこそ、見直すことでまとまりやすい健やかな髪へ近づける最初の大きな一歩になりますよ。
すぐに髪をまとめたいならスタイリングが効果的

ここまで、髪がまとまらない4つの原因とそれぞれの対処法をご紹介しました。
縮毛矯正やヘアカットなど比較的即効性のある対処法もありましたが、「薬剤を使う施術はしたくない」「おうちで今すぐどうにかしたい」そんな方もいらっしゃるはず。
今からすぐに髪をまとまりよい状態にしたい、それならスタイリングで解決しましょう。
まとまるスタイリングのポイントを解説しますね。
髪をまとめるためのスタイリング剤を使う
ヘアセット、スタリイングで髪をまとめるときに大切なのはスタイリング剤選び。
スタイリング剤と聞くと、動きを出すもの、髪を固めるものといったイメージが強いですが、実はスタイリング剤でも髪をまとめるタイプが販売されています。
いろんな種類のあるスタイリング剤、その中でも傷んでまとまりにくくなった髪には水分より油分が多いアイテムが良いです。
その理由は、水分は時間の経過とともに蒸発してしまうため。
カサカサに荒れたお肌には、化粧水だけでなく乳液やクリームなどの油分を補いますよね、髪の毛も同じです。
例えばヘアミストは成分のほとんどが水。
付けたときには髪がまとまるけど、時間が経つと広がってしまうと感じること、ありませんか?
これは、ヘアミストの水分が髪にとどまっていられないため。
また、くせ毛やダメージ毛は水分を含むと、膨張してうねりや広がりが出やすくなる性質があります。
だからこそ、油分多めのヘアケアアイテムがおすすめ、例えばヘアオイルやヘアバームは、髪をまとめるスタイリングに最適です。
ヘアオイルは、スタイリング剤?とハテナがつくかもしれませんが、髪をまとまりやすくする意味では大活躍します。
ヘアバームとは、ミツロウや天然のオイルを主成分としたスタイリング剤のこと。
油分メインで作られているため、パサパサと広がる髪もしっとりとナチュラルにまとめてくれます。
髪をまとめるスタイリング方法
それでは、ヘアオイルとヘアバームを使った髪をまとめるスタイリング方法をご紹介しますね。
- ヘアオイルをつける
- ブラッシング
- ドライヤーでブロー
- ヘアバームを馴染ませてヘアセット
1.ドライヤー前にヘアオイルを髪に馴染ませる
寝ぐせ直しなどのために髪が濡れているときには、ドライヤー前にヘアオイルをつけましょう。
(もちろん乾いている髪でもOKです。)
適量を手に取り、パサつきやすい毛先を中心にヘアオイルを塗布していきます。
塗るのは大体耳上あたりまででOK。
2.ブラッシング
ブラッシングすることで、ヘアオイルが満遍なく馴染みやすくなりますよ。
3.ドライヤーでブロー
ドライヤーは頭から20センチほど離し、上から下の方向に風を当てるようにしましょう。
キューティクルの向きに合わせることで、ツヤが出やすくなりますよ。
乾かす順番は根本→中間→毛先。
毛先はとても乾きやすい部分、毛先を先に乾かしてしまうと、乾かし過ぎでパサパサと広がってしまうことも。
乾きにくい根本や襟足、耳上から乾かしましょう。
その間に毛先はほぼ乾くので、最後にサラッと乾かすだけでOKです。
ドライヤーは一点に当てないように、小刻みに振りながら。
ある程度乾いたら、ブラシで少し引っ張りながら乾かすとまとまりやすくなります。
まとまる髪にするためにはドライヤーで乾かしすぎないこともポイント。
8、9割乾いたと感じるところでストップ。髪の毛に手で触れてみて「まだ少しひやっとするかな?」と感じるくらいが目安。
最後にドライヤーの冷風でキューティクルを閉じれば完成です。
冷風を使うことで髪の毛にツヤが出ますし、ドライヤー後の髪の毛の爆発も抑えられますよ。
髪が乾いている状態であれば、ブラシを使うところからやってみてくださいね。
4.ヘアバーム(ワックス)をつけてヘアセット
最後に、髪がまとまりにくい部分を中心に髪全体にヘアバームを馴染ませます。
ヘアバームを適量とり、温めながら手のひらに伸ばします。
つけすぎないこと、それからしっかり伸ばしてから髪につけるのがコツ。
ヘアセット前と、ヘアセット後を比較してみましょう。
ヘアオイルとヘアバームバーム(ワックス)を使っただけのスタイリングなら、ご自宅で簡単にまとまりやすい髪型を作れますね。
保湿、毛髪補修のできるスタイリング剤のご紹介
髪がまとまらない原因のひとつ、髪へのダメージで傷んだ髪。
そんな傷んでしまった髪を、まとめるためのスタイリングをしながら、同時に保湿・毛髪補修もできたら嬉しいですよね。
そこで髪ナチュラ編集部がおすすめするのが、プリュムヘアケア「2STEPアウトバストリートメント」です。
9,300円(税込)〜
9,300円 (税込)
9,800円 (税込)
2STEPアウトバストリートメントに使うプリュムヘアヘアオイルとプリュムワックスは、くせ毛の髪質に悩むお客様のカット、スタイリングを担当してきた美容師が、その知識と経験を活かして作ったヘアケアアイテムです。
傷みやすく乾燥に弱い、というくせ毛の髪質はダメージヘアと似ており、まとまりにくい髪を労りながらツヤ、まとまりのある状態に導いてくれます。
2STEPアウトバストリートメントについて
プリュムヘアオイルは、毛髪補修成分配合のヘアオイル。
5,800円(税込)〜
髪の内側から補修して「しっとりまとまる髪」を実感していただけます。
使い方はとっても簡単。ドライヤー前やスタイリングの前の髪に馴染ませるだけ。
たったこれだけのケアをプラスするだけで、毛髪補修と保湿が可能。
ドライヤーやアイロンでの熱や摩擦ダメージからも髪を守ってくれます。
続いて、ヘアバームタイプのプリュムワックスは、ヘアセットと同時に保湿・ヘアケアもできるスタイリング剤。
3,500円(税込)〜
ミツロウやホホバ種子油・アルガニアスピノサ核油などの天然油分でしっとりツヤのある髪にまとめてくれます。
「まとまらない髪を今すぐなんとかしたい」
「夏や梅雨など湿気の多い日の広がる髪をまとめたい」
こんなお悩みをお持ちの方にぴったりです。
軟膏のようなテクスチャーでしっかりまとめる一方、ベタつかず固まらないため、つけた後でもブラッシング可能、スタイリング時も快適に過ごせますよ。
2STEPアウトバストリートメントは時間や手間がかからないため、ご自宅で簡単に取り入れられて毎日続けいやすいのもおすすめのポイント。
まとまらない髪を抑えるだけでなくツヤを与えてくれるため、ナチュラルな美髪に見せてくれるのも2STEPアウトバストリートメントのいいところ。
プリュムヘアオイルで保湿&毛髪補修、プリュムワックスでスタイリング&保湿・ヘアケア、この簡単2ステップでツヤツヤ、ストンヘアを手に入れましょう。
9,300円(税込)〜
9,300円 (税込)
9,800円 (税込)
髪がまとまらないことにお悩みの方へ、美容師からのアドバイス
髪がまとまらない4つの原因と、それぞれの対処法を現役美容師さんに解説してもらいました。
4つの原因とは以下です。
- くせ毛など生まれつきの髪質
- 髪の梳きすぎ
- 髪のダメージ
- 間違ったヘアケア
それぞれの原因に合わせた正しい対処法で髪を上手にまとまるようにしましょう。
今すぐにまとまらない髪をなんとかしなきゃいけない!それならスタイリングで解決。
プリュムヘアケア「2STEPアウトバストリートメント」でツヤ、まとまりのある髪に。
毎日簡単に続けられるサロンクオリティのヘアケア・ヘアセットが実現できますよ。
まとまらない髪でお悩みなら、ぜひ一度試してみてくださいね。
9,300円(税込)〜
9,300円 (税込)
9,800円 (税込)